【実録】意外と安くイケるんです。リーズナブルにドバイを楽しむ方法♡

「ドバイ旅行」と聞いたら、まず真っ先に「お高いんでしょう…?」というイメージがありませんか? 確かにアラブ首長国連邦(UAE)の中でも、ドバイは世界から富裕層が集まるため、ラグジュアリーなホテルやレストランがそろっています。
でも、実は意外とリーズナブルに楽しむ方法もたくさんあるんです♡ライター後藤が現地で実際に体験してみたものだけ、ぎゅぎゅっと紹介します。

◆デザート・サファリ(砂漠ツアー)

ドバイといえば摩天楼の街並みのイメージですが、ぜひ少し足を伸ばして訪れてほしいのが砂漠。砂漠に沈む夕陽は忘れられない風景です。

自力で行こうとするとなかなか大変ですが、砂漠ツアーに参加してしまえば、砂漠のドライブ、ディナー、そしてファイヤーショーまでを一気に楽しめます。それがなんと、ひとり約5000円で全部セットで楽しめちゃうんです…!(AED130〜、車両の種類やグループサイズなどで料金は変わります)

今回はアラビアン・アドベンチャーズが催行するイブニング・デザートツアーに参加。訪れたラマダン期間中は、特別なイフタール(日没後の食事)にデーツ、ハイビスカスドリンク、スパークリングデーツジュースなどが無料でふるまわれます。もちろん通常期もアラビアンBBQがいただけますよ。

砂漠ならではの動物ウォッチングも。(こちらはガゼル)

ラクダと写真撮影もできます。撮ってくださるスタッフの方に「首元に抱きついて!」と言われてその通りにしましたがなかなかこっちを見てくれないラクダちゃん。

世界中から砂漠に落ちていく夕陽を見に、旅行客が訪れていました。

今回のドライバー、ケヴィンさん。英語があまり得意ではない私でも面白さがわかるジョークを交えながらドバイのガイドをしてくれて、超絶ドライビングテクニックで砂漠をドライブし、おすすめのフォトスポットに連れていってくれたと思ったら写真も動画も撮るのが上手で、砂にハマって動けなくなっている仲間の車を見かけたらすぐに救出しに向かうという、私たちのスーパーヒーロー。

砂漠を堪能したら、専用キャンプに向かいます。こちらにもラクダがスタンバイしていて、ラクダに乗るアクティビティが楽しめます。

ラクダにそっぽをむかれ続ける私。

普通はもちろんラクダに乗る体験なのですが、なぜかスタッフの人に「君引っ張ってみなよ!!」と言われ、なぜかラクダを引っ張る側の体験をすることになり(本当になぜ?)、ビビり倒しました。

終わったらビリヤニやフムス、ラムステーキなどをビュッフェスタイルで好きなだけ♡お酒が飲み放題のプランを選ぶもよし、私のように1杯いくらを選ぶもよし。ドバイはお酒が少し高め。お酒大好きな私はどこに行ってもお酒の値段を見ていたのですが、今回の旅の中でここのハイネケンが1番安かったのですが、それでも1缶1600円ほど。

ヘナタトゥーを無料でやってくれるブースを発見。所要時間は3分あれば終わります。人によってちょっとデザインが違うのもかわいい♡

ファイヤーショーを見ながらディナーを楽しめます。通常は女性ダンサーですが、私が訪れたラマダンの時期だけは男性が務めるそう。

オールド・ドバイツアー

オールド・ドバイ(旧市街)では、伝統的なマーケットや文化体験を楽しめます。「スーク」と呼ばれる市場や、伝統的な船「アブラ」など、中東らしさを全力で味わって♡

▼アブラ船

ドバイクリークを渡る伝統的な船「アブラ」。(※アブラはアラビア語で「渡る」の意)。数分おきに運航されています。貸切ではなく乗り合いで乗る場合はAED1(約40〜50円)とお得。風が心地よく、優雅な気分になれます。

ドバイ・クリークから眺める街はかなりオツなもの。

▼スーク

オールド・ドバイにはいくつかのスークがあります。たとえば「スパイス・スーク」は、色とりどりの香辛料やドライフルーツ、ハーブティーが並び、スパイスの香りでいっぱい! 眺めているだけで楽しいです。

その隣にあるのは「ゴールドスーク」。美術館のようにゴージャスで精巧なゴールドの宝飾品をはじめ、ダイヤモンドや真珠、プラチナなどあらゆるジュエリーが並びます。

いったいこの写真1枚に写っているだけでいくら分なのか、考えるだけで怯えます。

ギネス認定された「世界一大きな指輪」も展示されています。

写真左。これはもはや指輪なのか? 巨人の指輪?

ほかにも手織り布や香水のお店もあり、今回は通りかかって気になった目の前で調香してくれる香水屋さん「RARE SCENTS PERFUME BAR」に行ってみました。よくドバイにいるとどこからともなくふわっと香ってくる中東の香りが好きで、「とにかく中東っぽい香りがほしい」とリクエスト。すると、見本の中にちょうど理想の香水があったので、それを調香してもらいました。約2000円ほどで作れるので、かなりおすすめ。

原料のオイルなどを混ぜて…

完成!

