2015年Precious編集長が見据える、ラグジュアリー世代のファッション&美容の展望

3回にわたっておくってきましたPrecious編集長インタビュー。ラストの今回は、2015年、Preciousが仕掛ける新たなラグジュアリー戦略について、高橋編集長にお伺いしました!

第1回はこちら→ Precious編集長インタビュー「2014年は○○の流行がラグジュアリー世代に新しい価値観を……」
第2回はこちら→ 日Precious編集長も驚く……Precious読者のラグジュアリーなお買い物伝説

 

precious1

 

Woman Insight編集部(以下、WI) 2015年、Precious読者の間では、ずばり何が流行しそうですか?

高橋編集長(以下、高橋) カジュアルブームの余波に限らず、エレガンス寄りだったものが、少しシンプル寄りになってきているかな、というのは感じています。今までは、「ミラノマダムの迫力を手に入れたい」というのがキーワードだったんですが、そこにニューヨーク的な端正さ、肩の力の抜けたリラックス感を手に入れたい、というのが加わってきている気がします。いわゆるファーを着て、クロコダイルのバッグを持って…というおしゃれの方向はもちろんキープするけれど、シャツやジャケットに、ダイヤのペンダントをキラリと光らせる……といった、都会的でちょっとマニッシュなニューヨーカーらしさが、より今の気持ちに近いというか。それが2015年に続く気分かな、と思っています。

WI ということは、ジャケットやシャツが流行しそうですか?

高橋 そうですね。2014年はどちらかというと、ニットの年でしたが、来年はまるでカーディガンのように使える、肩肘張らずに着られるジャケットが流行すると思います。見た目はちゃんとしているんだけど、ちょっとスポーティだったりカジュアルな要素が入っている……そんなシルエットやディテールのものは、みなさん欲しくなるのではないでしょうか。あとは、先シーズンに引き続き気になるのがセットアップです。ワンピースより気楽に着られるとあって人気が出てきているので、さらに期待が高まっていますね。セットアップといってもスーツというわけではなくて、ブラウス×スカート、ジャケットカーディガン×ワンピースなど、いろんなバリエーションが出ているし、普段のシックなコーディネートに投入すると着回しも強化できるなど、色々な提案ができそうです。

WI ファッション以外で注目していることはありますか?

高橋 美容の特集に関しては、如実に歳が現れる目まわりの特集は人気があるのですが、基本的なお手入れ、スキンケアに関してももっと力を入れていきたいと思っています。40歳からって、お手入れをしている人としていない人の差が最もつく年代なんです。肌づくりに関しては「新入生」になった気持ちで、40歳からが新美容習慣、というふうに銘打っていきたいと思っています。40歳になったら、美容液は3本使わなきゃいけないという説があったり、最近の進化した化粧品には目を見張るものが本当にたくさんあるので、それを丁寧に紹介していきたいですね。

WI 化粧品にも名品が登場しそうですね…! ファッション以外でも、ラグジュアリーな世界を垣間みれるのを楽しみにしています。

高橋 今度出る2月号(1月7日発売)では、エルメスのインテリアを特集する予定なのですが、そういったインテリアのほか、車、旅、お酒など、ファッション以外でも、ラグジュアリーなライフスタイルを提案していきたいなと思っています。40歳代の、きちんと働いている女性を、日常スタイルから非日常の瞬間まで応援していけるようにしたいですね。

終始穏やかでエレガントな口調と物腰で答えてくださった高橋編集長。ストレス解消の方法はおいしいシャンパンを飲むこと、皇居の周りを散歩されることだそうです! 進化するラグジュアリーを提案し続けるPrecious、2015年も楽しみです!(五十嵐ミワ)

Precious

 

(『Precious』2015年1月号)

第1回はこちら→ Precious編集長インタビュー「2014年は○○の流行がラグジュアリー世代に新しい価値観を……」
第2回はこちら→ 日Precious編集長も驚く……Precious読者のラグジュアリーなお買い物伝説

 

【編集長インタビューシリーズ】

※CanCam編集長が語るトレンド予想。今年は空前の○○ブームが来る!!

※独占インタビュー!AneCan編集長が注目するのは”色気が魅力”なあのモデル

※Oggi編集長のビジョンは時代に合った2015年版仕事服の提案。その中身とは…

※人気の切り口は”表”と”裏”。Domani編集長が30代女性へ送る、さらなる企画とは!?

※MEN’S Prescious編集長が断言「男の肌の曲がり角は○歳!そこが若さの分かれ道」

※日本文化を伝える雑誌『和樂』編集長が語る「○○こそサイコーのエンターテインメント!」

※2015年、SAKURA編集長が提案するのは「○○だけどおしゃれ」なライフスタイル

※NO.1美容誌『美的』編集長が流行を予測する”一石二鳥”アイテムの正体

 

【あわせて読みたい】

※【速報】衣装はGUCCIが全面提供!「空中ファッションショー」が銀座で開催!/『Precious』創刊10周年記念

※眉が細くて老けてる人が多いんです!「太め眉」で若返る8つのプロセス