【絶景】ドバイの砂漠で、気球から夜明けと朝日を眺めてみたら…美しすぎた

ライターの後藤です。「突然ですがドバイ行きませんか?」という1通のメールから始まった奇跡のドバイ旅、これまでもさまざまな最新おすすめスポットをご紹介してきましたが、中でも特に感動した「砂漠の熱気球」にフィーチャー!

私が参加したのは、バルーン・アドベンチャーズ・ドバイが提供する「シェアードホットエアバルーン」という熱気球ツアー。「気球から日の出を見る」という夢の体験を始め、ランドローバーで砂漠を駆け抜け、ラクダに乗り、アラビアスタイルの朝食を楽しめるなど、人生で一度はやってみたいアクティビティがぎゅっと詰まったもの。

 

出発時間は季節や天候によって多少異なるそうですが、この日は午前4時起床、夜明け前の4時半過ぎに送迎の車でホテル発。
昼間は渋滞がよく発生するドバイの道も、この時間帯は人がほとんどおらず、砂漠地帯に向かってスムーズにハイウェイを進んでいきます。
少しうつらうつらして、はっと気づけば、窓の外はいつのまにかドバイの摩天楼から、暗闇の砂漠に。最高気温25〜30度ほどとなる3月に訪れましたが、車から降りると外は驚くほど寒く、冬物のニットに厚手のジャケットを羽織ってちょうどいいほど。
砂漠に敷かれたじゅうたんの上で、用意された熱いモーニングコーヒーとデーツをいただいていると、まずは星空に広がるドローンショーからプログラムが始まります。


約5分間、夜空に浮かぶ光のショーを楽しみ、またコーヒーを飲んでいると、少しずつ夜明けが近づいてくる気配。熱気球が次々と膨らみ、スタンバイを始めます。



6人乗りから最大20人乗りのものまであるそうですが、今回はミニマムな6人乗りを体験。
「地上約1200mの高さまで上昇する」と前日に知り、そこそこ高所恐怖症の私は少し怯えていました。(ドバイ1日め、地上54階、240m程度の展覧スポットで足がガクガクになっていたばかりなので…)

…ですが。
いざふわりと地面から飛び立ち、少しずつ上昇していって気づいたことがありました。なんと、怖くないんです。どこまでも広く広く広がる砂漠のおかげで、上空にいる楽しさはありながら、リアルな高さを感じすぎず、開放感だけを味わうことができました。

気候が安定していたこともあり、途中で揺れることもなく、終始安心して絶景を味わえて、とてもホッとしました。後で聞いた話によると、今回乗ったバルーン・アドベンチャーズ・ドバイは、世界中から優秀なバルーンパイロットを集めて訓練し、安全対策を含めて世界的な賞を受賞しているそう。2005年のスタート時からすでに12万人を超えるお客さんをバルーンに乗せているとのことで、私のような「そこそこ高所恐怖症」のような人でも、安心して身を任せられたのも納得です。

砂漠の地平線から昇る朝日を、ただただ、じっくりと眺める。それはあまりに、贅沢な時間でした。

運が良ければ、空からラクダや野生のガゼルを眺めることもできます。

見えますか? アップにしてみると…

ラクダです!! いざ砂漠にいるラクダを見ると妙にテンションが上がりました。ちなみにドバイでは、ラクダはすべて持ち主が決まっているため、「野生のラクダ」は存在しないという豆知識を聞きました。

今回担当してくださった熱気球パイロットのキャロラインさんのたたずまいの、強く美しいこと。この会社では12人パイロットがいるうち、女性パイロットが2人いるようです。

熱気球からの朝日をじっくり楽しんだら、ヴィンテージのランドローバーに乗って砂漠をドライブし、朝食会場へ!

エキゾチックなしつらえの朝食会場は雰囲気満点。メニューは中東らしい豆の煮込みやスープ、ハム、チーズ、フルーツなどを好みで選べ、取り分けていただけます。

全部美味しそうだったのでちょっと取りすぎました。が、どれも美味しくてペロリ。食後には熱く甘いチャイも用意されています。

これだけでは終わらず、朝食を楽しんだらさらにラクダにも乗れちゃいます…!

かわいい♡

こんな感じでまたがります。


実際に乗っている様子。引率のスタッフの方よりだいぶ高い位置にいることがわかるでしょうか。そう、結構高く揺られるんです…でも楽しい♡

待機中のラクダたちはみんないい子に並んでおすわりしています。(おしゃれなマスク的なものを着用中)

「熱気球で上空1000mから砂漠の朝日を眺める」だけでもだいぶ楽しいのに、ヴィンテージのランドローバーで砂漠をドライブ、砂漠のキャンプでの朝ごはん、そしてラクダに乗る…という、「中東旅行でやりたいこと」的な要素がぎゅぎゅっと詰まって全部体験できて、完全に文句なしです。


午前4時起床、すべてが終わったのは9時半頃で、ホテルに戻ってもまだ10時台と、あまりに最高の朝活でした。その後の時間もまだまだエンジョイできて、1日を有効に使えます。
今回は朝のプランでしたが、夜に砂漠に泊まるプランや、熱気球を貸切できるプランなどさまざまなものがあるとのこと。

この熱気球ツアーは、真夏は気球の周囲の空気が熱くなりすぎてうまくできないため、夏季は休止しています。だいたい5月末〜6月中旬からお休みして、9月中旬〜10月上旬にかけて再開。催行期間は公式サイトをチェックして。

バルーン・アドベンチャーズ・ドバイのシェアードホットエアバルーン
大人 1350AED 子ども1100AED *送迎費用別途
公式サイト:https://www.balloon-adventures.com

ドバイの観光情報サイト「Visit Dubai」https://www.visitdubai.com/ja
構成/後藤香織


*情報は2023年7月時点のものです。