実際「ジューンブライド」って憧れる?大変そう?2024年男女の本音

6月といえば…

「6月といえば…?」と聞かれたら「ジューンブライド」を思い浮かべる人も少なくないはず。かつては憧れイベントの代名詞的だった「ジューンブライド」…ですが、実際天気が不安定な梅雨シーズンですし、結婚式にまつわる価値観も変わってきていますよね。

ここでは、株式会社IBJが運営する「ブライダルネット」で婚活を行う男女1,623人(男性1,097人、女性526人)を対象に実施した「結婚式・結婚への価値観」についてのアンケート調査をもとに、今時の結婚式に対するイメージを探っていきます。

「ジューンブライド」に憧れはある?

ジューンブライドに憧れはあるかと聞くと、「ある」と回答したのは男性が17.2%、女性が21.3%。もはや男女ともに、ジューンブライドに憧れがない人が圧倒的多数だということがわかりました。

どうしてジューンブライドへの関心が薄れているんでしょうか? 次にジューンブライドに対するイメージを尋ねてみました。

ジューンブライドってどんなイメージ?

【男性】

1位:特に印象はない(40.7%)

2位:一昔前の古い印象がする(23.8%)

3位:幸せになれそう、縁起が良さそう(22.2%)

【女性】

1位:梅雨の時期の結婚式で大変そう(39.2%)

2位:幸せになれそう、縁起が良さそう(29.1%)

3位:一昔前の古い印象がする(26.8%)

「ジューンブライドに対するイメージは?」という質問の結果がこちら。

男性の3位、女性の2位に「幸せになれそう、縁起が良さそう」という意見がランクインしているものの、男性の2位、女性の3位には「一昔前の古い印象がする」というネガティブな意見もランクインしていました。どちらも、ジューンブライドという考え方が昔から続いてきているからこそのイメージなのだと思いますが、それが良い方にも悪い方にも転んでしまっているようでした。

女性の1位には「梅雨の時期の結婚式で大変そう」という、6月ならではの悩みがランクイン。雨や湿気はヘアメイクや衣装にも影響が出ますし、せっかくの結婚式なので、できれば当日の天気は晴れていてほしいと思う人が多いですよね。

実際に「自分もジューンブライドに結婚式を挙げたい」と考えている人の割合は、男女共に約5%と、ジューンブライドに憧れが「ある」と答えた人の割合より、さらに低い結果となりました。

結婚式は挙げたい?

そもそも、結婚式自体を挙げたいという人はどれくらいいるんでしょうか? 「結婚式は挙げたいですか?」という質問に対し、男女ともに最も多くの回答が集まったのは「相手に合わせる」で、男性が64.6%、女性が39.0%でした。

「はい」と答えた人の割合は女性の方が高く、男性が14.5%なのに対し女性は34.0%でした。一方で「いいえ」と答えた人の割合も女性の方が高く、男性が20.9%なのに対し、女性は27.0%となりました。女性の方が結婚式をやりたいか、やりたくないか、意思がはっきりと固まっている人が多いみたいですね。

結婚式を挙げたくない理由は?

▼結婚式を挙げたくない理由

【男性】

1位:費用(38.0%)

2位:時間や手間がかかり面倒(14.0%)

2位:再婚のため(14.0%)

【回答理由】

・「その分を生活費・住居費用にまわしたい」(30代男性)

・「不景気で物価高だから。一生の思い出より、この先の生活が大事」(40代男性)

【女性】

1位:費用(32.4%)

2位:年齢(17.6%)

3位:再婚のため(16.2%)

【回答理由】

・「写真で残せれば十分なので前撮りだけはしたい。後は将来のために貯金にまわしたい」(20代女性)

・「フォトウエディングだけにして、新婚旅行を豪華にしたい」(30代女性)

結婚式を挙げたくないと回答した人を対象にその理由を尋ねたところ、男性・女性ともに「費用」が最も多くの票を集めていました。

結婚式を挙げるとなると、やはりお金はかかりますよね。新婚旅行もしたいし、今後の生活のことを考えると節約したい…そんな考えから結婚式の優先順位が低くなっているのでしょうか。

また、フォトウェディングだけにしたいという声も。式を挙げなかったとしても、ウェディング写真でふたりの思い出を残しておくというのも素敵ですよね。

結婚式を挙げるなら、どの季節がいい?

「結婚式を挙げるなら、どの季節がよいですか?」という質問では、男性も女性も「特にこだわりはない」が最多となりましたが、四季の中では「春」と「秋」に回答が集中していました。

【“特にこだわりはない”と回答した方の理由】

・「季節や記念日よりも、その時々の都合を優先させたい」(20代女性)

・「結婚するタイミングが結婚式を挙げるタイミングだと思うから、季節は気にしない」(30歳男性)

・「どの季節でも、挙げたいと思ったときに挙げられれば」(40代女性)

「特にこだわりはない」と回答した人は、タイミングを重視していることがわかります。結婚する時期やふたりの予定によって、都合のいいタイミングは様々ですし、あえて季節にこだわることはしないのかもしれません。

【結婚式を挙げるなら“春”・“秋”を選択した方の理由】

・「暑くも寒くもないほうが、来てくれる人たちも楽しめると思うから」(30代女性)

・「季節的に大汗もかかないし、凍えることもないから」(40代男性)

結婚式の日が暑すぎたり寒すぎたりすると、本人たちはもちろん、来てくれる人も少し大変ですよね。素敵な思い出になるように、快適に過ごせる「春」「秋」を好む人もいるようでした。

結婚するときにやりたいことは?

「結婚するときに理想としてやりたいことは?」という質問の結果がこちらです。

男女ともに多かったのが「プロポーズする・してもらう」でした。特に女性は75.3%と、多くの人が回答していることがわかります。プロポーズは結婚へ踏み出すための最初の一歩ですし、重視している人は多いようでした。

結婚に対する考え方はそれぞれ

結婚式に対する今どきのイメージについて見てきましたが、いかがでしたか? 結婚式で何を重視するのか、そもそも挙式したいのか、これを機にぜひ自分の考えを整理してみてはいかがでしょうか?

情報提供元/株式会社IBJ「マッチングアプリ研究室」 写真/(c)Shutterstock.com