【今日のインサイト】2月9日は「風の日」。「朝東風」の読み方は?「ぽやぽやみなみ」ってどんな風?

2月9日は、「風の日」。風が吹く(2=「ふ」9=「く」)という語呂合わせに由来しています。ひと言で風と言っても、かなりの種類があるのをご存じですか?

今回は珍しい風の名前を辞書で調べて集めてみました。あの風は、ちゃんと呼び名があるんです!

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あさごち【朝東風】
春の朝に吹く風。
(大辞林 第三版)

あぶらかぜ【油風】
油まじ、油まぜとも。油を流したような静かな風ということだが、「まじ」は南寄りの風を示す。晩春の穏やかな晴天の日に吹いている風のこと。
(世界大百科事典 第二版)

かぜかおる【風薫る】
薫風(くんぷう)ともいう。夏、青葉を吹きわたるにおうようなさわやかな風。
(日本大百科全書(ニッポニカ))

かつおびより【鰹日和】
春の東風の吹く日。
(日本大百科全書(ニッポニカ))

かりわたし【雁渡し】
初秋の頃に吹く北風。青北(あおぎた)。
(大辞林 第三版)

くろはえ【黒南風】
梅雨入りの頃、どんよりと曇った日に吹く南風。[季]夏。
(大辞林 第三版)

こうふう【光風】
1. 雨あがりの輝く草木の上を渡る風。
2. うららかに晴れた春の日に吹くそよ風。
(大辞林 第三版)

しかのつのおとし【鹿の角落し】
2, 3月ごろ、晴れた日に吹く南西風。山口県でいう。
(日本大百科全書(ニッポニカ))

しらはえ【白南風】
梅雨明けの頃、南から吹く風。しろはえ。[季]夏。
(大辞林 第三版)

はつなぎ【初凪】
元旦の凪。
(日本大百科全書(ニッポニカ))

ぽやぽやみなみ【ぽやぽやみなみ】
初春の南風。茨城県でいう。
(日本大百科全書(ニッポニカ))

やえのしおかぜ【八重の潮風】
はるか遠方の海路を吹いてくる風。
(デジタル大辞林)

やませ【山背】
1. 山を越えて吹いてくる風。山背風。
2. 東北地方の中・北部の太平洋側(特に三陸地方)で,梅雨期から盛夏期にかけて吹く北東風。オホーツク海高気圧がもたらす冷湿な風で,長く続くと冷害の原因となる。 [季] 夏。
(大辞林 第三版)

 

ご存じの呼び名はありましたか? これまではただ暖かい、冷たい、強い、弱いなどで区別していた風も、呼び方を知ることで、ちょっと特別に感じるのではないでしょうか。(鈴木 梢)

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