3月23日に都内にて、悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオが、受賞対象映画『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日公開)のジャパンプレミアとレッドカーペットセレモニーのために来日し、セレモニー前に記者会見を行いました。
2014年1月の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の PR 以来2年1か月ぶり10度目の来日は、俳優として5度目のノミネートで悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した“オスカー俳優”として。登壇の際に司会者より「おめでとうございます」と声がかかると、クールな表情が笑顔になり日本語で「ありがとう」と答えると「日本に戻ってこれて嬉しい」と語りました。実はプロモーション以外でも訪れるほど、日本がお気に入り。特にお気に入りの場所として京都をあげました。でも今回は「桜の開花時期に来たことがないので、とってもとっても楽しみにしている! まだ開いたばかりとは聞いていますが……」と嬉しそうに語りました。
ディカプリオさんは休養宣言を撤回しての本作の出演に対して、「自分にとって特別だった。このような作品には2度とかかわれない、それだけ重要な作品でした」と語ると、以前よりファンだったアレハンドロ監督の作品だったことが撤回する決め手で「スタイルなど特別で独創的。たしかに過酷な作品になると覚悟していましたし、極寒の地で、そして複雑だとわかっていました。自然光での撮影のために7,8時間リハーサルをし、マジックライト(自然光)で1時間半だけ撮影をする。だからこそ、この作品はでき上がったと思います」と理由を明かし、そんな過酷な撮影にチャレンジしたことを「誇り」に思うそうです。
そんな過酷なサバイバル生活を実体験することになり3つ持っていくものを聞かれ、悩みながら“電話”“電波の受信とバッテリーを充電できるもの”“防水ライター”をあげ、「サバイバルは本当に大変だと身に染みて分かったので。“人類は環境に順応するもの”と言われていますが、私は耐えられないと思います」と笑いを誘いました。