突然ですが、みなさん自分が「親から自立したなぁ」としみじみ実感できたのはどんなときでしたか？
学校を卒業したとき？ 成人式を迎えたとき？ それぞれのシーンに思い入れがあると思いますが、やはり「初任給をもらったとき」の実感は格別ではなかったでしょうか。やっと一人前の大人になれた気がしますよね。
今年の新社会人たちも、そんな思いは同じのようです。
◆初任給をもらうことで「親からの自立を実感する」人は83％
2017年度の新社会人を対象に行ったアンケートによると、「親からの自立を感じられると思うタイミング」は次のような結果になりました。
【「親からの自立」を感じられると思うタイミング】
1位 就職し、初任給をもらったとき（64.3％）
2位 結婚をしたとき（50.7％）
3位 大学・大学院を卒業したとき（42.2％）
他の回答を大きくおさえて1位に輝いたのが「初任給をもらう」タイミング。なんと成人式の約3倍近い割合です。
また、初任給をもらうことで自分の気持ちや親子関係に生まれる変化については、こんな回答が集まりました。
【（初任給をもらうことによる）自身の気持ちや親子関係の変化】
●「親からの自立」を実感する（83.0％）
●成人式よりも自立を実感する（86.9％）
●親の子育ての区切りになると思う（87.6％）
●社会人になることを機に、感謝の気持ちを親に伝えたい（81.5％）
初任給をもらうことで「親からの自立を実感する」という人が、83％にのぼりました。
お金ならアルバイトでも得られます。でも、継続的な仕事のために毎朝出勤し、頑張って働いて得たお金というのは、感激もひとしおなのでしょう。多くの人が、「これで大人の仲間入りができた」「ちゃんと自立できた」と感じるタイミングのようです。
ちなみにアンケートの時点では、回答者の方々（2017年度の新社会人）は、まだ初任給を受け取っていないはず。実感を得る日はもうすぐですね。うーん、眩しい！
◆初任給の使い道、2人に1人が「あの人へのプレゼント」
さて、そんな眩しい初任給。どのように使うつもりでいるのでしょうか？ その答えは、こちら。
【初任給の使い道】
1位 両親へのプレゼント（50.4％）
2位 預貯金（48.1％）
3位 特に決めていない（29.0％）
4位 自分へのプレゼント（23.4％）
「初めてのお給料で親に何かプレゼントしたい」と考える新社会人が、半数以上にのぼりました。預貯金や自分へのプレゼントも大事だけれど、やっぱり一番感謝の気持ちを伝えたいと考える人も多いようです。
物理的にも精神的にも自立に繋がる、初任給。あなたの自立のきっかけは、どんなときでしたか？
（豊島オリカ）
情報提供元：特定非営利活動法人ポレポレ
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