映画にはある。現実的に「108本のバラでプロポーズ」って嬉しい?それともナシ?

「愛情」の花言葉を持つ、美しく鮮やかな赤いバラ。特に「108本のバラの花束を贈ってプロポーズ」なんて、シチュエーションはドラマなどでも大定番。物語の中だと憧れますが、実際に贈られるとなるとどうでしょう。大きさや重さを考えると、贈る方も「本当に喜んでくれるのか」不安に感じてしまうかもしれません。

今回はシンフラワー株式会社が独身女性300名に聞いた「108本のバラでのプロポーズ」に関するリアルな声を紹介します。

そもそも「108本のバラ」の意味・由来って何?

そもそも「108本のバラの花束」 とは何なのでしょうか? 実は、バラは贈る本数によってさざまざまな意味を持つのですが、108本のバラには「結婚してください」という意味が込められているのです。これは「10(と)8(わ)=永遠」とする語呂合わせを由来としているそうです。

いつから始まった風習なのかなど、起源には諸説あるものの、今では永遠の愛を誓うプロポーズには定番のプレゼントになっています。花の美しさだけでなく、素敵な意味もあると思うとうっとりしちゃいますね。

憧れる女性多数!支持率No.1の「108本のバラ」

プロポーズにあたって108本のバラのプレゼントを考えた時、気になるのは「女性は108本のバラが本当に嬉しいのか?」という点。そこで、まずは2021年に実施した「プロポーズでプレゼントされるなら、何本のバラが嬉しいのか」というアンケート調査から見てみましょう。

すると、若干ばらつきはあるものの、14.5%の人が回答した「『結婚してください』を表す108本」が一番人気であることがわかります。その他、2位に「『最愛』を表す11本」、3位に「『私の妻になってください』を表す12本」などがランクインしている事を見ると、本数よりも込められた意味が重視されているようです。

「嬉しい?」「困る?」贈られる108本のバラの本音

嬉しい:39.3%
嬉しくない・困る:60.7%

なんと、もらって嬉しいバラの本数では1位を獲得した108本のバラでしたが、実際にプロポーズで贈られることを考えると「嬉しくない・困る」と感じる人が約6割という結果になりました。

しかし、あわせて寄せられた回答の理由も見てみると、「嬉しくない・困る」と答えた背景には具体的な心配事があることがわかりました。そこで、「嬉しい」派と「嬉しくない」派、双方の意見を紹介します。

「嬉しい」派の意見

■込められた気持ちが伝わる

・私の為にここまでしてくれるんだ、と思うし、一生の想い出になるから(25歳)
・想い出に残りそうだし、色々考えてくれたんだなぁと思うので(36歳)
・自分の為に色々考えて実行に移してくれた事が嬉しいと思います(44歳)
・自分のために贈ろうと考えてくれたことが嬉しいし、愛を感じるから(22歳)
・喜ばせようと考え、企画し、花屋に予約や相談をして取りに行き、渡すまでの行動に愛情を感じるから(26歳)
・普段なかなか大きな花束をいただくことが無いため、108本のバラは私にとって素敵な演出で、尚且つ意味を込めて贈ってくれたと思うと嬉しいからです(31歳)

108本のバラのプレゼントを「嬉しい」と回答した女性の理由で圧倒的に多かったのが、「自分のためにしてくれた」と感じる込められた相手の想いが嬉しいという意見。

パッと用意できるものでもなく、プレゼントするまでの事前準備や綿密な計画が必要です。そのため、「プロポーズを真剣に考えている」という想いを直に感じることから「嬉しい」を選んでいるようです。

■一生に一度のプロポーズに特別感を

・そんなに沢山のバラの花束を貰うことなんてプロポーズ以外にないし、ロマンチックな気持ちになれるから(28歳)
・一生に一度の想い出になりそうだから。大切にしようと思える(23歳)
・人生で一度しかない経験になりそうだから嬉しいと思う(21歳)
・絵に書いたような花束をもらうことはないので憧れる(32歳)
・108本のバラが「結婚してください」という意味をこのアンケートで初めて知ったが、ドラマやプリンセス気分を味わえて嬉しいと思ったから(25歳)

ロマンチックな雰囲気の演出にもピッタリな108本のバラ。一生に一度のプロポーズだからこそ、日常にはない特別感のあるシチュエーションに憧れているという声が多く集まりました。ドラマなどの影響というのも大きいかもしれません。

■「プレゼント自体が嬉しい」と感じる女性多数

・人生の中で花を人に贈る機会がどのくらいあるだろうかと考えたとき、プロポーズという人生の記憶に残るイベントの中で贈られる花は心に残るほど嬉しい(22歳)
・元々、花が好きなので花を贈ってくれようとする気持ちが凄く嬉しい。花も108本になると凄く豪華なので、感謝しかないです(36歳)
・花束をもらう機会なんて人生に滅多にないし、人生の節目であるプロポーズを華やかにしてくれるから、花束をもらえたら嬉しい(26歳)
・花束を貰って嬉しくないと思う事がないです。一生に一度の機会で大きな花束を持って歩くのも記念になると思います(36歳)

そもそも、花束やバラをもらう機会がなく、プレゼント自体が嬉しいという声も寄せられていました。特別感に憧れるという意見とも通じるところがあります。貰う機会だけでなく、自分で買う機会も少ないため、プロポーズに限らずプレゼントしてもらえると嬉しいですよね。

「嬉しくない」派の意見

一方、「嬉しくない。困る」と回答した女性の意見に目を向けると、決してバラの花束自体が嫌ではないことがわかります。「もらってもどうすればいいか分からない」「飾るための花瓶がない」「多すぎて心配になる」など、本数に対する不安や心配が「嬉しくない・困る」を選んだ理由になっているようです。それこそ、女性の捉え方によって変わって来るため、一概には言いにくい部分でもありますね。

 108本のバラで永遠の愛を

プロポーズに贈るにはぴったりの108本のバラの花束。しかし、配慮がなければ素敵なプレゼントもNG。ただ贈るだけではなく、その後どのように持ち運び、保存することができるのか受け取った側の心配要素を解消することも大事です。今回の記事で紹介した保存方法などを参考にしながら、永遠の愛への誓いを込めて108本のバラの花束を用意してみてください。どうか素敵なプロポーズになりますように。(岡美咲)

情報提供元/シンフラワー株式会社