メイクやファッション同様、ネイルのデザインでおしゃれを楽しむのは当たり前の時代。そんな時代だからこそ、注意したい爪の病気。
さまざまな爪のトラブルがありますが、その中でも検索ワードで増加傾向にありながら、まだまだ知られていない”グリーンネイル”についてチェックしてみましょう。
ところで、グリーンネイルという言葉をご存じですか?
知っている 25%
知らない 75%
認知度は4人に1人と低めですが、「グリーンネイル」とは、緑膿菌が感染することで爪が緑色に変色してしまった状態。
この緑色の元となる緑膿菌は、日常生活のなかで身の回りにある常在菌のひとつです。普段は悪さをしない緑膿菌ですが、体の免疫力が落ちたときなどに病気を起こす原因にもなるんです。
”グリーンネイル”は、爪が何かしらの病気にかかって傷ついていたり、爪が常に湿っていて軟らかい状態の場合に起こりやすくなるといわれています。
特につけ爪やジェルネイルの間に隙間があると、水がたまりやすく湿りやすいので、つけ爪やジェルネイルをしている方がなりやすい病気なんです。ジェルネイルをしている人は、オフしたときにしか爪の状態はチェックできませんので、異変に気付いたらネイルアートはしばらくお休みし、爪を清潔な状態にして皮膚科を受診しましょう。
爪の病気は、空気が乾燥しはじめると同時に多発します。
グリーンネイルのほかに注意したいトラブルもチェックしておきましょう。
一番多いお悩みは”ささくれ”です。
”ささくれ”の原因は手肌の乾燥や栄養不足、栄養の偏り、血行不良、体調不良などがあげられます。
空気が乾燥してくると、普段から水仕事の多い人はもちろんのこと、手洗やネイルケアの消毒や甘皮除去によってできやすくなってしまいます。こまめに保湿するように心がけてください。
また、ビタミンやミネラルが不足している状態でもできやすく、特に皮膚を健康に保つビタミンA、B2、B6、C、ビタミンAの吸収を助けるビタミンD、傷の治りに効果的なビタミンEが不足しないように気をつけてくださいね。
”ささくれ”の次に多いのは”二枚爪”。
”二枚爪”の原因は、乾燥や衝撃が原因で起こりやすくなります。
爪は三層からできているので、層の間に空気が入ることで剥がれやすくなってしまうのです。水仕事の多い人や、除光液などをよく使う人は、爪が乾燥しやすい状態にありますので保湿を忘れずに。
また、爪の層がはがれやすくなるのは、外的な衝撃はもちろん、爪の切り方にも関係があります。やすりをつかって削っていく方法がベストと言われていますが、爪切りを使っている人は、最後にやすりを使うなどして予防してください。
いかがでしたか?
爪も皮膚同様、体を守る機能を果たしてくれています。栄養不足をしないこと、保湿を忘れないこと、そして体を冷やさないこと(血行を良くすること)を忘れずに、乾燥する季節を乗り切りましょう。爪のトラブルがなかなか治らなかったり、症状を繰り返すことがあれば、皮膚科を受診するのも忘れないようにしてくださいね。(鬼石有紀)
情報提供:スキンケア大学
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