ひょんなことから、「アウトドアにこれといって超興味があるわけではない普通の女子」が世界自然遺産の島、父島にやってまいりました。
そんなレポートの第2回。今回は……父島といえば! の、「海」編です。
前回の記事はコチラ→ 【連載】世界遺産・小笠原に普通の女子が行ってみた(1)〜大荒れの海を渡り、いざ南の島へ〜
父島には自然にまつわる数多くのツアーが用意されております。季節やツアー会社によって内容は変わりますが、私が今回申し込んだのは、ホエールウオッチング&シュノーケリングのコース。
しかし、くじらは野生動物なので、もちろん会えないこともあるとのこと。うう、ザトウクジラハイシーズンの季節にせっかく来たんだから、絶対にくじらに会いたい!
まずはホエールウォッチング。港を出発して約10分ほど船に揺られスポットに行くと、「くじらがいた」とガイドさんが言いました。
しっぽ!
くじらーーー!!!! いたーーーー!!!!!
くじらーーーーーーーー!!!!!!
飛んだーーーーーーーーーー!!!!!!!!
見た! 私はこの目で見ましたよ! くじらを!
ザトウクジラのベストシーズンは2〜4月なので、3月はまさにベストシーズン。実際に見るとザトウクジラ、本当に大きい! しかも親子2匹での登場です! 親くじらが子くじらを背中に乗せて遊んでいるそう。
な、なにこの風景。奇跡? 間近で見るとかなりの感動モノ。
案内してくださったガイドさんによると「今日は奇跡のように半端じゃなくブリーチング(くじらによくある、飛び上がるようなジャンプ)しているね!」とのこと。特に子くじらが惜しみなくジャンプ! ジャンプ! ジャンプ!!
しばらくすると、くじらは海の中にもぐったのか、見られなくなってしまいました。
その後は父島・兄島のあたりをクルージング。「おがさわら丸」に比べるとかなり小さい船でまわるため、揺れやすく案の定船酔い。ここまでの3日中3日とも船酔いとの戦いです。※ちなみに私以外は誰も船酔いしていなかったので、ほとんどの人は大丈夫だと思います。
ちなみに「吐きそうだったら船のふちから海に吐いて!」ということだったので、友人や恋人と行く場合、しっかりと酔い止めを飲むことを猛烈にオススメします。
さて、その後は「ここは魚がたくさんいるスポットなんです」という、父島のすぐそば、兄島の海で、人生初・シュノーケリング!
ウェットスーツ、足ヒレ、シュノーケルをレンタルしいざ装着。人生初とだけありましてシュノーケルを口にくわえるのを何度も失敗し海水を口に含んでしまいましたが(口が「イー」を発音する形になってしまいますが「ウー」でキープするのがコツ!)、それを乗り越えて海に入ると……そこに広がるのはまさに夢のような世界。
竜宮城がもしこの世にあるとしたら、入り口はここにあるんじゃないでしょうか。
画像でお伝えしきれないのが悔しいですが、美しい海の中には、黄色、ピンク、紫、色とりどりの魚たちが泳いでいました。「これよくテレビで見るやつ……!」です。ですが、やっぱり「映像で見る」のと「実際に体感する」のは段違いの感動があります。果たして私が今いるこの場所は、この世なのでしょうか。ひたすらに幻想的で美しく、さまざまなメディアで日々たくさんの情報を浴びていても……いや、いるからこそ、「生の体験」の威力を強く感じました。
とはいえ初心者で「足のつかないところは怖い!」とびくびくしていた私は船からつながっているビート板のようなものが手放せませんでしたが……。しかし、そんな感じの私でもかなり楽しめたので、是非シュノーケリングは体験してみることをおすすめします!
しかも、島の周りには1年を通して野生のイルカが住み着いているため、さらに運が良ければイルカに出会い、なんとイルカと一緒に泳げるドルフィンスイムも体験できるとのこと!
「イルカと泳ぐ」ことが夢だ、という方も多いのではないでしょうか? しかしイルカもやはり気まぐれなので、この日は出会うことができませんでした。とはいえ、あんなにくじらに出会えたのでもう問題ありません。大満足です。
くじらも南国の海も、確かにテレビや雑誌などでは見たことがあるのですが、実際に自分の目で見たときの感動が忘れられません。本当に、今までに見たことのない別世界が広がっています。
さて、父島は「海」はもちろんですが「山」ももちろん魅力的! 次回は「山」のレポートをお届けします。(後藤香織)
次回はコチラ→ 【連載】世界遺産・小笠原に普通の女子が行ってみた(3)~超ビッグなハートから見た絶景~
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