美容と幸福を呼ぶ最旬フード「カキ」をもっと楽しむ豆知識4つ

カキ。かき。牡蠣。眺めているだけでニヤニヤできる2文字って、世の中にそうそう存在しないと思うんですよね。白くふっくらして、つやつや光る海の宝物。ケチケチせずにすすりこめば、口の中をいっぱいに満たす海の香り。そして脳へびりびりと走る幸福感……。同じカキだと言っても、産地ごとに、そして種類ごとにあまりにも違うその味わい。時に甘く、時に濃厚で……書いているだけでカキ欲がムラムラしてくるのでこのへんにしておきます。

しかも美味しいだけではなく、亜鉛などの栄養成分がふんだんに含まれており、美肌効果、貧血予防、アンチエイジングなどに効く低脂肪高たんぱく食品。素晴らしい!
さて、そんな幸福の食べ物、カキの豆知識が『Precious』2014年1月号で紹介されておりましたのでご紹介します。ああ、しかしこの誌面写真……カキテロです!

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【1】真ガキが美味しい季節といえば「R月」!

9月(September)から4月(April)までの、月の名称に「R」がつく月が、一般に真ガキをいただくのに適した時期と言われています。特に12月~2月は最適期! とはいえ、カキには真ガキの他に、通称「夏ガキ」と呼ばれる、比較的身が小さ目でクリーミーな「岩ガキ」があり、そちらの旬は実は6~9月。日本は1年中美味しいカキをいただける、たいへん素敵なところなのです!

 

【2】日本のカキ三大産地は広島、宮城、岡山。

水揚げ量が多いのは広島、宮城、岡山の順。なんと広島産は市場の5割強を占めるほどカキの名産地。しかも、ここ数年カキを育てる海の環境の改良に力を入れているので、味も質もさらにグンとアップ! 広島市内も、宮島も、カキ屋さんが多数見受けられますものね。

 

【3】日本初のオイスターバーは1999年、五反田にオープン。

繁華街を歩けばオイスターバーのひとつやふたつはすぐに見つけられますが、その歴史は意外にも浅く、1999年に五反田にオープンした「東京オイスターバー本店」が最初。もちろん今でも現役のこのお店、日本国内はもとより、世界各国のレアな産地のカキが、生はもちろん、グリル、ポワレ、パスタ、そしてカキアイス(!?)と、多様な調理法で良心的な価格でいただけるそう。カキ好きの聖地ですね!

 

【4】繊細なカキを作る日本の技術は海外にも輸出されている!

カキの味を決めるのは育つ海の味。しかも、海の養分は近隣の土地が決める。豊かな森が豊かな海を作り、美味しいカキが生まれる……しかし、同じ海でも生産者で味が変わることもあるんです! 流れによる潮だまりや、海水中のプランクトン。それらの要素を見極めてどこでカキを作るかで、味が変わる。こんなに丁寧にカキを作るのは日本だけなので、技術が海外に輸出されています。

 

知れば知るほど奥深いカキの世界……カキを愛しすぎるあまり、私は旬のカキを求めて今度のお休みに最大産地の広島に行ってまいります。特に「同じ海のものを生産者別に食べ比べる」ことができたら激熱すぎますね。カキを愛する方はもちろんカキシーズン到来に大喜びですが、食わず嫌いの方も多いであろうカキ。ここは是非見た目だけで敬遠せずに、この冬にカキデビューをしてみてはいかがでしょうか?(後藤香織)

 

Precious2014年1月号表紙(『Precious』2014年1月)

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