NO.1美容誌『美的』編集長が流行を予測する”一石二鳥”アイテムの正体

美的編集長・兵庫真帆子さんのインタビューもついに最終回。これまで、読者のメイクへの関心の高さ、そして「太眉」ブームや美的で活躍するミューズたちについて話していただきました。では、2015年はどんなアイテム・人物がトレンドに?

【インタビュー1回目】→ NO.1美容誌『美的』編集長が語る、読者が求める”大人の色っぽさ”とは

【インタビュー2回目】→ NO.1美容誌『美的』編集長が分析する「太眉」ブーム、ふたつの理由

 

Woman Insight(以下、WI) 2015年の美容業界は、どんなものが流行しそうでしょうか?

兵庫編集長(以下、兵庫) ここ数年、『ReFa』をはじめとする自宅で手軽に使える美顔器が流行していますが、コスメにもその流れがきています。クリームなどを塗る際、一緒に使うことで効果が上がる“ツール”が付いていているコスメが目立ちますね。メリットは、化粧品の持つ効果感にプラスして、ツールを使うことによる効果促進も期待できることです。例えば、『コスメデコルテ AQ MW』のカッサ付き美容液「レプリション キット」や、『ランコム』のマッサージ ディスク付きクリーム「レネルジー FL ナイトクリーム」など、今年もたくさん発売されていますが、来年も『SK-II』で人気の「ステムパワー」のラインからもツール付きアイクリームが発売されるので、これからますます増えるような気がします。

 

美的01P170-171GE.indd

↑ランコム「レネルジー FL ナイトクリーム」。『美的』2014年12月号より。

 

WI ツールが付いた化粧品は、コスメの効果にツールを使うことで効果アップが期待できるので、一石二鳥ですよね。ほかに注目しているコスはありますか?

兵庫 BBクリームとCCクリームです。ここ数年でかなり進化を続けていて、ファンデーションとの境界線がなくなってきている感がありますね。BBクリームとCCクリームのようにオールインワンに近い一石二鳥のコスメ はドラックストアで販売しているイメージが強かったのですが、今では、百貨店ブランドからもBBクリームやCCクリームが発売されています。いずれも、「効率よく効果アップできる方法」のひとつとして、消費者が求めていることなのかもしれないですね。

WI 最後の質問です。『美的』として、2015年注目のモデルさんはいらっしゃいますか?

兵庫 モデルの野崎萌香ちゃんです。読者アンケートで、「真似したい、惹かれるメイク」の質問だと、今までは、森絵梨佳ちゃんの名前が書かれていることがほとんどでしたが、2014年に初めて、野崎萌香ちゃんが1位になった号がありました。彼女はどちらかというと”ヘルシーセクシー系”。この人気を受けて、まだ少し先ですが、2015年3月号(2015/1/23発売予定)では、野崎萌香ちゃんの特集を予定しています。

 

美的2014年12月号P77

↑『美的』注目のモデル、野崎萌香さん。『美的』2014年12月号より。

ツール付きやオールインワン化粧品などは、女性にとってはうれしいトレンドになりそうですね。そして“新ミューズ”としての野崎萌香さんの活躍にも注目しておきましょう!(さとうのりこ)

 

【インタビュー1回目】→ NO.1美容誌『美的』編集長が語る、読者が求める”大人の色っぽさ”とは

【インタビュー2回目】→ NO.1美容誌『美的』編集長が分析する「太眉」ブーム、ふたつの理由

 

【編集長インタビューシリーズ】

※CanCam編集長が語るトレンド予想。今年は空前の○○ブームが来る!

※AneCan編集長が気づいた、AneCan世代の価値観の決定的な変化。そして2015年への展望。

※ヒット企画からOggi編集長が紐解く、働く女性の”いまどき”のリアル

※Domani編集長が分析!元祖○○世代・35歳前後のファッションはどこへ向かう?

※Precious編集長も驚く……Precious読者のラグジュアリーなお買い物伝説

※編集長曰く「MEN’S Prescious世代へのメッセージは”自分の信じる道を行け。そして……”」

※日本文化を伝える雑誌『和樂』編集長が語る「○○こそサイコーのエンターテインメント!」

※SAKURA編集長が解説する、今どきママが大切にする「3つの軸」。

 

2013年編集長インタビュー

※美的編集長が2014年を予測!「消費者も勉強して、良い商品を見抜く力を養う年になる」

※人気の顔は「ハーフ」から「和顔」へ変化!美的編集長が2013年の美容界を振り返る!

※美的編集長が語る!「2013年、読者の肌悩みが深刻化。20代から“ほうれい線”が気になる」

 

【あわせて読みたい】

※【インタビュー1回目】NO.1美容誌『美的』編集長が語る、読者が求める”大人の色っぽさ”とは

※【インタビュー2回目】NO.1美容誌『美的』編集長が分析する「太眉」ブーム、ふたつの理由

※美容のプロ50人が選んだ「2014年上半期ベストコスメ」カテゴリー別ランキング(1)

※今こそやせ時!短期間でできる「駆け込みダイエット術」3選