クリスマスプレゼントの予算、どれくらいがベスト?「もらって嬉しかった&ちょっと困ったもの」はコレ【男女1,000人調査】

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もうすぐホリデーシーズン。クリスマスや年末年始など、家族や恋人、友人にプレゼントを贈る機会がグッと増える時期ですよね♡

そこで今回は、マーケティング支援事業を手掛ける株式会社oneが全国の10代~60代の男女1,000人を対象に実施したアンケートをもとに、 “みんながどんな相手に、どんな場面でプレゼントを贈っているのか”をはじめ、誕生日やクリスマスのプレゼント予算、もらって嬉しいギフトまでまとめてご紹介します。

誰にプレゼントを贈ることが多い?

プレゼントやギフトを贈る相手を聞いたところ、TOP5は1位「自分の両親」(56.5%)、2位「配偶者・恋人・パートナー」(47.9%)、3位「子ども・孫」(34.4%)、4位「友人・知人」(32.2%)、5位「兄弟・姉妹」(19.1%)という結果に。家族やパートナーなど、身近で大切な存在が上位に並びました。

また、7位には「自分」(14.6%)がランクイン! 自分へのご褒美として“セルフギフト”を楽しむ人も意外と多いようです。

【自分にプレゼントを購入する割合】

◆性別
男性:11.4%
女性:17.8%

◆年代別
10〜20代:16.0%
30代:17.5%
40代:18.5%
50代:13.5%
60代:7.5%

性別・年代別に見ると、女性のほうが“自分へのプレゼント”を楽しむ傾向が強く、年代では30〜40代が最も高い割合に。とはいえ全体的に幅広い層でセルフギフトが定着していることがわかります。

どんな場面でプレゼントを贈ることが多い?

主要な贈り相手である「両親」「恋人・パートナー」「子ども・孫」、そして「友人・知人」「自分」について、どんな場面でプレゼントを贈るのかを聞いたところ、どの相手に対しても共通して多かったのは「誕生日」。やっぱり一年に一度の特別な日には、気持ちを形にして贈りたいと思う人が多いようです。

相手別に見たときに特徴的なのは、「恋人・パートナー」へのプレゼント。誕生日に続き「記念日」(34.2%)が2位にランクインし、結婚記念日や交際記念日など、お互いの関係を大切にするシーンで贈られることが多い傾向に♡

また、「自分」にプレゼントを贈るシチュエーションにも興味深い傾向が。1位は「誕生日」(63.7%)でしたが、続く2位は「旅行のお土産」(26.0%)。旅の思い出に、自分のためのお土産をそっと選ぶ…そんなセルフケア的な贈り方が人気のようです。さらに4位は「励ましたい/元気づけたいとき」(15.1%)がランクインし、落ち込んだときや疲れた日に自分をそっと労う“セルフギフト”文化が根付いていることがわかりました。

【贈る相手別】誕生日プレゼントの予算は?

【誕生日プレゼントの予算ランキング】

◆自分の両親
1位:3,000円~5,000円(30.8%)
2位:1,000円~3,000円(24.8%)
3位:5,000円~10,000円(23.8%)

◆恋人・パートナー
1位:5,000円~10,000円(27.7%)
2位:10,000円~30,000円(25.7%)
3位:3,000円~5,000円(21.7%)

◆子ども・孫
1位:3,000円~5,000円(34.7%)
2位:5,000円~10,000円(31.7%)
3位:1,000円~3,000円(18.3%)

◆友人・知人
1位:3,000円~5,000円(34.8%)
2位:1,000円~3,000円(29.9%)
3位:5,000円~10,000円(23.9%)

◆自分
1位:1,000円~3,000円(25.8%)
2位:3,000円~5,000円(22.6%)
3位:5,000円~10,000円(21.5%)

プレゼントを贈るシーンで最も多かった誕生日について、相手別の予算を見てみると、「自分の両親」「子ども・孫」「友人・知人」では“3,000〜5,000円程度”が一番多く、気軽だけれど心のこもった価格帯が人気のよう。

一方で「恋人・パートナー」へのプレゼントは“5,000〜10,000円程度”が最多。さらに“10,000〜30,000円程度”と答えた人も25.7%と、特別感を大切にしたい人が多いことが伺えます。

そして「自分」への誕生日プレゼントでは、“1,000〜3,000円程度”のちょっとしたご褒美が最多に。でも“30,000円以上”という人も1割以上と、自分への投資として奮発する層も一定数いるようです♡

【贈る相手別】クリスマスプレゼントの予算は?

【クリスマスプレゼントの予算ランキング】

◆ 自分の両親
1位:3,000〜5,000円(34.0%)
2位:5,000〜10,000円(26.3%)
3位:1,000〜3,000円(20.1%)

◆ 恋人・パートナー
1位:5,000〜10,000円(27.5%)
2位:10,000〜30,000円(26.1%)
3位:3,000〜5,000円(22.5%)

◆ 子ども・孫
1位:3,000〜5,000円(33.7%)
2位:5,000〜10,000円(32.6%)
3位:10,000〜30,000円(15.1%)

◆ 友人・知人
1位:3,000〜5,000円(33.3%)
2位:5,000〜10,000円(28.9%)
3位:1,000〜3,000円(22.2%)

◆ 自分
1位(同率):1,000〜3,000円/5,000〜10,000円(25.0%)
3位(同率):3,000〜5,000円/10,000〜30,000円(17.9%)

続いて「クリスマス」に贈るプレゼントの予算を見ると、「自分の両親」「子ども・孫」「友人・知人」へのギフトは、誕生日と同じく “3,000〜5,000円程度”が最多。気軽に贈りやすく、かつ喜ばれやすい“ちょうどいい価格帯”が人気のようです。

一方で、「恋人・パートナー」への予算は “5,000〜10,000円程度”がトップ。さらに “10,000〜30,000円”も26.1% と高く、特別な日であるクリスマスをしっかり祝いたい気持ちが表れています。

そして「自分」へのクリスマスプレゼントは、 “1,000〜3,000円”のプチご褒美 と “5,000〜10,000円”のしっかりめ投資が同率1位。さらに“30,000円以上”が10.7%と、自分へのご褒美として年に一度ちょっと贅沢をする人も一定数いるようです。

「自分では買わないけどもらったら嬉しい」プレゼントは?

