職場での出会いに期待する人は、意外と多いもの。とくに、新社会人として新しい環境に飛び込むタイミングでは、自然と異性の存在が気になりやすいですよね。仕事中の真剣な表情にグッときたり、毎日顔を合わせるうちに「この人、気が合うかも?」と恋愛感情が芽生えたり…。そんなふうに距離が縮まりやすいのが社内恋愛の特徴です。でも、楽しいことばかりではなく、ちょっと複雑な一面もあるのが正直なところ。
今回は、「結婚相手紹介サービス」を提供する株式会社オーネットが、4月から新社会人となる22~23歳の独身男女214人(男性69人、女性145人)に実施したアンケートをもとに、新社会人のリアルな声を交えながら、社内恋愛のメリット・デメリットを探っていきます!
新社会人の約6割が「恋人なし」
まず、新社会人のみなさんに現在お付き合いしている恋人がいるか質問しところ…女性の6割、男性の7割近くが「いない」と回答。フリーの新社会人は意外と多いんですね!
約3割が「職場での出会い」に期待♡
恋人がいない男女に、職場での出会いを期待しているかどうか質問した結果がこちら。「あまり期待していない」「全く期待していない」を合わせた約6割が期待していない一方、「少しは期待している」「大いに期待している」を合わせた約3割が好みの異性に出会えることを望んでいるようです。
では、新社会人のみなさんは社内恋愛に対してどのような印象をもっているのでしょか? 次にリアルな声を交えながら、メリット・デメリットをご紹介!
【新社会人と考える】社内恋愛のメリット
1位:仕事上の悩みについて相談できる
男女ともに最も多かった意見がこちら。同じ職場だからこそ、仕事内容や人間関係の悩みも自然に共有しやすいのが社内恋愛の魅力。「あの資料作り、どうしたらいいかな?」「上司とのやり取り、ちょっとモヤっとしてて…」など、本音で相談できる相手がいるだけでストレスが軽くなる気もしますね。状況を説明しなくても理解してくれる安心感も大きい!
2位:共通の話題で話がはずむ
男性は1位と同率で多かった意見。同じ会社で働いていると、自然と共通の話題がたくさんできるのも嬉しいポイント。「お疲れさま。今日どうだった?」「あの会議、緊張したね」「新しく入った人、いい感じだね」など、会話のきっかけが豊富だから、無理に話題を探さなくても会話が弾みます。ちょっとした雑談でも「わかる!」と共感し合える瞬間が多く、気持ちがラクになるはず。心地よい会話のテンポが恋を深めるきっかけにもなることも♡
3位:生活リズムが同じ
同じ勤務先だと出勤・退勤時間が揃いやすく、生活リズムが似てくるのも社内恋愛のメリット。平日の夜に気軽にごはんに行けたり、土日の休みも合わせやすかったりと、一緒に過ごす時間が増えるのは嬉しい! お互いの忙しさも理解し合えるから「今はちょっと余裕がないかも…」といった気遣いも自然にできて、無理のない関係を築くことができそう。
4位:会うことが容易にできそう
こちらは女性に多くみられた意見。時間に追われる社会人カップルが毎日顔を合わせられるのは、社内恋愛ならではの特権ですね。すれ違いざまに目が合ったり、休憩中にちょっと話せたり…特別な予定を立てなくても会える小さなワクワクが、日々の原動力になることも! タイパ重視で恋を続けたい人は、気軽に会えるこの距離感が向いていそう。
社内恋愛のデメリット
1位:別れた時に気まずくなる
やっぱり一番多かったのは「別れたあとの気まずさ」を心配する声。同じ部署やフロアで働いていると、すれ違ったり顔を合わせるたびに、ぎこちない空気が流れそう…と不安になる人が多いようです。仕事は割り切って進めるべきとはいえ、気持ちの整理がつかないうちは平然を装うのもなかなか難しいもの。業務に支障が出ないか、周囲に気を遣わせてしまわないかと、慎重に考えるのも納得ですね。
もしものケースを想定しているのなら、別れたときは時間の経過とともに“吹っ切る覚悟”が必要。また、周りに気を遣わせないためにも社内恋愛をオープンにしないほうがいいでしょう。
2位:特にない
「特にデメリットは感じない」という前向きな意見も2割ほど。むしろ「仕事と恋愛を両立できるなんて理想的!」と考える人もいるようです。とはいえ、“恋人と周囲との接し方のバランス”や“公私の線引きがしっかりできるか”は、やっぱり大事なポイント。会社にいるときの対応や、退勤時の待ち合わせ場所など、ちょっとしたルールを決めておくとお互い気持ちよく過ごせそうです。
3位:仕事に集中できない
好きな人と同じ職場にいると、つい意識してしまって仕事に集中できない…そんな声は男性に多くみられました。仕事中はビジネスモードと割り切っていても、「目が合うと気になっちゃう」「近くにいるとそわそわする」なんてこともありますよね。社内恋愛をするなら、感情の波を立てずにしれっと対応できる、そんな図太さも必要。
4位:職場の周囲の目(噂)が気になる
社内恋愛が周りにバレたとき、「付き合ってるんでしょ?」なんて噂話が広まったとき…悪いことをしていなくても、妙な空気に肩身の狭い思いをすることも。まだ関係が浅い段階だと余計にナイーブになりますよね。職場の人間関係に影響を与えないように、こっそりお付き合いを進めるのが吉でしょうか。
少数派の意見:休日のデートの新鮮味がなくなる/話題が仕事中心になりそう/給料や交友関係が知られる
「休日も一緒だと新鮮味がない」「話題がいつも仕事ばかり」「給料や友人関係までバレそう…」と、社内恋愛ならではの“距離の近さ”が逆にデメリットになることも。恋愛と仕事の線引きがあいまいになることで、知らないうちにプレッシャーを感じる人もいるようです。適度な距離感や、お互いのプライベートも大切にすることがポイントになりそう。
いろんなメリット・デメリットが挙げられましたが、実際に「職場で出会って結婚した」という夫婦は多いもの。社会人になると、出会いを求めて積極的に行動しないかぎり、恋愛をはじめることすら難しくなります。なのでまずは身近な職場で恋愛対象の相手を探してみるもアリ! 仕事と恋、どちらもバランスよく充実させられたらいいですよね♡(Mai)