「疲れて帰ってくるのになぜ家事までさせられるの?」「私だって働いているのに何でやってくれないの?」……共働き夫婦に多い夫婦の不公平さを感じている人って、やっぱり多いみたいです。
ゲンナイ製薬株式会社が子供がいる共働き男女1,000名にアンケートを行ったところ、多少なりとも夫婦間に不公平を感じているという人は全体の4割以上。男性より女性の方が不満を感じている人が多いようですが、男性にだって言い分があるようです。今回は「夫の不公平感」についてクローズアップしていきます(妻の不公平感についてはこちらで)。
┃夫婦間のギャップ。夫が感じる不公平なところとは?
家事や育児の負担面で不公平感を感じている妻に対し、夫は「2人の関係性」や「家計」に不公平感を抱く人が多いことが明らかになりました。
<夫が感じる不公平なところランキング>
【1位】ケンカの後に先に謝る……34.9%
【2位】家計負担……………………28.9%
【3位】家事…………………………27.5%
【4位】自由時間……………………24.8%
【4位】おこづかい…………………24.8%
【6位】親戚や近所に気を使っている……15.4%
【6位】育児………………………………15.4%
【8位】外に飲みに行く…………………10.1%
「ケンカの後に先に謝る」が1位にくるなんて、ちょっと驚きの結果です。さらに、妻からのこんな一言が不公平感を増長させていることがわかりました。
■夫の不公平感を増長させるセリフとは?
・「あなたの給料が安いから」「お金がない」といった家計や給与に関するセリフ
・「やるなら、ちゃんとして」「これじゃやり直しだわ」といった家事に対するセリフ
・「いいね、楽しそうで」といった多少ねたみが入ったセリフ
男性は、仕事や家事での努力を評価をしてもらえない点や、成果を否定されたり文句を言われてしまう点に不公平感や不満を感じていることが判明。妻の一言によって、やる気が減退し、不公平感がますます増してしまうようです。
確かに女性もこんなセリフを言われたら「言ってくれたらやるのに」「自分は忙しい」という言葉を言ってしまいそうですよね。でもこの言葉を言ってしまうと、さらに妻の怒りを買い逆効果……夫婦円満からは程遠い関係になってしまいます。
やはり声を掛け合う時には、お互いの気持ちを考えることが大切なのかも。
そんな夫婦の不公平感を解消する方法って……?
これはやはり、「ありがとう」や「おつかれさま」といった感謝やねぎらいのセリフや、「さすがパパ!」「助かったよ!」といった相手を褒めるセリフ、「大丈夫?」「無理しないでね」といった相手を気遣うセリフには、不公平感を解消させる効果があるみたいです。男だから、女だから……ではなく、人として当然といえば、当然でしょうか。
最後に夫が日頃行っている家事・育児と、妻が夫にやってほしい家事・育児をランキングでまとめてみました。
■夫が日頃行っている家事・育児ランキング
【1位】風呂掃除 61.2%
【2位】ゴミ出し 61.0%
【3位】皿洗い 51.0%
【4位】子どものお風呂 41.8%
【5位】買い物 39.4%■妻が夫にやってほしい家事・育児ランキング
【1位】ゴミ出し 65.2%
【2位】風呂掃除 61.2%
【3位】皿洗い 40.0%
【4位】子どもの学習サポート 37.8%
【5位】子どものお風呂 38.6%
こうしてみると、トップ3は順位こそ変わるものの、妻の希望と夫の実施に大きな差がないことがわかりますよね。
ちなみに妻の期待に添えていない項目が「子供の学習サポート」。つまり妻から不公平に思われない、文句を言われないためには、妻の期待とギャップを埋めることが効果的。今以上に夫婦円満になりたいという人は「子供の学習サポート」や「学校行事への参加」を心がけてみてはいかが?(いしかわちえ)
※情報提供:ゲンナイ製薬
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