眉は顔の印象を左右するパーツ。きちんとお手入れして整えたいけど、やり方がよく分からない…とお悩みの方もいるのでは?今回は、人気ヘア&メイクに聞いた、眉毛の整え方や眉ケア方法、濃い眉さん、太眉さん、薄眉さん向けの描き方をご紹介します。
Contents
ベストな頻度は?今どき眉毛の整え方
人気ヘア&メイクが教える今どき眉の整え方
眉毛やまつげ、うぶ毛など、意外に顔の印象を左右している“毛”。ほんの少しのテクニックで、きれいに差がつく“毛の極意”知りたいですよね。ということで、普段うっかりやってしまいがちなNG行動からひもとく、正しい“毛”の扱い方について、その道のプロに詳しく教えてもらいました!
教えてくれたのは…ヘア&メイク・paku☆chanさん
「眉の毛の処理を毎日している」は実はNG!
正解は…1週間に1度がベスト!
「自眉を活かした自然な仕上がりが最近の眉トレンド。整えすぎず、あえて毛を生やすほうが今っぽい印象になります。人によって毛周期は異なりますが、毎日ではなく1週間に1度くらいのペースに抑えましょう」(paku☆chanさん)
①最初から剃らずにまずはハサミ!
「まず最初になりたい形を決めて、そこからはみ出した毛をハサミでカット。わかりにくい人は、なりたい形に眉を描いてから処理しましょう。不要な毛は剃らずハサミで切ると毛の余韻が残り、今っぽいナチュラルな眉に」(paku☆chanさん)
☆ベース作りはハサミを使う!
②スクリューブラシでとかして目指す形から外れる毛のみカット
「なりたい形から明らかにはみ出す毛をハサミでカットしたら、眉全体をスクリューブラシで毛流れに沿ってとかして。眉山は眉尻に向かって斜め下にとかし、なりたい形からはみ出る毛が出たら、その部分だけカット」(paku☆chanさん)
③毛が短すぎない自然な毛並みの眉に!
「なりたい形からはみ出す毛のみをカットすると、処理しすぎていないナチュラルな眉に。眉の上の細いうぶ毛はあえて残したほうが、自然で今っぽい仕上がりに。処理するなら、眉山から内側の濃い毛のみカットして」(paku☆chanさん)
☆眉上のうぶ毛は残す!
整えすぎるのではなく、自然な仕上がりを意識すると今っぽ眉になれるみたいですね。ぜひ試してみて♡
脱毛クリームは危険!?プロが推す眉ケア方法
「眉にも脱毛クリームを使ったほうがきれいに処理できる」は実はNG!
正解は…セルフで脱毛クリームは危険!眉サロンに頼るのも手
「皮膚が薄い眉周りに脱毛クリームを使うのはNG。きれいに処理したいなら、眉サロンに行ってみて! 自分では気付けない毛流れのクセや自然な整え方を教えてくれるので、プロに頼ってみるのも美眉への近道です」(paku☆chanさん)
眉の毛の処理は、セルフとサロンを組み合わせて行うと上手くできそう!
眉色は髪色に合わせるが正解?今っぽ眉色はこれ!
■今っぽい眉の作り方とは?
「眉の毛や髪色に合わせたアイテムを使っている」は実はNG!
正解は…ほんのり暖色がダンゼン今っぽい!
「もちろん、眉を髪の色に合わせるのが絶対にいけないわけではありませんが、あえてアイメイクの色と合わせる方があか抜けて見えます。カラーマスカラを持っておくとメイクの幅が広がるはず! まずは暖色系の眉が挑戦しやすいですよ」(paku☆chanさん)
■今っぽやわらか暖色眉の作り方
使用アイテム
a:アイブロウパウダー
色を調整しやすい多色アイブロウパウダー。
b:アイブロウペンシル
暗めトーンの細いペンシル。自眉っぽく描ける!
