1か月に1万kcalは酒を飲む女が、プチ断酒してみた結果【2週め】

こんにちは、酒飲みライターの後藤です。「何してもやせないな〜」と思っていたある日、1か月どのくらい飲酒しているのかあすけんで計算したところ、軽く1万kcal超えていたので、「何してもやせない理由、これでは?」と思い、プチ断酒することにしました。

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条件は下記です。

・家では絶対酒を飲まない(絶対)→ノンアルコールビール箱買いしてかわりにそれを飲む
・飲酒していいのは「誰かと食事に行く予定」のみ
・飲酒していい予定は最大週3日までとし、かつ2日連続にしない(どうしてもの場合は絶対に前後で調整)
・飲酒する場合は一杯一杯大事に飲む。水のかわりにしない

「そんなもん断酒って言わねえだろ!!」という声が自分の中からもうっすら聞こえてきますが、「とりあえず小さく始める」ことを大事にしているので、まあまあいいことにしてください。冷蔵庫に365日ビール・ワイン・日本酒の3点セットを常備していた女が「家で絶対に飲まない」と突然決意して、ほんとに飲んでないだけでも超大きな一歩じゃないですか!? 千里の道も一歩から!!

そんなプチ断酒ライフ、2週めの報告です。

▼1週めはコチラ

【1】家で飲まないのが完全に当たり前になった

正直1週めは「…酒、飲みたいな」と思うこともありましたが、2週めに入ると「もはや家で飲酒するという選択肢がない」という感覚に。あれだけ「飲まないとダメ」と思い込んでいたのに…人間の習慣って意外と簡単に変えられるものなんですね。

1週めの時点で「飲まないと、夜は長い」との気づきもあったし、カロリーもさくっと抑えられているし、酒の勢いでポテチ開封! もなくなった。
あれだけ「本読みたいのに読む時間がない」と思っていたのに、2日で1冊読み切るくらいのペースで読む時間もできました。「なんだ、お酒飲む時間を読書にあてればよかったんだ…」と、もっと早く気付けばよかったとちょっと後悔。でも今気付けたのでよしとします。最近はお風呂入った後に、箱買いしたドライゼロ(ノンアルコールビールを飲みまくった結果いちばん好きな味だった)を1本飲みながら読書して、眠くなったら寝る、というのがいい感じの流れです。

ただ、1日1本ドライゼロを飲むと、ちりつもでまあまあな値段になるので、理想は炭酸水飲みながら読書にしたい。けど、なんとなくドライゼロが飲みたくてドライゼロに手が伸びがち。ってことはやっぱりお酒飲みたい欲求からは完全に解き放たれていないのか? と思わなくもない。でもスーパーやコンビニでビール買って帰ろう、にもならない、不思議な状態です。

【2】飲める予定の日に若干反動がくる

しかし、酒飲みの友達と一緒にごはんに行った日、ストッパーが外れて終了しました。「水のかわりにしない」とか言ってたのに、完全に水のかわりにした日がありました。

1軒め:ビール2杯
2軒め:果物のサワー2杯をチェイサーのかわりに日本酒1.5合
3軒目:ワイン1杯

酒だけでどんなに少なくとも863kcalらしいです。たぶん感覚的にもう少しいってそう。
あすけんのお姉さんに正直に申告したら「飲みすぎです」って真っ青になってしまいました。ごめんなさい。

【3】酒への耐性が弱まってきた

さて、上記の酒量、以前の自分だったら余裕でこなして翌日もピンピンしていたのですが、アルコールを体に入れる日数が減ったからかどうなのかわかりませんが…完全にヘロヘロでした。
当日もカメラフォルダに記憶のない写真が入っていたり(私の酔ったときあるある、謎の写真撮ったり撮られたりしている)、翌日も二日酔いまではいかないものの「…これは二日酔い一歩手前では?」という体調不良感。「ペロッ…これは胃もたれ!!」という感じの具合悪さで、いつもの6割くらいの元気度合い。

シーサーくんの状態でどれだけ飲んだかわかる「うちな〜節酒カレンダー」に飲酒量を正直に打ち込んだら、アルコール分解まで21時間かかる量飲んだらしいです。むしろなんで今まで翌日にピンピンしていたのか。

「こんなに体調不良になってまで、あの量を飲む必要はあるのか?」と自問自答してしまいました。
もしかするとこんなに飲まずともいいのでは、と。もしかすると外食時も飲酒量を減らせるような気がしてきました。

【4】ストレスのはけ口→お酒、ではなくなった

かなり大きな変化がこれです!
いつもだと、何かしら落ち込むことがあるなど、ネガティブモードに入るできごとがあると、99.9%「酒飲むしかない!!!!」になって、自宅で暴飲し、そのまま眠くなって寝落ちすることが多々。要するに、お酒をストレスのはけ口にしてしまいがちでした。

今週も、今までなら絶対にそうなっていたであろう出来事が発生したのですが、「自宅で飲む」という選択肢が消えて2週間ほど経ったので、なんと、「そうか…」と落ち込みはしたものの飲まずに終えられました。ガチで人間は変わる。
かわりに何をしたかというと、別にポテチやら甘い物を食べたくなるわけでもなく、そのことを考えないようにベッドの中で好きな本を読んでいつもより早めに寝る、でおしまい。あまりにも健全。


「お酒飲まない生活なんて無理」と思っていたのに、やってみたら意外とできるものでした。
おそらく、私の性格上、いきなり全部断酒にせずに「外で誰かとごはん行くときは飲んでOK」と逃げ道を残しているのが、プレッシャーになりすぎずに効いている気がします。
次は「外食に行ったときの飲酒量」もコントロールしたいですが、仮に「2杯まで」と決めたとしても、焼肉の予定があるのですでに守れない気配しかしません。焼肉でも試しにノンアルコールビールでやってみるという手もあるのでしょうか? 要検討です。

果たしてプチ断酒生活は続くのか、突然爆発して飲み始めるのか。
To be continued…

構成/後藤香織