1日2分で部分やせ!体のブヨブヨがすっきりする簡単体操
服を着ていれば、たぶん細身の部類。
だけど、イスに座るとお腹が出ちゃう、自然と脚が開いちゃう、さらに太ももは爆発……「実は私、脱いだらすごいんです……(泣)」という女性、いませんか?
パッと見ではやせているのに、普段は隠れてるブニブニ・ブヨブヨの“あぶら身”を横目で見つつ、「運動苦手だし」「加齢には逆らえないし」なんて言い訳。でも諦め半分、「本当はやせたい」のが女ゴコロ。
それなら、にっくきその“あぶら身”を取りのぞいちゃいましょう!
今回紹介するのは、ブヨブヨお肉がガッツリ落ちると大反響を呼んでいる「きくち体操」。
体の中で使われず“あぶら身”となっている、お腹や背中の肉、二の腕、お尻のセルライト……これらを部分的に引き締めていく体操です。その方法を早速、ご紹介します!
Contents
ひとつの体操が1日2分!きくち体操のやり方
体操は、大きくわけて3つあります!
- 足のチカラで「下半身すっきり」(足裏、足首、太もも、股関節)
- 手のチカラで「上半身すっきり」(手、背中、二の腕、首)
- おなかのチカラで「体が生まれ変わる」(おなか、骨盤)
それぞれの項目から、いくつかの体操をご紹介します。ほんの数分なのですが、しっかり正しく動かせば、確実にきます! そう、筋肉痛!
と、体操を始める前に、手と足をそれぞれを“グーパー”してみてください。5本の指すべてにしっかり力が入っていますか? 左右開き方がバラバラという人、いませんか?
実は、体は、手足の指を起点に、体全体につながっています。手足の指がしっかり動かせない人は、体が使われていない証拠。この体操を続ければ、きっと効果が出るはずです。
ではあらためて、「上半身」がすっきりする体操からスタートです!
足のチカラで「下半身すっきり」体操
ぎゅーっと足握手(1日2分)
- 足指の間に1本1本手指を入れます。指のつけ根同士がきちんとくっつくように深く入れること。
- 手指と足指にしっかり力を入れて、ぎゅーっと握り合いましょう。左右同様に。これで血行がよくなり、冷えやむくみが解消されます。
じっくり足首回し(1日2分)
- 足握手をしたまま、指の力を抜き、足首の力で大きな円を描きます。手の力ではなく、足の力で回すこと!
- 左右同様に。ただし回数の決まりはなし。足首が弱るとひざに“あぶら身”が……。スムーズに足首が回せるようになれば、下半身のあぶら身がなくなり、腰痛も解消します。
簡単ですよね!?
それでは、ちょっと床に“L字”に座ってみてください。しっかりL字座りできますか?
“長座”と呼ばれるこの座り方、肩は楽に、お腹は引き、太もも&お尻はキュッと力を入れて。ひざ裏は床につけ、足首は手前に直角に。これだけでも、太もものあぶら身がスッキリ! でもこの状態をキープするのはなかなかキツイ!
さぁ、次は「股関節」を鍛えますよ! これで体のズレやゆがみが整うので、下半身すっきり+血流もよくなり、生理痛や冷え解消にもなります。
股関節ギシギシ回し(1日1分)
- L字に座って、片足を上げます。そのまま、股関節をじっくり回しましょう。
- まずは時計回りに、ある程度回したら、今度は反時計回りに。左右同様に。回数の目安は「もうダメ」と思ってから+2回、頑張りましょう。
股関節すっきり伸ばし(1日1回)
- L字に座って、片足を後方に直角に曲げて、伸ばした足のほうに前屈。伸ばしたひざ裏は、しっかり床につけること。
- そのままの姿勢で、今度は足と足の間に前屈。左右同様に。太ももの裏、お尻が順番にピキピキしたら、効いている証拠です。
手のチカラで「上半身すっきり」体操
次のステップは、上半身すっきり体操です。今回は二の腕を中心にご紹介します。
外回りで四つんばい(1日2分)
1.四つんばいになり、手のひらを外側に回して、指先をひざに向けます。手首、ワキ、ひざは、それぞれ90度になるように。
2.そのままの体勢で、肋骨を持ちあげるように背中を丸くして、腰を足先のほうに引きます。ひじはしっかり伸ばします。二の腕の内側に効き、胸の筋肉も育つので深い呼吸ができるようになります。
※同じように、手を「内側に」回して行うと、腕の外側と背中がすっきり。お腹の引き締めにも効果を発揮します。
新陳代謝アップ!美肌を手に入れる運動
あぶら身を取ることも大事ですが、露出が増える季節なので、同時につるすべ肌も手にいれたいですよね。
親指を中心にして関節が白くなるぐらい“グー”と握る→指1本1本に力を入れて“パー”と開く、これを1分間繰り返していると、徐々に血流がよくなり、新陳代謝があがって美肌に。いつでも手軽にできるので、ぜひお試しを。
おなかのチカラで「体が生まれ変わる」体操
ペコペコ腹筋(1日1分)
- 両ひざはそろえて立てて、仰向けになります。腰を床にぴたっとつけ、お腹を思い切りふくらませます。
- 次は逆に、思い切りお腹をへこませます。ふくらます→へこますを交互にゆっくり繰り返しましょう。お腹だけを動かすようにするのがポイントです。
骨盤ふりふり(1日1分)
- ひざを立てて、仰向けになります。足は肩幅に開いて。お腹全体がプルプルするのを感じながら、骨盤をゆっくり上げ下げします。呼吸は自然に。
- お腹全体を意識しながら、何度か上下させ、骨盤まわりがポカポカしてくるのを回数の目安にしましょう。
いかがですか?
ひとつひとつの体操が1~2分で、動きも簡単。だけど、きちんと正しくやると、間違いなく筋肉痛がやってきます(つまり効いているというわけ)。
【まとめ】
今回紹介した体操はほんの一部。一気に全身始めようとすると挫折するので、上半身、下半身、お腹まわりと、順番に各パーツを攻めていくのがおすすめ。
すでに夏の日差しで、薄着になる機会も多いですが、本格的な夏が来る前にいまから始めれば、あぶら身すっきりボディになれる、かも!(さとうのりこ)
*モデル:南りほ(Instagram:@__rhcih)
『あぶら身が取れるきくち体操』(菊池和子 監修)KADOKAWA 刊/¥920+税