■バストアップを目指す!守るべき「7つの習慣」
【1】睡眠不足を避け、睡眠の質を上げる
バストの発育に必要な女性ホルモンと成長ホルモンは、どちらも睡眠中に最も活発に分泌されます。これらのホルモンは年齢を重ねるとともに分泌量が少なくなってしまうので、浅い睡眠や睡眠不足でさらに分泌量を下げてしまわないよう、注意が必要です。
質の良い睡眠を充分にとることは、バストアップのためのホルモンをバランスよく分泌させることに繋がります。睡眠の質を下げてしまう「寝ながらスマホ」は我慢して、好きな音楽をゆったりと聞きながら、ぬるめのお風呂に15〜20分ほど浸かるなど、工夫して睡眠の質を上げていきましょう。
【2】卵巣を冷やさない
女性ホルモンは卵巣の働きで分泌されています。卵巣が冷えると機能が低下し、女性ホルモンを産生する力が弱まってしまいますので、卵巣(下腹部)を冷やさず温めることを意識しましょう。冷えは足元から上がってくるので、お腹と足元の両方を守ることが大切です。
具体的には、体を冷やす飲み物・食べ物を控えること、ストッキングやタイツを履くこと、体を温める下着や腹巻きを身につけること、そしてシャワーだけでなく湯船に浸かることがおすすめです。夏場はクーラーで足元やお腹が冷えやすいので、体を温める機能のあるインナーを身につけるなど工夫してみてください。
【3】サイズの合ったブラジャーを着ける
小さすぎるブラジャーはせっかく発達しようとしているバストを押さえつけてしまいますし、大きすぎるブラジャーはバストの下垂や形崩れの原因となります。ブラジャーを購入する際は、アンダーバストとトップバストのサイズをその都度計り、カップ数やサイズが合うものを選ぶことが大切です。
また、ブラジャーは毎日着けるうちに劣化します。ワイヤーの歪み、生地のすり減り、ベルト部分の伸び、といった劣化はバストの形に悪影響を及ぼしますので、1年くらいを目安に買い換えましょう。
【4】激しい運動を控える
激しい筋トレやランニングといった運動を行うと男性ホルモンが優位になる傾向があります。またクーパー靭帯の断裂や伸びに繋がる可能性もありますので、バストアップを目指している最中は、こうした運動は控えたほうが良いでしょう。
「ダイエットのため運動を行いたい」という場合は、1日20〜30分程度の有酸素運動(ウォーキングなど)を行って代謝を上げつつ、バストを作る素となるタンパク質と良質な脂質をしっかり摂ることがおすすめです。具体的にどんなタンパク質と脂質を採ったら良いのかは記事の下の方でまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
【5】血液とリンパの流れを促す
栄養素をバストに運ぶのは血液であり、邪魔な老廃物を体の外へ排出してくれるのがリンパです。血液とリンパの流れをしっかり促すことで、必要な栄養素がバストに届けられやすくなります。
激しい運動は避けたほうが良いですが、脇の下のマッサージや、肩甲骨をほぐすストレッチ、代謝をアップさせる程度の軽い運動(上述した1日20〜30分のウォーキングなど)はむしろおすすめです。とくに脇の下と肩甲骨は意識してほぐしましょう。
【6】姿勢を正す
スマホやパソコンを見るときに、つい猫背になってしまう人は多いもの。でもこの姿勢がバストへの血流を阻害し、形崩れも促してしまいます。
仕事中なども意識してこまめに背筋を伸ばし、できるだけ正しい姿勢を保ちましょう。背筋を伸ばすとそれだけでトップバストの位置が高くなるため、バストが大きく美しく見える効果もあります。
【7】ストレスを溜めない
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、女性ホルモンの分泌が減少してしまいます。バストアップのためには、できるだけストレスを溜めない生活を送ることも大切です。
コロナ禍でストレスを感じやすい状況ではありますが、こまめに気分転換をはかり、上手にストレスを発散していきましょう。
■食生活も超重要!バストアップに役立つ栄養素
バストの育成には、栄養バランスの整った食生活も不可欠です。三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)、ビタミン、ミネラルといった栄養素をバランス良く摂るよう心がけましょう。
とくに積極的に摂りたい栄養素や食品は次のとおりです。
◎タンパク質
女性ホルモンの原料であり、バストの形成に必要な血と肉の素でもある、欠かせない栄養素です。卵、鶏肉、乳製品、赤身肉、魚など。
◎脂質
とくにおすすめなのは、良質な不飽和脂肪酸です。アマニ油、えごま油、青魚に含まれるEPA・DHAなど。
◎ビタミンB6
女性ホルモンの代謝、しなやかな筋肉の育成に必須です。カツオ、まぐろといった赤身魚、鶏レバー、バナナ、パプリカなど。
◎ビタミンE
血流を促進し、女性ホルモンを生成する卵巣の細胞膜の酸化を防ぎます。ほうれん草やブロッコリーといった緑黄色野菜、うなぎ、アーモンドなど。
◎ビタミンC
バストを支えるクーパー靭帯の成分・コラーゲンの生成に必須です。とくに喫煙者は不足しがちなので積極的に摂りましょう。パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴなど。
◎鉄分
バスト育成に必要な血液の質を改善します。豚や鶏のレバー、あさり、大豆、ひじきなど。
◎大豆イソフラボン
女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た働きをするため、ホルモン不足を補ってくれます。豆乳、豆腐、納豆などの大豆製品に含まれています。
■バストを育てる生活習慣。まずは6か月続けよう♪
「意外かもしれませんが、バストアップのためには生活習慣を変えることが不可欠です。我々のバストアップ専門サロンでは、専用の施術やサプリメントを活用しながら、お客様ご自身の生活習慣を変えていくことをお願いしています」と、田島さん。個人差はありますが、今回ご紹介したポイントを継続して意識していけば、6か月後くらいから徐々に効果が見られ始める可能性が高いとのことです。
千里の道も一歩から。バストを育てる生活習慣、今日から始めてみませんか?
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