「今年こそ結婚したいと思うけれど、なかなか周囲には出会いがない……」
「合コンや友達の紹介はやり尽くした感があってそろそろ疲れた……」
「婚活っていったい何をどうすればいいの……」
結婚適齢期になると、とにかく聞こえてくる婚活トーク。
周囲に出会いがあればいいけれど、なかなか出会いそのものがなかったり、もしくはあってもうまくいかなかったり……。
そんなあらゆる婚活にまつわる悩みについて、婚活サービスを運営する4社、つまり恋活・婚活のプロにお話をうかがいました!
お話を伺ったのは、結婚相談所、婚活パーティー、婚活アプリなどあらゆる婚活サービスを手掛けるIBJさん、主に結婚相談所を運営するパートナーエージェントさん、恋愛・婚活マッチングサービスのPairsさん、恋愛マッチングアプリのOmiaiさん。
これから、婚活の現場の最前線に身を置くプロたちから「婚活がうまくいく人・いかない人の特徴」などをうかがっていきます。
初回の今回は、「最近の婚活事情で特筆すべきトピックス」と、「それぞれの婚活サービスは向いているか」を、各婚活サービスの担当の方に聞きました。その結果を発表します!
【まずは最近の婚活事情のトピックスを聞きました】
◆Omiai(恋愛マッチングアプリ)
「最近、Omiaiでは、男女がともにいい相手だな、と思いあう「マッチング」の数も1日平均1万マッチング以上と、8秒に1回ペース。ますます出会いが生まれるようになっています」
◆Pairs(恋愛・婚活マッチングサービス)
「ユーザー数は500万人を突破し、国内外で増加を続けています。実際にPairsがきっかけで交際や入籍をした、という方や、その友人・同僚の方々からの報告も増えており、累計カップル数は35,000組以上と、Pairsがきっかけで幸せを掴む方が確実に増えています」
◆IBJ(結婚相談所、婚活パーティなど、各種婚活サービス)
「なんとなく、“結婚サービスを使う女性は何か事情があるんじゃないか……”と先入観を抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、女性は本当に普通のかわいい人が多く、ただ周囲に出会いがないだけの人が多いです。
また、男女ともにではありますが、特に20代の結婚意識が高くなったように感じます。
そのため、30代になってもそこまで焦っていない女性に念のため伝えておきたいのは、「いわゆる“いいステータス”の男性は20代の女性に持っていかれてしまいがち」だということ。
そして、40代になってもモテるだろう、と思っている男性に伝えておきたいのは、「若い女性は、結婚意識の高い同世代の男性を選べる」ということ。
こちらはみなさんに意識して婚活をはじめてほしいポイントです」
◆パートナーエージェント(結婚相談所)
「結婚相談所会員様の現在の平均年齢は男性40歳、女性36歳。ですが、2016年には20代で利用を始める方が増加しました。ここ数年、ヤフー様、リクルート様を始め、本年度はエン・ジャパン様の子会社「エン婚活」様も新しく事業を開始されるなど、大手企業の婚活市場への参入が増え、業界に対する信頼度が高まってきているのもあるかもしれません。
さらに、2015年11月に婚活業界団体が誕生し、未婚率上昇、出生率低下の現状を改善し、結婚を希望している方に出会いの機会提供をし、業界全体でお客様の成果=成婚率を高めていくことに注力するようになっています。
国が少子化対策の予算を付けるなど、各自治体の婚活サポートがさらに強化されていっています」
各サービスに共通しているのは、やはりどんどん恋愛・婚活サービスを使う人は増えているということ。
特にIBJさんが言う「20代の結婚意識が高くなった」ということから発生する、「女性はより若い女性に、いわゆるいい男性を持っていかれがちなこと」「そこそこ年がいっていてもモテると思っている男性も、若い男性に若い女性を持っていかれがちなこと」は、「気づいたら人よりかなり出遅れていた」になる前に、しっかり意識しておくとよさそうです。
【婚活アプリ、パーティ、結婚相談所、それぞれどんな人に向いてる?】
それでは実際、それぞれのサービスは特にどんな人に向いているのかを調査しました。
【それぞれのサービスは、どんな人におすすめですか?】
◆Omiai(恋愛マッチングアプリ)
年齢層 20代中盤~30代中盤が中心
男女比 男性6:女性4
「普段あまり出会いがない・仕事が忙しい方におすすめ。周囲にいい人がいなくても、マッチングアプリなら日常生活で出会えない人と接点を持つことができます。
