「本を読む人が減った」「ネット書店で十分」なんて言われることもある昨今ですが、リアル書店はやっぱり面白い。
そこで売る人、買う人、立ち読みする人……毎日さまざまなドラマが繰り広げています。
そこで、女子大生ライター・こぐれみきが書店バイト時代に出会った「珍お客さんエピソード」をご紹介します!
■書店で出会った「珍お客様」エピソード
1、毎週同じ曜日、同じ時間帯に来るお客さん
ヘビーユーザーのお客さんは、店員にとってマスコットキャラクターのような存在。どんな天気であろうとも毎回同じ連載雑誌を同じ買い方で来てくれます。
しかも同じ服装の率が多いので、顔も覚えやすく大変親近感があります。毎度ありがとうございます!
2、同じ書籍を何冊も買いに来るお客さん
いっぺんに50冊以上の書籍をお買い上げのお客さんを見かけることはたまにありますが、同じ書籍を何冊も買いに来るお客さんはそうそういません……。ですから最初は驚きました。
ずっと疑問に思っていたので、亥年猪突猛進型の私、失礼ながらもその疑問をお客様にぶつけてみました!
すると意外な回答が! そのお客さんは某大学の教授で講義で使うため生徒分の書籍を買い求めていたのだとか。聞いてよかった! いろんなお客さんがいるものですね。
3、「昨日の○○新聞の朝刊の欄にあった女性が著者のダイエット本ください」
これは本当によくあるお客さんのセリフです。書店員なら誰でも経験したことのあるエピソードのはず。
上の質問はまだいいほうで、「先週新聞で読んだ自己啓発本」しか覚えていないお客さんもいるんです……。
もっと具体的に言ってほしい、というのが本音です。書店員は毎回泣いています(泣)! 新聞や雑誌の切り抜きを持参していただけたら最高です!
4、「このへんでいちばん近いブックオフはどこですか?」
これは実際私が言われたなかでも、最もショックだったお客様のセリフです(笑)。え? 書店員にブックオフ聞いちゃう? お互い気まずそうな表情。そして沈黙。
私自身もわからなかったので、結局インターネットで検索しました。なるべく携帯などで調べていただけるとありがたいですね……。
いかがでしたでしょうか? 「珍お客さん」も、書店に足を運んでくださる大事な大事なお客様なんです。
夏ももうすぐ終わり読書の秋がやってきますね!
たまには書店へ出向いて、話題の書籍や新しい出会いを見つけてみるのも面白いかもしれませんね。(こぐれみき)
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