【板垣李光人メイク連載プレイバック】赤銅色で立体感をつけたメキシコの祝祭メイク

Beauty Voyage Vol.18:異国の祭りに魅せられて

※この記事はCanCam2022年11月号「Beauty Voyage」を再構成したものです。
プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。今回は11月に開催されるメキシコのお祭りを題材に、レッドブラウンを使った印象的なメイクをしてみました!

今回のテーマは…『ディア・デ・ムエルトス』

「11月頭に開催される“ディア・デ・ムエルトス”は、日本のお盆に近いメキシコの祝祭。街には骸骨モチーフとマリーゴールドがあふれ、家族や友人が集って故人の思い出を語り合うそう。幼少期に『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を観て主人公のジャック・スケリントンを大好きになった僕には、骸骨がポジティブに受け入れられているこの祭りが気になって仕方ありません。」(板垣さん)

「そこで今回は、祭りのスカルペイントをヒントに、少しダークでパーティ感のあるメイクをしました。目元は黒ライナー&赤銅色のバームアイカラーで囲んで目力をアップ。口元はリップライナーを使って口角を暗く仕上げ印象を強めています。リップライナーになじみがなかったのですが、実に便利な品ですね。濃い色を口角に塗るときゅっと上がって見えるのも驚き。このテクは普段のメイクでも応用できそうです。そして赤銅色のおかげで目や唇の立体感がナチュラルに底上げされた気が。そういえば撮影中、小さい頃両親に骨格標本を買ってもらい大事にしていたことを思い出しました。骨ってよく見ると形がとても美しいんですよ(特に頭骨と骨盤はマーベラス!)。誰しも身体の中にこんなアートを隠しているだなんて。とても神秘的ですね。」(板垣さん)

メインアイテム

a. ペンシルライン

メイクアップフォーエバー アーティストカラーペンシル 100 ¥2,860 

目元以外にも使える万能黒ペンシル。ラインだけでなく、ぼかしも美しく。

b. アイシャドウ

アディクション ザ アイシャドウ 002T ¥2,200

バームのような質感で、素肌が透けるくすみローズのアイシャドウ。

c. リップライナー

M・A・C リップ ペンシル ヴィノ ¥2,860

唇の形を際立たせるダークレッドリップライナー。

d. リップ

パルファン・クリスチャン・ディオール ルージュ ディオール バーム 445 ¥5,170

シアーかつマットなコーラルで、唇になじみやすい。

1. 化粧下地

ジルスチュアート ビューティ イルミネイティング セラムプライマー ミッドナイトチェリー ¥3,520

2. ファンデーション

RMK リクイドファンデーション フローレスカバレッジ 101 ¥6,050
 

3.アイブロウ

コーセー エスプリーク W アイブロウ(ペンシル&パウダー) GY002 ¥2,310(編集部調べ)

How to make-up

いつものスキンケアの上に、保湿用オイルを重ねる。その上から1の下地と2のファンデーションを塗ると、オイルの潤い効果で肌がよりツヤっぽく。眉は3のペンシルで形を整え、パウダーでふんわりぼかす。aのペンシルで上まぶたのキワに太めにラインを引き、その上をブラシでなぞり上まぶたの半分くらいまでぼかす。bのアイシャドウは指に取り、上まぶた&下まぶたのキワに軽く叩き込んで。透け感のある赤茶が黒をなじませ、ニュアンスのあるムードに。cのリップライナーで上下の唇の口角付近を塗りつぶし、dのリップを唇の中央付近にたっぷり塗ったら、2色の境目を指でぼかして完成!口角を暗い色で締めることで唇が立体感を増し、ひときわ印象的に仕上がる。

完成♡


リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-

雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介!

モードな目元になりたい日はBYREDOのアイパレットを

アートでモードな気分のとき、味方になってくれるブランド・BYREDO。以前アイライナーを紹介しましたが、本日はアイパレットを。一見気難しそうな色合わせですが、絶妙な塩梅で夢と現世の狭間を演出してくれます。例えば濃紺と紫をMIXして下まぶたに乗せれば妖しさが香り立つ目元へ…。その雰囲気はさながら蝶のようです。

姫路の名物・瀬戸内の穴子をいただきました!

先日、とあるお仕事で姫路へ。衣食住において“食”への熱量がそこまで高くない板垣ですが、地方へ赴いたときは土地を感じる食材が食べたくなります。ということで、今回は穴子をいただきに。穴子ごはん、大変美味でした。ただ、遅くに伺ったため選べるメニューが少なかったのが心残り…。いつかまたぜひ。


赤銅色が際立たせる生と死のフェスタ

板垣李光人「Beauty Voyage」はこちらから

CanCam2022年11月号「Beauty Voyage」より
撮影/大野隼男(えるマネージメント)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/漆原タケル スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/田中かほ里 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