c:アイブロウマスカラ
ふわっと色付くベージュピンクの眉マスカラ。小回りが利く極細ブラシ。
HOW TO
①スクリューブラシで毛並みを整える
まずは毛並みを整えて自眉の状態を観察。斜め45度の角度でスクリューブラシをあててとかし、毛をしっかり立たせて描き足す部分を見極める。
②ブラウンのパウダーを自眉に沿ってのせる
aの中央と右から2番目をブラシで混ぜ、眉の中央から眉尻に向かって、自眉に沿ってのせる。ブラシに余ったものを眉頭に、下から上にサッとON。
③毛がない部分にペンシルで肉付け
bで毛の隙間を埋めるようにスッスッと描き足す。そのあとスクリューブラシで地肌には触れず、毛くすぐるように軽くとかしてなじませる。
④マスカラをティッシュオフし、全体に塗る
眉頭は上に向かって、中央は毛を逆立ててcを塗り、全体をカラーリング。最後に毛流れを整え、さらにスクリューブラシで軽くとかして完成!
髪色に合わせた眉
パウダー、ペンシル、マスカラをすべてブラウンで仕上げた眉。きれいめな印象にはなるけれど、おしゃれな雰囲気は△。
暖色を使った今っぽ眉
眉マスカラをベージュピンクにするだけで、ぐんとこなれた印象に。眉が明るくなると肌色もトーンアップして見える!
髪の色に合わせるのも良いけれど、暖色で工夫した方が断然今っぽい! 参考にしてみて。
■眉マスカラの正しい塗り方
「眉にマスカラを塗るときは、全体を眉尻に向かって塗るとムラなく塗れる 」は実はNG!
正解は…眉の毛流れに沿って塗ると立体的な仕上がりに
「全体を眉尻に向かって横に塗ると、立体感がないベタッとした印象に。眉頭は上、眉の中心は眉尻に、眉尻は斜め下に…と毛流れに沿って塗って。しっかりマスカラで染めたいときは、毛が密集して濃くなる中心部分の毛を逆立てて塗るときれいに仕上がります」(paku☆chanさん)
眉マスカラでベタッとした不自然な印象に仕上がってしまうのはもったいない。毛流れを意識して塗ってみてください♡
【濃い眉さん向け】今っぽ洒落眉の描き方2選
顔印象を決めると言っても過言ではない眉。今回は濃い眉のCanCamスタッフ2名をpaku☆chanさんが今っぽ眉にメイク! 自分に似た眉を探してメイクの参考にしてみて♪
基本の使用アイテム
a:アイブロウパウダー
色を調整しやすい多色アイブロウパウダー。今回は全員共通で中央と右から2番目を混ぜた色を使用します。
b:アイブロウペンシル
暗めトーンの細いペンシル。自眉っぽく描ける!
c:アイブロウマスカラ
ふわっと色付くベージュピンクの眉マスカラ。小回りが利く極細ブラシ。
【1】まろ型まばら眉
BEFORE
眉尻が丸いまろ型。剃りすぎて毛がまばらに生えている状態。
■+αアイテム
AFTER
- ふわっと描けるペンシルでよりリアルな毛を演出
まろ型まばら眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①不要な濃い毛は抜く
毛が濃い人の場合は、不要な毛はカットするより抜いたほうがきれいに仕上がる。
ポイント②ペンシルでリアルな毛っぽく
追加したペンシルで眉の輪郭を描いたあと毛がない部分を描き埋め、aを重ね立体的に。
【2】濃いめ山なし眉
BEFORE
こまめに剃りすぎて眉山が生えてこなくなってしまった状態。
■+αアイテム
AFTER
- 眉山を自然に作り赤みで硬い毛質をやわらかく
濃いめ山なし眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①毛がない部分はパウダー×ペンシルを
aをなりたい形に沿ってのせ、眉山にはbも。毛が硬く濃いので赤みのマスカラが◎。
ポイント②眉山付近のうぶ毛はぼやけるので処理
眉山はないですが、その周りにうぶ毛があると輪郭がぼやけやすいのでカミソリで剃る。
【太眉さん向け】今っぽ洒落眉の描き方3選
続いて、太い眉のCanCamスタッフ3名をpaku☆chanさんが今っぽ眉にメイク!
