気を抜くと、いつのまにか「夏風邪」って引いてしまいがちですよね。
暑い屋外とエアコンがガンガンに効いた室内の寒暖差、アウトドアでたくさん遊んで疲れが出た……。さまざまなパターンがあるかと思いますが、意外とあなたの周りにも風邪を引いてしまっている人、いませんか?
今回は、大鵬薬品工業がまとめた、そんな「夏の風邪」にまつわる10のクイズをご紹介します。(監修:漢方内科医・桑島靖子先生)
「夏の風邪」経験者に聞いた正答率とあわせて見ていきましょう! 考えてから解答を見ていってみてくださいね。
●意外と知らない! 【夏の風邪】に関する10のクイズ
【原因編】
Q1:「オフィスの乾燥」が「夏の風邪」を助長する?
<解答> × (正答率77%)
「夏の風邪」の原因となるウイルスは「乾燥」より「多湿」を好みます。
Q2:「夏の風邪」の初期症状は「寒気」?
<解答> × (正答率56%)
「のどの痛み」です。
Q3:「夏の風邪」の原因は「冬の風邪」と同じ?
<解答> × (正答率67%)
夏の風邪と冬の風邪では、実は原因となるウイルスが異なります。
【症状編】
Q4:症状が長引きやすいのは「冬の風邪」?
<解答> × (正答率64%)
「夏の風邪」のほうが長引きやすい傾向にあります。
Q5:「夏の風邪」の特徴は「頭痛」?
<解答> × (正答率73%)
特徴は「のどの痛み」です。
Q6:「夏の風邪」は「冬の風邪」より<高熱>に悩まされやすい?
Q7:「夏の風邪」はウイルス感染が原因?
<解答> ○ (正答率38%)
【対策編】
Q8:「夏の風邪」に効きやすいのは「葛根湯」?
<解答> × (正答率64%)
葛根湯は「冬の風邪」に効きやすいものです。
Q9:「夏の風邪」と「冬の風邪」は同じ対策でよい?
<解答> × (正答率64%)
症状が異なるので対策が異なります。
Q10:「夏の風邪」には「汗を出すこと」が有効?
<解答> × (正答率48%)
汗を出すことが有効なのは「冬の風邪」です。
【解説】冬の風邪、夏の風邪の違いって?
「冬の風邪」は、ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルスなど低温乾燥を好むウイルスが原因となることが多く、寒気やふるえ、節々の痛みや首筋のこわばりなどの症状が特徴です。
一方で「夏の風邪」は、コクサッキーウイルスやエコーウイルス、アデノウイルスなど高温多湿を好むウイルスが原因となることが多く、まずのどが腫れ、発熱が強く起こり、鼻やのどから気管支へ進行するのが特徴です。
「のどが痛い」って、なんとなく見過ごしてしまいがちな症状ですが、実は夏の風邪の重要なサイン。ちょっとでも変化を感じたら、バランスのいい食事をし、睡眠をとって体をいたわり、悪化して長引く前に治してしまいましょう。
どんなに楽しい夏のイベントがあっても、健康なしには何もできません。正しい知識を身につけて、素敵な夏をお過ごしください♪(後藤香織)
情報提供元/大鵬薬品工業
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