マスクで顔の大半が隠れるニューノーマル時代は、以前よりも“眉”が印象を左右します。やわらかい印象に仕上がる太眉で今っぽい表情に! 今どきの太眉に仕上げるコツ、おすすめアイテムをご紹介します。
プロに聞く!今っぽい眉の「太さ」や整え方
顔の印象を決める重要なパーツといえば、眉。そんな眉の描き方のコツを人気ヘア&メイクのGeorgeさんに聞いてみました!
目と眉の黄金バランス、これが正解!
Q.眉の間の距離、眉と目の間の距離、ベストなバランスはありますか?
A.眉の間は目頭と鼻筋の間、眉と目の距離は近いほうが美人に見える!
眉の間は目頭と鼻筋の間に左右の眉頭がくるくらいが、いちばんきれいに見えるバランス! 眉と目の間の距離は人によってバラバラなのでベストな距離は言い切れませんが、間が狭いほうが顔全体が間延びせず、顔が小さく美人に見えます。
あまり意識しなかった眉の間や目との距離もちょっとのこだわりでグッとあか抜けるかも。自分なりのベストバランスを探してみてください!
大事なのは鏡の位置!眉を左右均等に描くコツ
Q.眉毛を描くときに左右均等にするコツは?
メイクをするとき、多くの人がどうしても鏡を顔より下に置いてしまいがちですが、その状態で眉を描くと、正面から見たときに非対称な形になってしまう原因に。眉を描くときは、顔に対して鏡をまっすぐに持つこと。この基本のきを押さえるだけで、眉を左右均等に描きやすくなるはず!
●眉を描いたあと、あごを上げて左右の眉頭の高さが同じか確認!
鏡の位置は正面のまま、あごを少し上げて左右の眉頭の高さをチェック。同じ高さであれば、バランスのよい眉に描けています。
眉毛のグラデーションを綺麗に書くには?
Q.眉毛のグラデーションが上手にできない…どうしたら?
A.眉尻から描くとキレイに描けます!
眉のグラデーションは、眉尻が濃く眉頭が薄くなるバランスにすると顔が引き締まり、小顔に見えます。濃いパウダーで眉下の輪郭を引いたあと、眉尻から中央に向かって描き、薄いパウダーを最後に眉頭にサッとのせて。
How to
1.眉の下に濃いめのパウダーでラインを取る
眉頭1cmほど空けて、濃いパウダーで眉下の輪郭を引きます。
2.眉尻から中央まで濃いめのパウダーをのせる
眉頭1cmほど空けて、眉尻から中央に向かって描きます。
3.眉頭に薄いパウダーを下から上にのせる
眉頭1cmほど空けたところに、薄いパウダーをサッとのせます。
完成!
眉メイクはつい眉頭から描きがち…。綺麗なグラデーションを作るには眉尻から描くのを意識してみて!
毛がない部分を描き足すコツ
地眉がしっかりと生えていて描き足す必要がない場合を除いて、そもそも眉毛が少ない場合や、生えていない部分がある場合はどうのようにして描き足すのがベターなのでしょうか。
Q.毛がない部分に自然に描き足すにはどうしたらいいですか?
毛がない部分にパウダーで描き足すと、眉が粉っぽくなり不自然に見えがち。薄いパウダーでベースの形となる眉の輪郭を描いたあと、毛がない部分にのみ、眉専用のリキッドペンシルで少しずつ描き足してみて。リキッドは毛のように繊細な線が描けるので、自然に隙間が埋まり、描いた感のない眉を作れるんです!
Before
After
■おすすめリキッドペンシル
太眉にしたら、なんだか不自然に…そんなときは?
柔らかく、あか抜けた印象になる太眉。いざ挑戦してみると、なぜか西郷隆盛風のゴリゴリ眉になった!なんて経験はありませんか? 太眉のコツも聞いてみました。
Q.太眉にすると西郷隆盛みたいになっちゃいます…
A.アイブロウパウダーの薄い色で描こう!
濃いパウダーを眉全体にのせると眉だけが目立ち、のっぺりした印象に! アイブロウパウダーの中間色と薄い色を混ぜ、少しずつ肉付けしてみて。立体感のある、ナチュラルな太眉に仕上がります。
NG:濃いパウダーを全体にのせる
濃い色で一気に肉付けするのではなく、中間色や薄い色を上手に活用し調整しましょう♪
透け感のある太眉づくりのやり方
抜け感バツグンの“透け眉”
太くて濃い、ではなく透け感のある眉が今トレンド! 抜け感のある眉で旬顔を目指しましょう♡
What’s“透け眉”
眉頭はほんのりパウダーを感じる程度にぼかし、毛の“黒さ”をマスカラで薄くしてなじませた眉のこと。パウダーとマスカラのみで、ふんわりとナチュラルに作るのがポイントです♪
How to
①ピンセットでまぶた側の毛を抜く
ストレート気味のアーチ型の輪郭から外れるまぶた側の毛を抜きます。ハサミで切ると不自然に見えるので、ピンセットで抜くのが◎。眉上のうぶ毛は、あえて残すとナチュラルに見えます!
