これってニキビ?鼻の中の「できもの」をいち早く治す方法
見えないからこそ気になる、鼻のできもの。地味〜に痛い鼻にできた厄介な“できもの”はどうしたらいい? 鼻のできものの正体や、治し方、原因について青山ヒフ科クリニック院長・亀山先生に聞いてみました。
鼻の中のできもの、これってニキビ?
「鼻の中にできているのであれば、それはニキビではなく“おでき”です。ニキビはアクネ菌が増えることでできますが、おできは黄色ブドウ球菌が増えてできるため、風邪と同じように免疫力が下がっているときにできやすいのが特徴です。ちなみに、ニキビの原因のひとつはアクネ菌です。アクネ菌は酸素が苦手な嫌気性菌で、新鮮な酸素が出入りする鼻の中は一番苦手とする場所です。また、アクネ菌の餌は皮脂。皮脂分泌が減少するとアクネ菌も減少します。目の周りや鼻の中はもともと皮脂分泌が少ないパーツ。ということは、ニキビもできづらいでのです」
鼻の中にできた“おでき”を治す方法
「おできはニキビと違って感染症のため、抗生物質が効果的です。抗生物質の飲み薬や塗り薬と並行してビタミン剤を服用したり、健康的な生活を送っていれば自然と治りますよ。ただ、痛い場合は早めに病院へ。適切な処置をすれば治りも早まります」
鼻おできの予防法
痛いおできを作らせないために、日頃からできる予防法をチェック!
- 鼻うがいをして清潔に保つ
- イソジンゲルで殺菌する
- 免疫力を高めるバランスの良い生活と睡眠
まとめ
鼻にできた吹き出物は、ニキビではなく「おでき」。痛かったり、気になる場合は、まずは皮膚科へ。おできが日常的にできている人は、規則正しい生活を送ったり、栄養バランスのいい食事を心がけることも意識してみるのがよさそうです。そして、痛みを伴う場合はなるべく早めに病院へ。ストレスを感じやすい方は、積極的にビタミンCを摂取したり、リラックスすることを心がけることも大事ですよ。
教えてくれたのは……青山ヒフ科クリニック 亀山孝一郎院長
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