令和でモテるのはこんな人。男女が求める理想の結婚相手「三安」って…何のこと?

かつては理想の結婚相手として、高学歴・高収入・高身長のいわゆる“三高”という言葉が流行していました。しかし生活スタイルが大きく変わった令和のいま、結婚相手の条件は“三安”が主流なんです!

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今回は、タメニー株式会社が運営する結婚相談所「パートナーエージェント」が20~35歳の未婚男女2,413人を対象におこなったアンケートをもとに、「理想の結婚相手」について探っていきます。

未婚男女の約2人に1人が「結婚したい」

まずは結婚の意思について尋ねたところ、男性の45.9%、女性の50.4%が「結婚したい」「どちらかと言えば結婚したい」「いい人に出会えれば結婚したい」のいずれかを回答。では、結婚したい派が求める理想の相手ってどんな人…?

結婚相手に求めるのは「安心」「安全」「安定」!

「結婚したい」と回答した20~35歳の未婚男女1,163人を対象に、相手の理想像をうかがった結果がこちら。ここから、令和の結婚相手における3大条件が見えてきました。

◆「安心」

・長時間一緒にいても苦にならず、安心感がある(46.2%)
・価値観が似ている(44.5%)
・話し合いができる(44.1%)

→新婚生活において苦にならない、趣味も本音もなんでも話せる「安心感」のある関係を最優先

◆「安全」

・金銭感覚が似ている(36.3%)
・経済観念がしっかりしており、無駄遣いをしない(30.1%)

→経済的な「安全性」も重視

◆「安定」

・安定した収入がある(28.9%)
・自分のことは自分でできる(25.9%)

→将来にわたる「安定性」も大事


1980年代後半~1990年代初頭のバブル期には、女性の理想の結婚相手として高学歴・高収入・高身長の“三高”が求められていましたが、令和の時代においては、安心感・安全性・安定性の“三安(あん)”が求められているようです♡

【男女別】結婚相手に求める条件ランキング

【男性】

1位:価値観が似ている(39.6%)
2位:話し合いができる(39.2%)
3位:長時間一緒にいても苦にならず、安心感がある(37.3%)
4位:足りないところを補い合える(32.2%)
5位(同率):浮気せず、相手に対して誠実・金銭感覚が似ている(31.1%)

【女性】

1位:長時間一緒にいても苦にならず、安心感がある(54.3%)
2位:浮気をせず、相手に対して誠実(52.5%)
3位:価値観が似ている(49.0%)
4位:話し合いができる(48.5%)
5位:足りないところを補い合える(41.6%)


先ほどの結果を男女別に分けたものがこちら。男女ともに上位5位までには同じ内容がランクインしましたが、その順位に若干の違いが出ています。男性は「価値観が似ている」「話し合いができる」の割合がとくに多く、結婚後の決めごとや困難などにもスムーズに対処できる関係を求めていることが伝わってきます。一方、女性は「長時間一緒にいても苦にならず、安心感がある」「浮気をせず、相手に対して誠実」といった回答がそれぞれ半数を超えていて、精神的な安定や信頼性を最も大切にしたいようです。

また、男女ともに「足りないところを補い合える」「金銭感覚が似ている」といった回答も多く見られ、パートナーとよりよい協力関係を築いていきたいことがわかりますね。

結婚相手の働き方、希望は?

男性の約5割、女性の約8割が「正社員」のパートナーを希望

“夫が働き、妻が専業主婦”というかつてのスタイルに対し、近年は共働き世帯が増加傾向にあります。そこで結婚したときの相手の働き方について希望をうかがうと、「正規社員(正社員)」(68.6%)が最も多く、男性も半数以上が「相手にも正社員で働いてほしい」と考えていることがわかりました。

結婚後の自分の働き方、希望は?


自分の働き方について聞いてみても、やはり「正規社員(正社員)」(60.0%)を希望する声が最も多く、男性の約7割、女性の約半数もの回答が集まりました。しかし女性の2割近くは「専業主婦」と回答し、結婚後は家庭に入って家事や育児に専念したいと考える人も一定数いるようですね。

結婚相手の理想的な年収は?

男女全体で「300~500万円台」がボリュームゾーン

結婚相手の理想的な年収をうかがった結果がこちら。男女ともに「特に気にならない」が最も多く、男性は「200万円以上~400万円未満」、女性は「400万円以上~600万円未満」がボリュームゾーンに。300万円以上500万円未満が相手の理想年収として一般的のようですね。

自分の理想的な年収は?

結婚後の自身の理想の年収についても聞いてみましたが、やはり全体では「300~500万円台」との回答が多数。男性においては、「400万円以上」が全体の4割以上を占めているのも特徴。

結婚相手の理想的な貯金額は?

男女全体で「100~300万円台」がボリュームゾーン

さらに、結婚時の相手の貯金額についての希望もうかがいました。こちらも男女ともに「特に気にならない」が最も多いですが、次いで「200万円以上~300万円未満」「100万円以上~200万円未満」といった回答も多数派に。

自分の理想的な貯金額は?

一方、自身の貯金額においても「200万円以上~300万円未満」「100万円以上~200万円未満」が目立つ結果となりました。

みなさんのなかにも、将来の経済状況への不安から「自分の口座に200万円前後の貯金があると安心」と考えている人も多いはず。家庭によって毎月の生活費は異なりますが、万が一のトラブルに備える「生活防衛資金」は3~6か月分の生活費が目安とされていて、いざというときの安心材料になります。

また、一般的に結婚式費用は350万円程度といわれているので、相手と自分の貯金がそれぞれ200万円程度、2人で400万円程度あるのが理想的と感じている人も多そうですね!

「安心感のある夫婦関係」を築くために大切なこと

最後に、安心感のある夫婦関係を築くために必要だと思うことをうかがった結果がこちら。回答者の具体的なコメントの一部を以下にご紹介します。

【男性のコメント】

愛情表現を多くする」(20代)
「価値観が同じであり、お互いが対等な関係である」(20代)
「しっかり話し合えるように普段からコミュニケーションをとる」(20代)
「家族を作り上げていく以上、本音を言い合える関係にあることが重要」(20代)
「片方が病んだとき、失敗したときにもう一方がそれを補おうと努めるような、互いに共感性を持ち合う関係が最も重要」(20代)
家事の分担」(30代)
「夫婦関係ではあるけれど、お互いに自立した生活を送れる力があることが大切」(30代)
「隠し事をせずにオープンに話し合える関係や価値観が一緒で分かり合える人が大切」(30代)

【女性のコメント】

「相手に対して誠実であり、互いを尊重していること」(20代)
家事や育児に積極的で、飲み会などにもあまり参加しない人。暴力を振るわない人」(20代)
「お互いに対するリスペクトを失わないにも適度な距離感が重要だし、心に余裕を持つ為にも安定した収入も大切」(20代)
「お互い思っていることを溜めずに何でも話し合える関係」(30代)
「問題が起きたときに話し合える、報連相がしっかりできる、すれ違いにならず2人での時間を取れる」(30代)

男性は安心して支え合える愛情に満ちた夫婦を理想としており、女性は家事育児への協力やこまめな報連相ができる結婚生活を求める傾向にあるようです。

そして共通するのは、お互いに尊重しながら対等な関係を築いていくことの大切さ。これが基盤となって、結婚相手の条件として「安心感・安全性・安定性の“三安”」が求められているようです♡(Mai)

情報提供元/結婚相談所「パートナーエージェント」