【独占インタビュー】人気漫画家・東村アキコ、衝撃の素顔…着物とキッチンが○○だった！

本日3月6日に創刊した新雑誌『ヒバナ』。ジャンルを超えて活躍する個性豊かな執筆陣で、発売初日から書店でもかなり盛り上がっています！　その表紙＆巻頭カラーを飾る東村アキコさんへのインタビューも、いよいよ最終回。新作の歴史大作『雪花の虎』から、話は意外な方向に……。

★1回目→　【独占インタビュー】東村アキコの新境地…待望の新作は3/6創刊の『ヒバナ』にて連載決定！
★2回目→　【独占インタビュー】『雪花の虎』新連載の東村アキコが明かす「10年間休まず週刊連載を続けた」理由とは？

Woman Insight編集部（以下、WI）　『雪花の虎』は、東村さんにとって初めての歴史ものとのことですが、今までの現代ものと、描くうえで違いはありましたか？

東村アキコさん（以下、東）　技術的な大変さというか、現代劇と画的に違うので、けっこう苦労しましたね。当たり前ですがみんな着物を着ているし。でも、着物を描くのは好きだから、それはすごく楽しかったです。

WI　そういえば、東村さんがお着物を着ている写真をtwitterで拝見しました。

東　昔から着物は好きだったんですが、しばらくお休みしていて。最近また着るようになりました。今年40才になるんですけど、今ならナチュラルに着られるかなと思って。取材とか、ちょっと遊びに行くときとかも着るようにしています。

WI　着付けもご自分でなさるんですか？

東　宮崎でOLやっていたときに、暇だったから何かやろうと思って、会社の向かいにあった着付け教室に2年くらい、週2で通ってたんですよ。美容室での着付けとか、七五三の着付けをする資格まで取りました。細かいことはもう忘れちゃいましたけど、そのときの知識のおかげで着付けは今でもできるし、仕組みがわかってるから、ほかの作家に比べたら全然楽に描けると思います。年齢やキャラクターによって、衣紋も、帯や帯締めの位置も変わっていく。着物って、ミリ単位の世界なんです。それがおもしろいんですけどね。

WI　着物以外にも、最近何かハマっていることはありますか？

東　ハマっているというか、料理はずっと好きで、冷蔵庫は業務用だし、最近は家に燻製機を導入しました。

WI　それは、普通の「好き」というレベルではもはやないですね！

東　ベーコンとかスモークタン、パンチェッタとかつくってます。パンチェッタは、漫画『クッキングパパ』に、「イタリアの家庭ではどこでも作ってるぞ」って描いてあったので、それを見て毎冬作るようになりました。塩漬けにして干すだけなんですけど、かつお節みたいな、かっちかちのすごいのができるんですよ！それでカルボナーラとかつくるともう、絶品です。

WI　軽い気持ちで聞いたのですが、予想以上で驚きました……！

東　ちなみに、料理人としていちばん尊敬しているのはグッチ裕三さんですね。料理本に載っているものは、ほとんど作ってるんじゃないかなっていうくらい、かなりのグッチチルドレンです。調味料の分量が、「大さじ１」じゃなくて、「いっぱい」って書いてあったりするんですよ（笑）。「おいしい料理のコツは、味を濃くすること」とか、ほんとそのとおりだなって思いますね！

着付けの資格まで持つ着物から、プロ顔負けの道具と腕前の料理まで、何事もとことん極める東村ワールドを垣間見させていただきました……。インタビューは今回で終了ですが、『雪花の虎』はもちろん今後も東村さんニュースを随時お届けいたします。ご期待ください！（五十嵐ミワ）

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