モデル・ブランドディレクターemmaが推す♡ひとり旅に行くべき街「多様性がある都市ならではの面白さを味わってほしい」

モデル・ブランドディレクターemmaさんの20代で行ってよかった旅

スマホで簡単に世界の情報を知ることはできるけれど、行かないと経験できない感動ってあるはず。そこで素敵に年齢を重ねているモデル・ブランドディレクターemmaさんに、「20代のうちに行ってよかった」と思った一生モノの旅の経験について語ってもらいました!


NY

モデルとして、アパレルディレクターとして唯一無二のスタイルを発信し続けているemmaさん。その多彩なセンスのルーツは〝旅〟にあるんだそう!

8年前初めて訪れたNYはすべてが刺激的で。この経験が、私の旅好きを加速させてくれた!

emma(えま)
1994年4月1日生まれ、北海道出身。2013年モデルデビュー以来、様々なファッション誌でカバーを飾る。『FIGARO.jp』で連載『See the World』を持つほど旅好き。現在、ビジュアルスタイルブック『HERE I AM』(SDP)が発売中。

スマホも持っていきますが、フィルムカメラで旅の思い出を撮るのが好き。今はライカのカメラを愛用中。

何も予定を決めずに行って、ただただ街を歩くだけでも楽しい

マンハッタンとブルックリンどちらも魅力的な街で、それぞれのよさがある。

ニューヨークのホテルは全体的に価格が高めではあるけれど、私の好みの雰囲気のホテルがどの国よりも多いので、ホテルステイも楽しみのひとつ。


「また行きたい」と思う国があると、仕事へのモチベーションが上がる

色んな国に旅をしていますが、中でもニューヨークは私にとって特別な街。人生の節目で訪れることが多くて思い入れが深いんです。初めて、自分のお金で海外旅行に行ったのもニューヨークでした。自分の本を出した23歳のときに、初めて長いお休みをもらって友達と前から行きたいと思っていたニューヨークへ。しかもラッキーなことに、メトロポリタン美術館で開催されていたコム・デ・ギャルソンの川久保 玲さんの展覧会や、メジャーリーグ ヤンキースの試合を観ることができて刺激的な旅になりました。それからひとりでも海外旅行に出かけるように。ひとりだと、トラブルを自分で解決しなくてはいけないのでかなりタフになれます(笑)。悩んだりすることがあっても、旅が終わる頃には「どうにかなる」とポジティブな気持ちになれるから不思議です。

20代で行くべき旅先を提案するなら、ニューヨークのひとり旅。旅に年齢なんて関係ないけど、早いうちに行って経験してほしい。多様性がある都市ならではの面白さを味わってほしいです。旅は自分を見つめ直す機会になるし、仕事へのモチベーションにもなる。定期的に色んな国を旅して自分の財産をたくさん蓄えたいですよね。


Another one is

フランス、イギリス、ドイツへのひとり旅も実現しました!

in PARIS

in LONDON

in BERLIN

初めて行ったひとり旅はドイツ。そこでたくさん失敗しながらも、無事に帰ってこれた達成感は、私を大人にしてくれた気がします。それから、よりフットワーク軽く海外に行けるように。友達と行く旅も楽しいですが、ひとりで現地に溶け込んで暮らすように旅をする経験も自分の財産になっているなと思います。

CanCam2025年8月号「私たちが旅に出る理由」より
撮影/emma 構成/西村真樹 WEB構成/久保 葵