結婚をして子供が生まれても働き続ける女性が増え、経済的には余裕がある共働き夫婦が増えているようですが、一方で家事や育児の分担で不公平感を感じている人も多いと言います。
ゲンナイ製薬株式会社が子供がいる共働き男女1,000名にアンケートを行ったところ、多少なりとも「夫婦間に不公平を感じている」という人は全体の4割以上。しかも男女別に聞いてみると、女性の方が圧倒的に不公平を感じている人が多く、半数以上が何かしら不満を持っているという結果に。
そこで今回は夫婦の不公平感について調査。みんな何に不公平を感じている? 円満になる方法は? 調査報告とともに、夫婦が抱く不公平感を解消するとっておきの方法も伝授! 今回は妻編です。
┃夫婦間のギャップ。妻が感じる不公平なところとは?
■夫婦間に不公平を感じていますか?
・非常に感じている……10.6%(女性13.6%│男性7.6%)
・やや感じている………31.6%(女性41.0%│男性22.2%)
・あまり感じていない……45.5%(女性36.4%│男性54.6%)
・全く感じていない……12.3%(女性9.0%│男性15.6%)
夫婦間の不公平を感じている妻はトータルで54.6%。男性の29.8%に比べると圧倒的に「不公平」を感じています。では女性はどんなところに不公平を感じていると思いますか?
<妻が感じる不公平なところランキング>
【1位】家事………………………74.7%
【2位】育児………………………61.9%
【3位】自由時間…………………54.2%
【4位】外に飲みに行く…………41.0%
【5位】子どもの行事イベント……39.9%
【6位】行事・イベントの計画・準備……37.0%
【7位】親戚や近所に気を遣っている……33.0%
【8位】おこづかい………………31.0%
女性はどうしても家事や育児の負担が増えてしまいがちなので、この2つが上位にランクインしていました。次いで自分の自由な時間がないことにも不公平さを感じているようです。
こんなふうに、夫に不公平を感じていても、妻は「夫婦円満」だと思えているのでしょうか?
夫婦間に不公平を感じている人と感じていない人に分けて円満度を尋ねてみると、「不公平を感じている人」で「円満」と答えた人は71.8%、一方で「不公平を感じていない人」では92.6%と判明。やはり夫婦の不公平感は、良好な夫婦仲の障害になっているとも言えそうです。
「不公平を感じていない」夫婦より「不公平を感じている」夫婦の方が「夫婦円満」を感じる人が少ないようですが、それでも今回の調査によると7割以上が「夫婦円満」であることが明らかに。ということは、みなさん不公平を感じながらも、夫婦円満に過ごす工夫ができている……?
そこで夫婦円満に過ごすコツを教えてもらうと、実は多くの夫婦が不公平感を解消するために「魔法のセリフ」を使っていることがわかったのです。
■不公平感を解消する魔法のセリフ
・「ありがとう」「ご苦労様」「おつかれさま」といった感謝やねぎらいのセリフ
・「さすがママ!」といった相手を褒めるセリフ
・「大丈夫?」「無理しないでね」といった相手を気遣うセリフ
・「一緒に頑張ろう」「ふたりで頑張ろう」といった励ましのセリフ
「な~んだ!」と思った人も、実際に相手に言えているかと問えば、「ノー」なのでは? 実は円満な夫婦の間には、こういった言葉のやり取りが頻繁に行われていたのです。
参考までに、不公平感を増長させる“NGワード”も。「○○はお前の仕事」、「言ってくれたらやるのに」、「俺は忙しい」、「仕事で疲れている」……など、家事の分担を決めつけたり、仕事をアピールしてくるセリフ。また「手伝おうか?」というセリフは、家事・育児を自分ごととして捉えていないように聞こえるから逆効果なんだとか。くれぐれも注意してくださいね!
家事や育児はどうしても女性が中心になりがち。お互いが納得できる分担をするのはなかなか難しいものですよね。でもそんな時にたった一言、気遣いの言葉があるだけで、女性は救われるものなのです。もちろん、言葉だけでなく、行動も伴えばいうことなしですけどね。(いしかわちえ)
※情報提供:ゲンナイ製薬
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