ここまでは「贈る側」の目線で話してきましたが、実際に「もらう側」だと、どんなものが嬉しいのか気になるところ。
「自分では買わないけどもらったら嬉しい」と思うプレゼントについて聞いてみると、TOP5は1位『高級スイーツ・お取り寄せグルメ』(61.2%)、2位『デジタルギフト・金券』(35.4%)、3位『ちょっと良いお酒・ドリンク類』(28.5%)、4位『有名店の食事券・体験チケット』(25.5%)、5位『高級タオルやルームウェアなど上質な日用品』という結果に。自分ではなかなか手を出さない“ちょっと特別な食べ物や飲み物”、あるいは好きなタイミングで使える実用的なギフトは、もらうと嬉しいと感じる人が多いようです。

一方で、『おしゃれな入浴剤・アロマ系アイテム』や『フラワーギフト』『美容・理容関連アイテム』『SNS映えするトレンドギフト』は票数が少なめでした。好みやセンスによって好き嫌いが分かれやすいアイテムなので、人によってはあまりピンとこないこともありそう!

実際にもらって「嬉しかったエピソード」「困ったエピソード」

最後に、アンケートで寄せられた、自分がもらって「嬉しかった」「困った」エピソードをそれぞれご紹介!

【もらって嬉しかったエピソード】

何が欲しいか聞いてくれて、それをプレゼントしてくれた。実用的なものが欲しかったから嬉しかった」(女性)
自分が半年前に『欲しいな』と言っていた高級洋菓子を覚えていてくれて、プレゼントしてくれた」(男性)
「カステラが好きと話したのを覚えていてくれて、旅行先で珍しいカステラを買ってきてくれた。好きと言ったことを覚えてくれていたのが嬉しかった」(女性)
「同僚がハーブティーをくれた。不眠の話をしていた時期だったので、“よく眠れるように”と気を利かせてくれた」(女性)
「成人したときに親からもらった高級ボールペン。今でも使えるのが良い」(男性)
自分と子どもの写真で作ってくれたアルバムが嬉しかった」(男性)
「還暦祝いに子どもや孫たちの寄せ書きメッセージをもらった」(女性)
「誕生日に姪っ子から“いっしょに遊んであげる券”をもらった」(女性)
汎用性の高い商品券をもらった」(男性)
カタログギフトは選ぶのをこちらに任せてくれるので、ある意味潔いと思った」(男性)
バレンタインジャンボの宝くじ。ユーモアがあって良いと思った」(女性)

プレゼント上手だと感じるエピソードとして特に多かったのは、「欲しいものを事前に聞いてくれた」という声でした。最近は“断捨離”や“ミニマル消費”といった価値観の広っていたり、物価高騰の影響もあったりと「贈ってもらうなら本当に欲しいもの・必要なものを」というニーズが高まっているようです。

また、「以前の会話で好きと言ったものを覚えていてくれた」「何気なく話した欲しいものをプレゼントしてくれた」といった、“記憶してくれていたこと”そのものが嬉しいという声も多数! 単にモノを贈るだけでなく、自分の言葉を覚えていたという気遣いが、気の利いたサプライズとして喜ばれる傾向に。

その場で驚かせるサプライズも素敵ですが、最近は、相手の欲しいものを確認したり、会話の中のヒントを覚えて贈るスタイルが、より喜ばれやすい“新定番”になっている印象です♡

【もらってちょっと困ったエピソード】

大きなお皿。なかなか普段使う機会がない」(女性)
マグカップはもうすでにたくさんあるのでちょっと困った」(女性)
名前入りのグラスは使いにくかった」(男性)
食器類は処分も大変なのでちょっと困った」(女性)
花束をもらって、満員電車で持って帰るのは困った」(男性)
苦手な香りのアロマをもらった。一度使ってみたけれど合わなくて捨てるしかなかった」(女性)
アクセサリーをほとんど付けないのに、アクセサリー収納ボックスをもらったこと」(女性)
誕生日が冬なのでマフラーやハンドクリームばかりもらう。使い切れていないハンドクリームがたくさんある」(女性)
「自分が贈ったものより、相手にもらったものの方が圧倒的に安かったとき」(女性)
「同僚に義理チョコをあげたら、ホワイトデーにブランド腕時計をもらった」(女性)
「私があげたハンカチを、相手は私からもらったことを忘れていて、同じものがプレゼントとして戻ってきたのには驚いた!」(女性)

ちょっと困ったエピソードで多かったのは、すでに持っているものをさらにもらってしまうケースや、好みが合わないアイテム。特に食器類やアロマなどは、ライフスタイルや香りの好みがはっきり分かれるため、扱いに困ってしまうことも多いようです。

また、「持ち帰りが大変」「価格差に気まずさを感じる」など、気持ちとは別の“実務的な困りポイント”も。プレゼントは気持ちが嬉しい反面、相手に負担がかからないように配慮することも大切だと感じさせる結果となりました。

恋人や家族、友達へのプレゼント選びに迷ったときは、今回のリアルな声をヒントにしてみてくださいね!(Mai)

情報提供元/株式会社one