2013年も漫画から、たくさんの笑いや感動をもらいました~! みなさんは最近漫画読んでますか?
一度読まなくなると、いざ読もうとしてもなかなか選べないそうですね。30数年飽きもせずに、黙々と漫画を読み続けている私が、今読むべきおすすめ漫画をピックアップ! ちょっとネタバレ含みますが、みなさんの2014年の漫画選びの参考にしてくださいね。※価格はコミックスの税込価格になります。
~話題作!押さえておいて間違いなし~
■『暗殺教室』松井優征
( ¥420/集英社)現在1~7巻発売中
週刊少年ジャンプ連載中の漫画らしく、「担任の先生の暗殺」がテーマなのにグロ一切なしの安心して読めるコメディ漫画。『この漫画がすごい! 2014年オトコ編』1位に輝いた超有名作品。読めば読むほど、みんな「殺せんせー」が大好きになる!
■『重版出来』松田奈緒
(¥580/小学館)現在1~2巻発売中
新米編集者が、漫画に関わる裏方の人たちの情熱と共に漫画を作り上げていく。業界漫画として興味深いのはもちろん、作者の松田先生らしいコミカルな表現が、安っぽい熱血モノにもならず読みやすい。この著者に興味がわいたら『レタスバーガープリーズ. OK, OK!』をぜひ探して読んでみてくださいね。東村アキコ先生の狂気サイドを大きくふったような作風です。
~軽く読めて面白い!注目コメディ~
■『月刊少女野崎くん』椿いづみ
(¥500/スクウェア・エニックス)現在1~4巻発売中
主人公が好きな男の子(野崎くん)は、実は人気少女漫画家だった! 設定自体はよくある学園コメディなんだけど、野崎くんを中心とした登場人物のやりとりが面白く、今年話題になったコメディ漫画『坂本ですが?』より、2巻以降も失速しないという意味で高ポイント。気軽に笑いたいときにオススメ! ウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』にて配信中。
■『アシガール』森本梢子
(¥400/集英社)現在1~3巻発売中
ぼんやり女子高生がタイムスリップして戦国時代へ。そこで若様にひと目ボレ、という文字にするとさっぱり面白くなさそうな設定。でもそこは『ごくせん』に代表される森本先生の手腕で、躍動感のある構成で楽しく読めてしまうのです。少女漫画っぽい湿っぽさがが一切ない点も◎。『Cocohana』にて連載中。
~30代女子が無条件に弱い復活作~
■『ママレード・ボーイ little』吉住渉
(¥440/集英社)現在1巻発売中
『Cocohana』(※元『コーラス』)で連載中の、あの『ママレード・ボーイ』の13年後という設定。まだコミックスは1巻しか出てないけど、懐かしい顔ぶれや「こ、この子はもしや◎◎の子?」的な見方もできて、毎号楽しみ。というか、すでに短期間に豪華に展開しすぎていて、最初から短期連載のつもりなのか……?と穿って見てしまっている。
■『ときめきトゥナイト 真壁俊の事情』池野恋
(¥500/集英社)全1巻
発売から即売り切れ続出で、元・乙女たちの阿鼻叫喚をもたらした罪な単行本。誰が2000年代に真壁くんが見られると予測していたか……。当初の絵柄をなるべく踏襲して描いたとのことで、あの真壁くんのプロポーズシーンが見られた!というだけで、ときめきに満たされて白米どんぶり3杯いけちゃう。
~地味だけど気づけば楽しみになるほのぼの系~
■『くーねるまるた』高尾じんぐ
(¥580/小学館)現在1~3巻発売中
ポルトガルから来た貧乏学生のマルタさんが、お金をかけずにアイデアで豊かな食生活をしていく短編漫画。お料理漫画というにはゆるいけど、日本の四季やポルトガルの特性も織り込みながら起承転結がしっかりしているので、毎回さわやかな読後感を味わえます。
■『いとしのムーコ』みずしな孝之
(¥590/講談社)現在1~4巻発売中
おそらく柴犬のムーコを主役にした動物モノ。動物モノってあざとすぎてイラッとすることが多いが、ムーコは妙に毎号気になる。よく読むと至近距離の視点と、ちょっと俯瞰して突き放して見ている視点のバランスが良くて、ベタベタ気持ち悪くない。……ハッ、みずしな孝之先生といえば『ササキ様にお願いを』で、野球(というか元・横浜ベイスターズ)への愛をコメディで描いた漫画家。この作家さんは大好きなモノを描くと面白いんだと思います。
~努力!根性!スポーツ漫画好きは~
■『AKB49~恋愛禁止条例~』宮島 礼吏 (著), 元麻布ファクトリー (原著)
(¥450/講談社)現在1~17巻発売中
AKB48にもう一人のメンバーがいた……!という設定で、普通の男の子が好きな女の子のためにAKBのメンバーを目指す。内容はスポーツ根性モノ以外の何物でもなく、熱さも涙も全開で、巻を重ねるごとに面白くなっていく。AKB48メンバーは実在の名前&キャラクターで登場しているのが、漫画をイロモノっぽく見せてしまっているのだろうか。ニコニコ動画的に言えば「もっと評価されるべき」。
■『ボールルームへようこそ』竹内友
(¥450/講談社)現在1~5巻発売中
取り柄のない少年がスポーツと出会い、才能を開花させていく……。という王道展開で、この漫画で出会うのは「社交ダンス」。5巻まで来て、いまだに少年や他の登場人物が、どんな人間なのかよくわからないにも関わらず(笑)、社交ダンス面白そう!と思わせる勢いがあります。
種類別に分けてみましたが、少しでも読んでみたいと思えるものはありましたか? 今年は「泣ける」とか「胸キュン」とか、目的別におすすめ漫画をご紹介する記事も書いていきたいと思います。本より気軽に読めて、涙や感動も与えてくれる漫画。みなさんもお手に取ってみてくださいね。(安念美和子)
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