マッチングアプリは使う時間が1回12分というデータがあるので、スキマ時間で恋人探しができます。
また、合コンや街コンではいい人に出会えなかった、という方にもオススメです。
事前にメッセージのやりとりをするため、趣味や価値観が合う人だけと会うことができます。」
◆Pairs(恋愛・婚活マッチングサービス)
年齢層 20代~30代中盤が中心
男女比 男性6:女性4
「周囲に好きなタイプの異性との出会いがない、と感じている方。仕事や趣味に忙しくて、合コンや婚活パーティに参加する時間がないけれど、理想のお相手と出会いたいと考えている方におすすめです。
また、いきなり初対面での直接の会話よりも、まずはメッセージなどテキストでのコミュニケーションからスタートしたいという方にもおすすめです。人によってマッチング後のメッセージ回数やテンポはさまざまですが、Pairsでお相手と知り合った方々は1〜2回目のデートでお付き合いを始める傾向にあります。実際に顔を合わせるまでに、1週間から1ヶ月間ほどのメッセージのやりとりを通して、お互いの趣味や価値観などをある程度理解し合っているから、初対面でも打ち解けやすいのだと思います。
会費は女性が無料(※一部有料オプションで、男性が月額2,980円(税込)と、気軽に使いやすい金額設定なのもポイントです」
◆パートナーエージェント(結婚相談所)
平均年齢 男性40歳 女性36歳
男女比 男性4:女性6
「1年以内に結婚したい、というお気持ちを持っていらっしゃる方は、結婚相談所への登録をおすすめします。すべての方が“結婚”というゴールを目標に活動していますので、効率よく活動することが可能です。
また、成婚というゴールに向かって伴走する、いわばコーチのような存在である専任コンシェルジュがコーチングスキルを駆使した独自のメソッドでゴール設定を明確にしご紹介から交際、ご成婚までお客様の一連の活動に伴走します。さらに、弊社の場合は専任コンシェルジュからご紹介を出させていただきますので、ご自身で探すという手間がかからずお仕事で忙しい方にも効率的に活動していただくことが可能です」
◆IBJ(結婚相談所、婚活パーティ、合コンサービス)
・結婚相談所 IBJメンバーズ
年齢層 男性30~40代 女性20~30代
・恋愛経験が少ない方。特にIBJメンバーズでは、会員に対するカウンセラーの割合が非常に大きいので(少人数学級のようなイメージです)、数ある相談所の中でもひとりあたりに提供できるサービスの質が高いと考えています。
・いわゆる婚活パーティが苦手な方。「誰が来るかわからない」「短時間で仲良くなるコミュニケーションを必要をする」のが婚活パーティだとすると、結婚相談所は事前に相手を検索して相手のことを知った上で、1対1でお話ができるので、戦略的に婚活を進めることができます。
・恋愛結婚というよりは、「この人となら一生一緒にいてもいいかな」という人を割り切って見つけられる人。効率よく自分にぴったりの人を見つけたい人。
・自分の気持ちを相手に素直に伝えるのが苦手な人。間に入るカウンセラーがすべてお伝えします。
・婚活パーティ PARTY☆PARTY
年齢層 男女ともに20~40代
・まずはたくさんの人と出会いたい方。限られた時間で効率的に出会いたい方。
・何か「きっかけ」が欲しい方。
・コミュニケーション能力が高い方。
・合コンサービス Rush
年齢層 男女ともに20代前半~30代前半
・お酒を飲みながら話すなど、カジュアルに出会いたい方。おしゃべりが好きな方。
・新しい出会いはほしいけど、日程調整や店舗予約が面倒な方。
ざっくりまとめると、
高額&100%結婚したい、絶対決めたい婚活のラストスパート向き:結婚相談所
手軽&恋愛・婚活の入門向き:恋愛・婚活マッチングサービス
中間:婚活パーティ
という感じでしょうか。
「実際いい人がいたら結婚したいかもしれないな」くらいの気持ちであればマッチングサービス、「ガチで今年中に結婚したいです」くらいの気持ちであれば結婚相談所、がよさそうです。
さて、それでは次回から婚活のプロに調査した、「婚活がうまくいく人、いかない人の違い」をご紹介していきます。お楽しみに!(後藤香織)
【あわせて読みたい】
※【婚活のプロは語る1】「結婚できる人」と「できない人」の違いは●●にあった!
※【アラサーふじ子の婚活道】話題の「相席居酒屋」で本当にいい出会いはあるのか?【前半】