同じ職場で社会人を何年も続けていると、単調な毎日のルーティンの中、変えることよりも楽なまま過ごすことを選んでしまったり、疲れているからとおざなりにしてしまっていること、ありませんか?
いつまでもキレイでいたい、素敵に暮らしたいという気持ちもあるけれど、「忙しくて時間がない」「仕事で疲れてプライベートを充実させる余裕がない」など、いろんな理由から思うような生き方ができていない女性って多いと思うのです。実は、私もそのひとり。
変化のない毎日を過ごしている人にとっては、日々の「当たり前」を変えることが大きな一歩。そうすれば、生きることもきっと楽に、もっと楽しくなるはず。
そんな女性たちの人生をぐっと楽に、そして上向きな気分にさせてくれる一冊を発見!
長く外資系化粧品会社で広報のディレクターを務めた“伝説のPR”、鈴木ハル子さんの著書『大人は「近目美人」より「遠目美人」』から学ぶ、いますぐできるハッピー習慣3つをご紹介します。
毎日の「当たり前」をちょっと変えて、生きることが楽になる方法3つ
■メイクアップとヘアセットの順番を変えるだけ
みなさんは朝、メイクと髪のセット、どちらを先にしていますか? きっと圧倒的に「メイクが先」と答える方が多いのでは? 私もそうでした。
でも鈴木さんいわく、「ヘアスタイル=顔の“額縁”」。だから鈴木さんは、食事、歯磨き、髪のセットを終えてから、スキンケア、メイクアップを行っているそう。たしかに、髪が上手くセットできた日って、気分が上がるし、メイクもいつもよりていねいになるような気がします。メイクが先という方、一度、髪をセットしてからメイク、お試しを。
■前日の「服選び」が、一日の余裕を生む
生活スタイルが違っていても、朝、時間がないのはみんな同じ。特に、働いている女性は、毎朝のファッションも悩みのひとつ。明日の予定にあわせて、前日の夜にベッドの中で着ていく服をシュミレーションしておいても、実際に着てみたら「このボトムだとしっくりこない」と格闘が始まり、結局、自信がないまま出掛ける→自信がないから会社帰りも自宅に直帰……こんなことありませんか?
そんなふうに一日を過ごすのはもったいない! 朝の余裕は一日の余裕。着ていく服に悩まされる人は、前日に服を準備してから寝る。これ、おすすめです。
■友だち・仲間・知人。整理できれば生き方も楽に
SNSの普及で、会ったことがない人を「友だち」と呼ぶケースがあることに、鈴木さんは驚いたそう。
会社の同僚など、ひとつの“何か”を目標にしたり共有して一緒に活動している人は「仲間」。ただ、立場や環境が変わるだけで関係が終わってしまうこともあります。でも、仕事を通して信頼や尊敬が生まれると、ときに仲間から「友だち」へと進化します。そしてSNSでコンタクトを取る、表面的な会話をするだけの関係は、単なる「知人」です。
当てはまらない特殊なケースもあるかもしれませんが、友だち・仲間・知人。この差を認識し、わきまえていれば、人間関係で余計なトラブルに巻き込まれて悩むこともなくなり、気持ちも楽になるのでは?
他に美容・ファッション・暮らし・人間関係の4つのカテゴリーには、どれも目から鱗で、そして心に響きます。60歳定年までトップで働き続けてきた鈴木さんの経験から生まれた、「心が楽になるちょっとした習慣」。働く女性のみなさんの悩みをスッと軽くしてくれる言葉が満載です。(さとうのりこ)
『大人は「近目美人」より「遠目美人」』
著者/鈴木ハル子 1200円+税(講談社)
【あわせて読みたい】
※なんと、1週間で最も熟睡できているのは木曜日!その理由は?
※ヘアスタイルを長年変えられないアラサー女子に捧ぐ…人生哲学5選