結婚とは、大好きな人と家族になれる幸せなイベント。しかし現実にはいいこと100%というわけではなく、不満を感じることも多々あるもの。それでも結果的には「結婚してよかった」と思える人生を送りたいですよね。
今回は、URUHOME(ウルホーム)が結婚経験のある男女501人(女性312人/男性189人)を対象に行った「結婚をおすすめできるか」についてのアンケート結果を紹介していきます。
Q.結婚していない人に、結婚をおすすめできますか?
まず、結婚していない人に結婚をおすすめできるかどうか聞いてみました。その結果、約半数が「おすすめできる」と回答。「どちらともいえない」は約4割、「おすすめできない」は1割弱でした。
それぞれの回答理由が気になるところ。次にまとめて見ていきましょう。
Q.結婚をおすすめできるorできないorどちらともいえない…その理由は?
1位:どちらともいえない。人によると思うから(40.9%)
「向き不向きがあるので人それぞれ。ただ、長い共同生活だし相手を思いやれない人はやめたほうがいい」
「してもしなくても、それなりに苦労はある」
「自分の息子たちにも結婚は全く強要しない」
「変な人と結婚するくらいなら独身がいいと思う」
「修行のようなものだから、何があっても耐えられるぐらい好きな人がいれば結婚すればいい」
性格や価値観は人それぞれなので、結婚にも向き不向きがあるもの。たとえば、結婚は共同生活であるため「思いやり」に欠ける人は向かない傾向にあるようです。夫婦が仲良く過ごしていくためには協調性を持つことが大切。家族のために時間を割くことができたり、意見のすれ違いが起こっても円滑に言葉のコミュニケーションをとれる人は、結婚に向いているでしょう。
また、結婚の価値はパートナーとの「相性」によっても大きく変わります。理想的な相手を見つけることができれば有意義なものになりますが、そうでなければ結婚自体が負荷になることもあります。
2位:おすすめできる。嫌なことよりもいいことのほうが多いから(33.7%)
「結婚は社会的に認められた証だと思う。家庭を持つと責任ができるが、とてもいいもの」
「『相手の何がいいのか』『自分の絶対的価値観と合うか』などを見極めて、過剰に相手に期待しないことが重要。結婚は、経済的、精神的安定につながると思う」
「人生で一番の味方を得る経験は、とても心強いことだと思う」
「結婚は人生の墓場だという人もいますが、縁あって結婚にたどり着いた人にしか味わえないものがある。見ず知らずのふたりが縁に結ばれて結婚できたということは、すばらしいことではないか」
「いいことも悪いこともあるが、何だかんだ結婚してよかったと思う」
結婚をおすすめできる理由には、全体を通して「嫌なことよりいいことのほうが多い」との声が挙がりました。結婚生活には大変なことも当然あるもの。しかし、それを超える喜びや充実感を味わえると「なんだかんだ結婚してよかった」と思えることだってあります。そして人生における味方ができることは、結婚の大きなメリット。
3位:おすすめできる。嫌なこともあるが一度は結婚すべきだと思うから(12.8%)
「普段から『するかしないかは自由だけど、一度はしてみたらいい。ダメだったら離婚する権利もあるから』と言っている。結婚するといいことも悪いこともあるが、何も経験しないよりは自分が成長できると思う」
「一度は経験をしたらいいと思う。他人と一緒になることの大変さを経験し、自分の肥やしにする。経験値が上がり、すごく自分のためになる」
「いいことも嫌なことも、結婚しないとできない経験だから。『すべき』とまでは思わないが、経験してみてもいいのでは、と思う」
「思っているよりも嫌なことばかりじゃない」
「今では違うかもしれないが…結婚というのは夫婦での日常生活を通して男女の違いを決定的に理解できる行為なので、是非経験したほうがいいと思う」
「人生の財産として結婚してみる価値がある」という意見。いいことも嫌なこともひっくるめて、経験者にしか得られない「学び」や「成長」を実感している人もいるようです。そして「夫婦」として男女で共同生活をすることは、異性を理解するために必要な経験でもあるとのこと。
4位:おすすめできる。いいことしかないから(4.4%)
「素敵なパートナーにさえ出会えれば、人生を2倍楽しむことができると思う」
「精神的、金銭的な安定を得られたのが大きい。子どもは持たない選択をしたので、子育ての時間を他のことに使えて穏やかな日々を過ごしている。自分には夫を一番に考える生活が合っていたので」
「いつも自分の味方でいてくれる『親友』を得るような安心感がある」
「毎日の生活で、心のゆとりを感じられるようになった」
「朝『おはよう』と言い、夜『おやすみ』が言える相手がいることはとても幸せ!」
少数派ですが、結婚に対して非常にポジティブな意見もいくつか挙げられました。素敵なパートナーにさえ出会えれば、人生が何倍も幸せに感じられる。ということは「パートナーとの相性を見抜くのが、結婚の成否を分ける」とも言えるでしょうか。
5位:おすすめできない。結婚の理想と現実は違うから(2.6%)
「愛情がなくなると地獄」
「自分にとっては結婚=我慢。結婚した時点で常に何らかのストレスを日々抱えながら生涯生きて行くことになる。自由に遊びに行けない、自由に欲しい物を買えない、行きたくない場所にも仕方なく行かざるを得ないなど…とにかく大変。強く独身で生きることをおすすめしたい」
「相手の身内とも関わるのでいいことがない」
「何も自由がない、かごの中の鳥になってしまう。奴隷みたいなもの」
「想像していた結婚生活には到底ならない」
結婚をおすすめできない理由は、やはり「理想と現実の相違」。生活の中で、結婚へのデメリットを多々感じているようです。中には「愛情がなくなると地獄」「かごの中の鳥」「奴隷みたいなもの」というコメントも…今まさにそのような思いをしているのでしょうか。
また、パートナー本人は素敵であっても、その家族(義実家)や親戚との付き合いに苦労することもありますね。
結婚経験者に「結婚していない人へ『結婚』というものをおすすめできるか」と聞いたところ、約2人に1にが「おすすめできる」と回答。その背景として、精神的な心の拠り所ができたり、共同生活において自分自身が成長できたりといったメリットを感じていることが分かりました。
結婚生活がどれだけ大変で、どれだけ幸せなのか。それは経験してみなければわからないもの。ですが「結婚すること」と「独身でいること」それぞれのメリット&デメリットを把握することで、自分の進む方向性が見えてくるかもしれませんね。(Mai)