「鰭」って読める?「すし」でも魚の名前でもありません

よく知っている言葉でも、普段ひらがなやカタカナで見る機会が多いと、漢字表記になったとたんに知らない言葉に見えるもの。たとえば「鍍金」「麪包」「微温湯」などは、私たちにとっておなじみの言葉なのですが、漢字を見てパッと読める人は少ないでしょう。
そんな「知っているのに読めない漢字」シリーズから、本日挑戦していただくお題はこちら!

魚+老+日で、「鰭」
見た目からしていかにも難読なこちらの漢字も、じつは音で聞けばごく一般的な日本語です。いったい何と読むのでしょうか? ちなみに「すし(鮨)」ではありません。

■ここでヒント!

・ヒント1 魚に関係がある

魚へんであることからも想像できるとおり、「鰭」は魚に関係のある言葉です。

・ヒント2 体の一部

もう少し詳しくヒントを出すと、「鰭」は魚の体の一部です。魚の種類によって形は異なりますが、主に背中や尻(尾)の部分、胸、腹などにあって、多くの人が見たことのあるモノです。魚だけでなく、水中で暮らす哺乳類に付いていることもあります。

・ヒント3 泳ぐために使われる

「鰭」は、魚や水生哺乳類が泳ぐために使う器官です。彼らは水中で、左右もしくは上下に「鰭」をひらひらと動かすことで泳ぎます。ちなみに、人間も水泳で「鰭」の役割を果たすプラスチックの「足鰭」を使うことがあります。

ちなみに、ひらがなで書くと「◯◯」の2文字です。……そろそろ答えが分かりましたか? それでは、この辺りで正解を見てみましょう。

■正解は、こちら!

「鰭」の読み方、正解は「ひれ」でした。(「はた」と読むこともあります)
スキューバダイビングなどで使う「フィン(fin)」は、英語で魚のひれを指す言葉。ダイビングフィンは「足ひれ」とも呼ばれますが、もちろんこれも漢字で書くと「足鰭」となります。

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(豊島オリカ)

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