創刊10年の『AneCan』が、現在発売の12月号をもってファイナル。ラストを飾る一冊には、これまでを振り返る歴史がびっしり詰まっています。
今回Woman Insight編集部が注目したのは、流行メイクでみる「10年間の“トレンド顔”の振り返り」!
トレンドの顔は、大きくわけて4つ。これ、みなさんも通ってきた道なのでは?
■2007-2008年“デカ目メイク時代”
創刊号でもある2007年4月号では、押切もえさんがインパクト大の“囲み目メイク”で衝撃的な表紙を飾りました。とにかく、「いかに目を大きく見せるか」に命をかけていた女性たちは、さまざまなメイクアイテムを駆使し、(おそらく)自分史上マックスの“目ヂカラ”に毎朝の時間を費やしていたことかと思います(もちろん私も例にもれず)。
■2009-2013年“ヌーディメイク時代”
この10年間で、メイク界を長く牽引してきた“ヌーディカラー最強”の時代。ポイントメイクをカラーレスにしながらも、顔がのっぺりしないよう立体感を出すために、かなりのメイクテクを必要としたのも事実。このヌーディメイクから、眉を整えすぎないなど“すっぴん風ナチュラルメイクへ”と、徐々にシフトしていきました。
■2014-2015年“血色メイク時代”
色味がない時代が長すぎたためか、ヌーディメイク時代後半から起こった、メイクのプロたちからの「色を使おう」提案が、世の中にも定着したのがこのころ。頬や唇に“血色感”が戻り、特に「リップが主役」となるメイクでは、“濃いめリップ”を手に取る女性も増えたはず。
■2016年-“こなれメイク時代”
キメすぎないファッションの“抜け感”が、メイクでも流行。近年の“血色メイク”の流れもありつつ、たとえば、リップを主役としてメイクでも、ステインリップと呼ばれる、色はのせつつ質感で抜くといったアイテムの登場も。「いかにくずして、どこで抜け感を出すか」が、いまっぽさの決め手になっています。
大きく4つのメイクトレンドでこの10年を振り返ってみましたが、みなさんのメイクはどんなふうに変化してきましたか?
さて、これまでさまざまなトレンドを提案してきた『AneCan』。たどり着いた“最終結論”は、こんなメイクでした!
●ベースメイクは、薄くて・ややツヤ・小顔を意識
●トレンドの色はアイメイクにちょっとだけ取り入れる
●チークの血色感は控えめ……が最旬ルール
●“にじみ”赤リップで、唇は品よく色っぽく仕上げる
いまは、目元と唇にポイントがあるメイクが主流。そのためにも、チークは脇役に徹すること。そしてベースメイクは、肌の欠点は少しのぞくぐらいがイイ! そんな“ほんのり透ける肌づくり”がマストなんです。
メイクって、年相応で似合うものが変わってくるもの。だから年を重ねても、時代に合わせてアップデートすることを忘れずに。だけど、トレンド通り、ぴったり型にはめるのではなく、アップデートの中にも“自分らしさ”をなくさないことが大切。みなさんもぜひそんなメイクを身に着けていきましょう!(さとう のりこ)
★詳しくは『AneCan』2016年12月号(小学館)に掲載
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