老けて見えるボーダーラインは、まさに顔のあちこちに現れる、“ライン”にあり!
小鼻~口角に深くのびる「ほうれい線」、目の下~頬に斜めに出てくる「ゴルゴ線」、口角の両端から下垂する「マリオネット線」……この“3大オバライン”、徐々に忍び寄り、「今日は疲れているから出てるだけで明日になれば消えてるはず」なんて軽く考えていたら、日に日にくっきりしていくその線が、気付いたときには手遅れ!なんてことに。
『AneCan』10月号から、この恐怖の3大オバラインを撃退する方法を教えます!
■ほうれい線
小鼻の横から口角に向かってのびる線。中国の面相学では“法令紋”と呼ばれる。正確にはシワではなく、頬の境目なのだそう。
【こんな人ができやすい!】
・乾燥肌の人 ・頬の脂肪が多い人
・歯ぐきが出ている人
・よく頬づえをつく人
【これで撃退!】
●こめかみ部分をマッサージ
側頭筋(こめかみの斜め上あたりにある筋肉)が緩むと頬のたるみにつながるので、手のひらで押し当てながら円を描くようにマッサージしたり、こめかみを指先で引き上げたりと、刺激して持ち上げましょう。
●保湿+UV対策できる乳液を使う
紫外線によるダメージで肌が乾燥し、ほうれい線につながることも! 肌の潤いをキープしながらUVカットできる乳液は、季節を問わず重宝したいアイテム。
●口の中と外からアプローチしてたるみを予防
ほうれい線をのばすように、口の内側と外側からよくマッサージする。頬のコリを和らげつつ、ほうれい線が固定しないような効果も期待できます。
■ゴルゴ線
目の下から頬にかけて斜めに入った線。マンガ『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷の顔にあるラインより命名。別名はミッドチークライン。
【こんな人ができやすい!】
・目の下の脂肪が少ない人
・目を酷使してクマができやすい人
・目が大きい人・パソコン作業が多い人
【これで撃退!】
●耳を引っ張り回して、頬の筋肉をアップ
ゴルゴ線は目の周りの皮膚がたるんでいるのも原因のひとつ。眼輪筋を引き上げるため、耳を軽く外に引っ張ってぐるぐる回すと、目元がキリッします。
●目元の温→冷パックで目をほぐす
視神経が疲れて目の周り~鼻筋の筋肉がコリ固まり、ゴルゴ線が深く長くなることも。まずは温めて筋肉をほぐし、そのあと冷やして引き締めることがおすすめです。
●頬の筋肉のコリはフィンガーマッサージで
頬がたるんで下垂することで目の下の筋肉との境目が広がるので、頬付近の老廃物を流して血流をよくすることも重要。定期的に、イタ気持ちいいくらいのマッサージを。
■マリオネット線
口の両端から下へ垂直に入った線。糸で操るマリオネット人形が名前の由来だが、この線は正確には腹話術人形にあるもの。
【こんな人ができやすい!】
・口元をあまり動かさない人
・笑顔が少ない人・かみ合わせの悪い人・猫背の人(顔が前に出るので、重力によって顔がたるむ)
【これで撃退!】
●フェイス用ローラーでリフトアップ
軽くつまんで老廃物を流してくれる、専用のアイテムを使い、下から上へコロコロ。計算されて作られたローラーだから効果も絶大!
●舌を使って口内から筋肉を動かす
口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛えると、口角のたるみの予防に。舌を使い、口の周りの内側をなぞるように舌をぐるりと回します。ほうれい線やマリオネット線は、溝をなくすようなイメージで線をなぞると◎。
●口角を上げるように指でマッサージ
指でつまんで口角を上げたり、手のひらを当てて両側の口角を上に引き上げたり。口周りのたるみを持ち上げるようにマッサージを。
ほうれい線、ゴルゴ線、マリオネット線は、困ったことに加齢だけが原因でなく、骨格の問題でできやすい人、日常的な生活習慣&表情グセでできやすい人もいます。「もしかして私のこの線、オバライン?」と思ったら、いますぐケアをはじめましょう!(さとうのりこ)
(『AneCan』2014年10月号)
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