人気芸人「ぼる塾」のメンバー4人によるリレーエッセイ連載！
当連載の36話を収録したエッセイ本『思い、思われ、食べ、ぼる塾』（小学館刊）も大好評発売中！
沖縄で撮り下ろした4人のグラビアや、かわいすぎる書籍オリジナルの「ぼる塾ステッカー」、全員へのロングインタビューに懐かしの「プロフィール帳風・自己紹介企画」など盛りだくさんなので、まだゲットしていない人はチェックしてくださいね♪
今回は、酒寄さんのターン。
実は学生の頃は軽音部だった!?酒寄さんの、大好きな曲を教えてくれました。お気に入りソングの思い出と共に、酒寄さんの人生をプレイバック！
「私のすきな音楽」
皆さんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。もうそろそろクリスマス！2024年の私のターンは今回が最後です。次は2025年になっていると思うとワクワクしますね！
今回は好きな音楽について書きたいと思います。
音楽に特別詳しいわけではありませんが、聴くのは大好きです！学生時代は軽音楽部に所属し、全然楽器をひけないので部員の人数をひとり増やすという役割をしていました。人数がとんでもなく少ない部活において人数を増やすというのは大切な仕事なんですよ！
私は好きなジャンルがあるわけではなく、なんでも聴きます。初めて自分で買ったCDはミンクのMiMiの『あにまる Rock’n Roll』です。アニメ『バケツでごはん』のED曲でした。同世代の人には伝わると思うのですが名曲です。
私が「音楽ってすごい！」と最初に思ったのは、スピッツです。中学時代に同い年の女の子と文通をしていたのですが、その文通相手の影響で聴き始めました。『スパイダー』が衝撃的でした。メロディ、歌詞、歌声全てが破壊力抜群。こんなに爽やかで狂気に満ちた歌があるのかと何度も何度も繰り返し聴きました。「どうやって生きたらこんな歌が生みだせるのだろう」と真剣に考えました。
「（こんな感情になる恋がしてみたい！）」
そう強く思いましたが、現世では無理そうです。中学時代は学校に行けなくなった期間があり、そのときはGo!Go!7188やSyrup 16gの音楽に救われました。
そして倉木麻衣さんの『Feel fine!』。あの時代の私は『Feel fine!』を聴いているときがいちばん明るかったです。
なんとか高校に進学し、高校は真面目に通うようになりました。そして高校でできた友人のおかけでw-inds.とLeadに出会いました。歌とダンスで見せるパフォーマンスに、「すごい！とてもかっこいい！」と、また新たな音楽の扉が開きました。
w-inds.は田辺さんも好きなので今でも「w-inds.の『四季』は名曲すぎやしないか？」という話をよくしますし、Leadの『ファンキーデイズ!』は悲しいときに聴くと元気をもらえます。
他にも兄の影響で中島みゆきさんを聴き、そこから彼女が関わった工藤静香さんの曲にたどり着いて感動しました。『黄砂に吹かれて』、『慟哭』、『雪・月・花』などなど。情念というものの奥深さを知りました。そして大学に入学。
大学時代、たまと筋肉少女帯に大ハマりしました。たまのメンバーである知久寿焼さんのライブで、初めてライブの遠征もしました。
筋肉少女帯から大槻ケンヂさんを知り、音楽だけではなく、書かれる文章にものめり込み、読み漁りました。私が人に優しくありたいと思うのは大槻ケンヂさんの影響です。
それから、とある一般企業就職。坂本 九さんの『上を向いて歩こう』を毎日聴いて耐えました。あるとき、『上を向いて歩こう』を聴きながら、「耐えなくていい」と思い、退職しました。
そして芸人になり、田辺さんと猫塾を結成。フィッシュマンズをずっと聴いている日々が続きました。『いかれたBaby』の浮遊感にひたすら身を任せていました。『チャンス』を聴くと田辺さんを思い出しました。別に田辺さんに恋をしているわけではないのですが、逃したくない相方への感情はラブソングにがっちするのかもしれません。
