毎月30日は「みその日」! 全国各地それぞれの風土に合った「みそ」がありますが、最近では“だし入り”など、調理で使いやすいよう工夫がされたものもあります。
手軽さで言えば、液体のみそと乾燥させた具を、茶碗やカップに入れてお湯を注ぐだけで食べられる、インスタントのみそ汁。各社からいろいろな種類のインスタントみそ汁が発売されていますが、今回はその、インスタントみそ汁に注目!
みそを使った料理と言えば、みそ汁が定番ですよね。でもみその意外な活用法として、炊き込みご飯を作るとき、インスタントのみそ汁の“みそ”を使えば、おいしい炊き込みご飯が失敗なく、簡単にできちゃうんです。
参考にしたのは、マルコメ『液みそ 料亭の味』シリーズを使った応用レシピ(サイトURL)。
レシピをみてみると、“米2合に対して、液みそ大さじ3”とあります。近所の店に『液みそ 料亭の味』が売っていなかったので、液状のみそ=インスタントみそ汁が使えるかも!と思いつき、試してみることに。インスタントみそ汁は、お店によって値段にバラつきはありますが、3食分で¥300や6食分で¥100ぐらいで買えます。そして量ってみると、大さじ1=インスタントみそ汁、およそ1食分。これはわかりやすくていい!
まずは、王道の五目炊き込みご飯を作ってみます。
準備するものは、具とみそが分けて売ってあるインスタントみそ汁の“みそ3食分”、にんじん、ごぼう、ひじき、油揚げ、こんにゃく、しめじ。そして、さけの缶詰まるごと1缶(180g)。
まずは野菜などの具材を細かく切っておきます。次に、研いだ米の上に缶詰のさけをドンとのせ、目盛りまで水を入れます。みそを入れ、残りの具材を入れてひと混ぜしたら、あとはご飯を炊くだけ。
↑しめじもたっぷり入れました。
はい、完成~♪ おいしそうにできました!
ご飯と素材の味を楽しむ炊き込みご飯は、調味料で大きく味を左右されることは比較的ありませんが、それでも、しょうゆって大さじ何杯? しょうゆ以外にはどの調味料が入るんだっけ?という人も多いはず。でも、だし入りのみそがあれば、米2合にみそ大さじ3を入れておけば、大丈夫。インスタントのみそ汁には、みそ+だしが入っているので、ほかに調味料をあれこれ入れなくてもいいんです。
さけ+みそという相性抜群のふたつに、野菜やきのこなどのヘルシーな食材をたっぷり入れられるので、食べ応えある炊き込みご飯ができました。味も、みそがふわっと香って、しょうゆの炊き込みご飯よりもやさしい味に仕上がっているような気がします。
これは、みその種類と具材によっていろんなバリエーションの炊き込みご飯ができるのでは?と思い、後日、赤だしタイプのみそ+マイタケで試してみました。
こちらは、かなりみその味がしっかり出ていていますが、香り高いマイタケもしっかり感じられて、さけ缶を使った五目タイプとまったく違う炊き込みに!
“かにだし”のみそを使えば、かに風味の炊き込みご飯になりそうです。自分の好きな具材&みその組み合わせで、マイ・炊き込みご飯を見つけてみるのも面白いかも。
↑食べきれなかったら、おにぎりにして冷凍へ。
最後に、みそに関する雑学を少し。みそは原料として「大豆」をたっぷり使い、発酵により必須アミノ酸が豊富に生成されます。古くから栄養満点の健康食材とされてきた「みそ」は、特に女性は積極的に摂りたい食材です。そして、みそや納豆などの発酵食品は、体臭ケアにも効く「消臭食」。また、これからお酒を飲む機会が増えるシーズンには、胃腸の働きを高めて解毒効果があるシジミのみそ汁がおすすめです。
★「消臭食」記事はコチラ→ 体臭ケアの救世主!「消臭食」のすすめ
★「二日酔い対策」の記事はコチラ→ 酒は飲んでも飲まれるな!今知っておきたい「二日酔い」撃退法!
おいしくて体にいい、みそを使った炊き込みご飯。具材を切って、みそと一緒にご飯を炊くだけなのに、彼に料理上手と思われること間違いなし、です♡(さとうのりこ)
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