日本ではなかなか手に入らない強くていい香りで、かなりお気に入りです♡

TimeOut MARKET&ドバイファウンテン

ドバイ・モールに隣接する、スーク・アル・バハールに入っているのが、タイムアウトマーケット。今年アジア初のタイムアウトマーケットが大阪にできたことも話題になりましたが、ドバイのタイムアウトマーケットは、ドバイ生まれのレストランが一気に集まっています。さらに、料理はドバイのレストランを知り尽くした食通が厳選。フードコートスタイルで楽しめるので「少しずつ何か食べたい」「同行者と食べたいものが違う」という悩みも一挙解決。

とってもおしゃれなのに、ドバイにしてはかなりお安い値段(1杯約2000円台)でお酒がいただけます。モクテルも豊富で、こちらは1000円台のものも。

しかも、何が素敵って、テラスからはブルジュ・ハリファやドバイ・ファウンテン(※現在リニューアル工事中、2025年10月再開予定)が一望できるのです♡

美味しい1杯を楽しみながら、目の前でバージュ・カリファのプロジェクションマッピングや、ドバイ・ファウンテンを眺められる…。特に制限時間もないので、いつまでだっていられます。ぜひ訪れてみて。

Sky Views Dubai

スカイ・ビューズ・ドバイは、地上219.5mに位置し、ブルジュ・ハリファを代表する「ダウンタウン・ドバイ」の絶景を一望できる、最新アトラクション。ドバイ・モールのほど近くにある「アドレス・スカイ・ビュー・ホテル」の最上階にあります。
バージュ・カリファの展望台は毎日大行列ですが、こちらはかなりお買い得&あまり並ばずに高層階からの景色を楽しめる穴場スポット。

スカイ・ビューズ・ドバイからの景色。まさにドバイな風景を眺められます。最高!

「エッジウォーク」「オブザバトリー(展望台)」「グラススライド」の3つの体験があり、どれもInstagramやTikTokなど、SNSでも話題!

↑こちら「エッジウォーク」。安全ベルトを装着し、超高層ビルの外側を歩きます。スリル満点にもほどがある。

↑こちらはオブザバトリー。長さ46mのガラス製歩道からはドバイの街並みをばっちり見下ろせます。
高所恐怖症気味の私・ライター後藤は左右の透明ではないゾーンをおそるおそる歩いていました。

今回訪れたラマダン期間は、なんと入場料に「グラススライド」が最初から含まれているため、「グラススライド」にトライしてみました。
53階→52階へ透明のトンネルをすべり台のように滑走します!

ギャー!!

なかなか経験できない開放感。数秒ですべてが終わるので、高所恐怖症ぎみでもわりと大丈夫でした(叫びはしました)。ちなみにこの手の絶叫モノや高いところのアトラクションが大好きな人によると「何度でもやりたい!」そうです。

横から見るとこんな感じ。

ドバイに行ったらぜひお試しください。

展望台入場料:8歳以上AED80 (*ラマダン期間のみ、グラススライド料金が無料 通常期はグラススライド体験の料金はAED25)
エッジウォーク:AED499(ラマダン期間中はAED350)
住所:Address Sky View hotel, Emaar Square Area, Downtown Dubai
公式サイト:https://www.skyviewsdubai.com/
Visit Dubai(日本語): https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/sky-views-dubai

コスパ神ホテルなら、ローブ・ホテルズ

今回宿泊したのは、海のすぐ近くに建つ「Rove La Mer Beach」。

通常の時期は、なんと1部屋1万円台で宿泊可能。「手頃な価格で快適さとスタイル、利便性を求める旅行者向け」に設計されているドバイ発のホテル、ローブ・ホテルズが運営しています。

ホテル宿泊者だけが利用できるプライベートビーチもあります。バスタオルが貸してもらえて便利。実は、ドバイの海はとっても透き通っていて綺麗なんです。

ホテル内のレストラン「ザ・デイリー」では、プールを眺めながら朝食をいただけます。ここで朝日とともにゆったり食べる朝食が毎朝至福でした…。

サラダにチーズ、ハムなどの定番メニューから、フムスや豆の煮込みなどの中東メニュー、好みでオーダーできる卵料理など、朝から贅沢な気持ちに。食後もしばらくカフェラテを飲みながらぼーっとしていました。

お部屋はおしゃれで、必要なものがコンパクトにまとまっていてとっても快適。

住所:La Mer South, Jumeira 1, Dubai
公式サイト:https://www.rovehotels.com/en/hotels/rove-la-mer-beach/
Visit Dubai(日本語):https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/rove-hotels

さて、次回は旅といったらやっぱり欠かせないのがグルメ。いうことで、ドバイのおすすめグルメをご紹介。
「リーズナブル旅」視点でもぜひおすすめしたい、「ディナーは3万円だけど、ランチなら5000円台。バージュ・カリファ目の前のルーフトップレストラン」から、軽く立ち寄りたいドバイ最古の西洋風カフェまで、たっぷりご紹介します♡

協力/ドバイ経済観光庁 構成/後藤香織