芸歴が進み、猫塾が自分の出囃子（登場するときに流れる音楽）を使用できるようになったときは、相対性理論の『（恋は）百年戦争』にしました。大好きな曲であり、前奏からとてもかっこいいのでこの曲を自分たちの味方につけたかったのです。今もこの曲を聴くと、飛び出していきたくなります。
時系列でうっかり書き始めてしまったのでどこに挟んだらいいのかわからなかったのですが、アニソンもとても好きです。『魔法陣グルグル』のOP曲『晴れてハレルヤ』、ED「Wind Climbing～風にあそばれて〜」は年をとればとるほど好きになります。
『魔法騎士レイアース』のOP曲『ゆずれない願い』は、私の中の「アニソンの2番の歌詞は大人に刺さる説」を確固たるものにしました。ぼる塾の出囃子である、『美少女戦士セーラームーンR』 ED曲の『乙女のポリシー』も大好きです。
他にも、『知恵と勇気だ！メダロット』、『でてこい とびきりZENKAIパワー!』、『夢のENDはいつも目覚まし!』などなどアニソンで2000字いってしまいそうなのでここでやめておきますが、とても好きです。
そしてぼる塾になった現在ですが、パソコン作業が増えました。作業中にエイフェックス・ツインを聴くととても集中できます。それとゲームの『UNDERTALE』の曲を聴きながら作業すると、感動しながら作業ができます。感動しすぎて作業を中断するときもあります。こっちのけんとさんの『はいよろこんで』を聴くと、「やったるぞ」という思いになります。
それから、息子の影響で童謡も好きになりました。（私の音楽はかなり人の影響で成り立っています）『どんな色がすき』、『手をたたきましょう』、『にんげんっていいな』など、心臓がきゅっとなります。息子と歌いながら、（これってすごい歌だったんだ…）と声を失いました。歌っている最中に声を失ってどうするんだって話ですね。
ぼる塾のみんなからは、KAT-TUN、湘南乃風、マカロニえんぴつを教えてもらいました。
これから先、どんな音楽に出会えるのでしょうか。
とにかく音楽が好きです。（酒寄）
これからも『乙女のポリシー』でたくさん飛び出します！」by酒寄さん
★ぼる塾連載は毎週日曜夜配信予定です！
お楽しみに★
本連載から36回分のエッセイを厳選セレクトして掲載。巻頭には32ページにわたり、沖縄で撮影されたほっこり癒される4人のグラビアを収録。その他、ぼる塾自身が初めて語った「ぼる塾」についてのロングインタビューなど、ぼる塾の魅力が詰まった永久保存版！書名：思い、思われ、食べ、ぼる塾。
定価：1,980円（税込）
体裁：288ページ ※とじ込みスペシャルステッカー付き／B6 変形判
発行：小学館
▼沖縄ロケのバックステージ動画もCanCamYouTubeチャンネルにて公開中！
▼まずはここから読んでみてください！【人気のバックナンバー】
『猫塾』と『しんぼる』が合体したお笑いカルテット。現在、酒寄希望さん（写真左）が育休中のため、きりやはるかさん（中央左）、あんりさん（中央右）、田辺智加さん（右）のトリオで活動中。
酒寄さんがnoteで書き綴った、笑えて心温まるぼる塾エッセイが書籍化！『酒寄さんのぼる塾日記』（¥1,540／ヨシモトブックス）、『酒寄さんのぼる塾生活』（¥1,480／ヨシモトブックス）発売中。
©吉本興業／マガジンハウス芸能界でも指折りのスイーツ通で知られる田辺さん初の書籍。『あんた、食べてみな！ ぼる塾 田辺のスイーツ天国』（¥1,430／マガジンハウス）発売中。『ぼる部屋』毎週木曜 24:15-24:25 KBC 九州朝日放送にて放送中。
『ラヴィット!』毎週月曜～金曜 8:00-9:55 ※月曜レギュラーTBS系にて放送中。
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