②皮脂吸着パウダーを眉全体にのせる
皮脂吸着パウダーをブラシに取り、一度手の甲で余分な粉を落としてから、眉全体にのせます。こうして眉の油分をしっかり抑えると、このあとのせる眉パウダーがベタッとつかずにふんわりと発色し、抜け感がUP!
■ふわっと感を底上げする皮脂吸着パウダー
肌の余分な皮脂を吸着し、サラサラなマット肌に仕上がるフェイスパウダー。
③眉パウダーで輪郭を描く
こげ茶パウダー(使用パレットの右)を細いブラシに取り、眉頭5㎜くらい空けたところから眉尻に向かってブラシを動かして、ストレート気味のアーチ型に輪郭を描きます。眉頭は指でなでるようにして、パウダーをぼかして。
■眉になじむこげ茶パウダー
左はマット質感のワックス。ブラシ、チップ、スクリューブラシ、ピンセットがIN!
④眉マスカラで全体をブラッシング
眉マスカラの容器のフチで余分な液を落としてから、眉頭から眉尻に向かって、毛流れに沿って塗ります。毛量が多い中心は重ね塗りして色をのせ、黒い印象を薄く。逆立てて塗ると毛がベタッとするのでNG!
■細いブラシで毛をしっかりキャッチ!
毛の黒さを和らげるナチュラルブラウン。
【韓国メイク】ナチュラルな太眉の描き方
ほわっと色素薄めな太眉プロセス
韓国女子の間で話題の“クアンクメイク”。そんなクアンクメイクは、毛がやわらかそうなふんわり眉が特徴。“クアンクメイク”から学ぶトレンド眉の作り方をご紹介します♡
How to
①眉毛を広げるようにスクリューブラシで整える
太さを出したいため、眉毛を広げるよう毛流れを整えます。短毛の人は、次のステップへ。
②平行太眉を目指し足りない部分を薄く描く
目の縦幅3分の2を目安に、足りない部分の眉毛をペンシルやパウダーで描き足します。
■USE ITEM:眉毛1本1本描き足せる!極細芯アイブロウ
③髪の色より明るい色の眉マスカラをオン
ベチャッとつかないように注意しながら、毛流れに沿って眉マスカラで色をのせます。
■USE ITEM:高発色でふわ眉に仕上がる眉マスカラ
完成♡ 黒髪さんでも、眉は明るい茶色に仕上げると雰囲気が出ます♪
しっかり眉さんのナチュラルな太眉
元々の眉1本ずつが太くて硬く、本数が多い、しっかり眉さんのための、ナチュラル美人眉の作り方を、人気ヘア&メイクのpaku☆chanさんに教えてもらいました!
「マスク生活に入るまでは、少しボサッとした印象の眉がトレンドだったはず。けれども、周囲の視線が以前よりも目元に集中するようになった今は、そのままだとちょっと雑で子供っぽい印象を与えがち。ナチュラル美人眉は眉山が自然にあり、眉尻がシュッと流れるように細くなるのがポイント。きちんと感があり、洗練された顔立ちに導いてくれますよ。複数の眉コスメを使い、作り込んだ感がないように整えるのもコツです」(paku☆chanさん)
眉毛が濃い人向け!ナチュラルな美眉の作り方
How to
①スクリューブラシでとかし毛流れを整える
基本的に眉頭はやや斜め内側、中間は斜め外側、眉尻側は斜め下に向かって生えています。その毛流れに従ってスクリューブラシでとかすと薄い部分がわかり、濃くなる失敗を防げます。
②超極細眉ペンシルで薄い部分へ短い線を引く
塗るのではなく、薄い部分の毛流れに沿って1本ずつ線を引くのが正解。斜め下に向かう毛流れに沿って、眉の上辺から斜め下へ眉と同じ長さの短い線を引いて補っていきます。
使用アイテム
直径0.9㎜! ダークブラウンの超極細芯で、足りない毛を1本ずつ再現。
③眉パウダーをふんわりのせやわらかそうな毛質へ演出
眉パウダーの真ん中の色をブラシにとり、眉の中間、眉尻、眉頭の順に矢印の方向へ力を入れずに重ねます。すると、2で補った部分がなじむ&ふんわりやわらかそうな毛質に。眉パウダーは最後までブラシにつけ足さないで。
使用アイテム
濃淡2色のブラウンと、もちを高める眉ベースのセット。
④マットな眉マスカラで表面だけをカラーリング
眉マスカラをティッシュで押さえて余分な量をオフした後、眉頭から眉尻へ向かって眉表面を優しくなでるように2〜3回すべらせます。ボサッとするので、眉尻側からは塗らないこと!
使用アイテム
ツヤ感控えめ。黄みを帯びたブラウン。
完成♡
バランスがよく見えるのは、口角と目尻を結んだ延長線上に眉尻がある眉。長すぎる人は、これを基準に眉尻をカットするのもおすすめです。
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