【1】毛長め三角眉
BEFORE
眉頭の毛が薄く、中央が膨らんで眉尻が下がっている三角眉。
■+αアイテム
AFTER
- 眉頭は眉間寄りにパウダーをのせて三角形をすらっと見せる
毛長め三角眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①眉頭は眉間寄りにパウダーをのせる
眉頭を眉間に近づけるようにaをのせ自然な影に。毛が濃いのでマスカラは赤茶が相性◎。
ポイント②下に伸びすぎた毛はカット
眉下の毛はなりたい形からはみ出る毛をカット。眉上は余分な毛がないのでノータッチ。
【2】ほわほわ太眉
BEFORE
眉山がしっかりあり、眉尻が短めのコンパクトな形。
AFTER
- 眉尻をスッと長めに描き太眉をスマートな形に
ほわほわ太眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①眉尻をすっと描いてすっきり見せる
aを眉全体にのせたあと、bで眉尻を描き足し、眉の横幅をプラス。太眉でもすらっとした印象に。
ポイント②うぶ毛と長い毛をカット
太眉は毛の余韻を残すと輪郭がぼやっとするので、なりたい形からはみ出る毛をカットしてから、抜く。
【3】太めつり眉
BEFORE
毛は長めで自然だけど、眉尻がないため直線につって見える!
AFTER
- 毛がない眉頭と眉尻に描き足して平行眉に矯正
太めつり眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①眉山の高さに合わせるように眉頭にパウダーを
眉山の高さにそろえて眉頭にaをのせ、眉頭の下のラインにそろえて眉尻をbで描き、平行眉に。
ポイント②下の長い毛は切ってスマートに
なりたい形からはみ出る毛をカット。全体の毛はちょうどいい長さなので短くカットしすぎないで!
【薄眉さん向け】今っぽ洒落眉の描き方4選
引き続き、薄眉のCanCamスタッフ4名を人気ヘア&メイク・paku☆chanさんが今っぽ眉にメイク!ぜひ、薄眉さんはメイクの参考にしてみて♪
【1】毛長め細眉
BEFORE
毛質がやわらかく、1本1本が長めに生えている薄めの細眉。
AFTER
- 眉の上下1㎜くらいに肉付けして自然な太さに
毛長め細眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①隙間を埋めるようにパウダーをON
毛が生えているいちばん外側にブラシを置き、aを全体にのせる。bで隙間を埋めて、自然に肉付け。
ポイント②はみ出る毛だけ少し切る!
眉の上下に毛がないので処理せずOK。スクリューブラシでとかしてなりたい形からはみ出た毛をカット。
【2】スマートまばら眉
BEFORE
形はすらっとしているけれど、眉の中に隙間が多数あり!
AFTER
- 形に沿ってパウダーをのせて毛がない部分はペンシルを
スマートまばら眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①ペンシルでリアルな毛っぽく描く
aを眉の形に沿って全体にのせ、bで毛がない部分にのみ描き足す。仕上げに眉マスカラでふわっと眉に。
ポイント②うぶ毛を剃ってすっきり
眉山付近に毛があると形がぼやけるので処理を。細いうぶ毛はハサミではなくカミソリで剃るのがベスト。
【3】平行ブリーチ眉
BEFORE
毛の黒がなくなるくらいしっかりブリーチした状態。
■+αアイテム
AFTER
- 形はそのままでマスカラのピンクを際立たせる
平行ブリーチ眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①ペンシルは使わずやわらかさを活かす
処理する毛はないので、パウダーの上の色を眉全体にのせ、cでしっかりカラーリング。
ポイント②ラメパウダーで洒落感UP!
ブリーチした眉はカラーマスカラをより楽しめるのが利点。ラメ入りパウダーも映える!
【4】薄めボサ眉
BEFORE
全体的に毛が多め。4年前に行ったアートメイクの跡があり。
■+αアイテム
AFTER
- 眉の上下の毛を処理してすっきり見せる
薄めボサ眉のお手入れ&描き方のポイント
ポイント①うぶ毛はハサミでカット
まぶたまで生えている毛と、なりたい形からはみ出た毛をカット。すっきりした形に。
ポイント②アートメイクの名残を生かして眉尻を描く
aを眉全体にのせ、アートメイクの延長線の眉尻にbで描く。マスカラはピンク強めでやわらかく。
薄眉さんは自然に隙間を埋めたり形を整えたりすることが大切。是非参考にしてみて♡
※ご紹介した内容は2022年10月27日現在のものです。時期によっては、お取扱いが終了している商品もございます。
※取材にご協力いただいた方の肩書等は取材時点のものです。