みんな誤解しすぎ!プロがジャッジする「冬肌保湿」の正解or不正解

肌の乾燥が進む冬。徹底した保湿ケアをしているつもりなのに、なぜか肌が乾いてしまうという人はいませんか? 今まで「いい」と思って続けてきたケア、本当に正しいのでしょうか。

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『Precious』12月号「“乾かない女”は、知っている! 冬肌保湿の常識・非常識」で、肌のことをよく知る専門家3名(ビューティサイエンティスト 岡部美代治さん、ヘア&メイクアップアーティスト 尾花ケイコさん、松倉HEBE DAIKANYAMA院長・医師 草野貴子先生)が、習慣化している冬の保湿ケアをジャッジ!

極度の乾燥には、クリームよりオイルで油分を補う → 【△】

化粧水も浸透しないほど肌が乾燥している場合、スキンケアに“オイル”を投入するのは有効。ただし、浸透型のオイルも多いので、その後にクリームを重ねづけするのがベストです。

体内からの水分補給も大切。水は、1日2リットルを摂取 → 【○】

「1日1.5~2リットルぐらいなら、飲まないより飲んだほうがいい」とは、草野先生。とはいえ、飲んだ水のすべてが肌の水分になるわけではありません。また吸収をよくするために小分けにして飲むのがベスト。冬場の水のとりすぎは“むくみ”の引き金にもなるので、自分の体に合った飲み方を。

海外旅行の機内では水スプレーで顔に水分補給! → 【×】

水だけのスプレーは、水が蒸発するときに肌の水分を奪うので、逆に乾燥を悪化させる恐れが。それよりは、“クリーム”を使って油分を補給するほうが大事。ミストは、エイジングケア効果がある美容液入りなどをチョイスして。

インナーケアのために、肉を避け、緑黄色野菜中心の食生活 → 【×】

特に年齢を重ねるとさっぱりした食事を好むようになりますが、肉も必要な食材。肌の構成成分である“たんぱく質”を摂るために、野菜だけでなく、肉も食べるようにしましょう。赤身肉はコラーゲン生成も高まり、水分保持能力も高まります。

時間がある時は、シートマスクにラップをのせて30分! → 【×】

使い方に記載されている時間を守るのがベスト。「指示していある時間は、成分が肌に浸透するピークタイム。長くのせていても、欲張っただけの効果は得られません」(岡部さん)。長く置いてシートが乾いたら逆効果です。

アイクリームは夜のケアで欠かさず使っている → 【△】

朝のケアこそ、ぜひアイクリームを! 目元は皮脂腺がとても少ないので、その分、潤い力が弱いパーツ。外気や空調のきいた乾燥する環境にいる時間が長い日中こそ、アイクリームで潤いとバリアを。

 

“肌は夜つくられる”のですが、冬は、日中の気遣いも未来の美肌に大きく影響してきます。正しい冬の保湿ケア。きっとこれで、冬の乾かない肌づくりは万全ですね!(さとうのりこ)

『Precious』2014年12月号表紙

(『Precious』2014年12月号)

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