「ねつる」じゃないよ!「熱る」って読めますか?
1週間に1回は目にしているはず! というような超おなじみの漢字でも、送り仮名が変わっただけで全然読めなくなってしまうことってありますよね。例えば、「駿れる」や「希う」、「弥立つ」などなど…。
今回はそんな「読めそうで読めない漢字シリーズ」から、コチラを出題!
「熱る」。みなさんはこの漢字、何と読むかご存じですか? ちなみにこの漢字、読み方は2つあります。
「全く見当がつかない…」「ひとつはわかったけど、もうひとつがわからない!」という方のために、ここでヒント! ぜひ一緒に考えてみてくださいね♪
■読み方1 絶対に体験したことのある、あの感じ!
まずは、ひとつ目の読み方の意味から確認。小学館のデジタル大辞泉によると、意味は以下の通りです。
顔やからだが熱を帯びて熱くなる。また、顔が赤くなる。
体調を崩して熱を出したときや、恥ずかしくて顔に熱が集まったときなど、「熱る」感覚を味わったことのある方は多いはず。ちなみに、同じ読み方で同じ意味を表す漢字に「火照る」があります。ここまでくれば、何と読むかわかりましたよね?
■読み方2 「激しく怒る」
そして、2つ目の読み方! こちらも意味から確認していきましょう。ひとつ目同様、小学館のデジタル大辞泉からの引用です。
1 あつくなる。●●る。むしむしする。
2 激しく怒る。
1つ目の読み方と「あつくなる」という部分は同じですが、こちらは「激しく怒る」という意味もあるよう。ちなみに読み方は2文字で、「〇〇る」と読みます。
2つ目の読み方も、なんとなく予想がつきましたか? 正解はコチラです!
「熱る」の読み方は、「ほてる」と「いきる」が正解でした!
ちなみにこの「いきる」は、近年「調子にのっている」様を表して使われている「イキる」という言葉とは関係なし。「イキる」は「意気がる」が短縮されたものだとされています。
ひとつの表し方で2通りの読み方ができるのは面白いけれど、文脈によって読み分けなければならないことを考えると大変そう。改めて、漢字って奥が深いなあと感じる瞬間ですよね。
CanCam.jpでは、毎朝6時に日本語クイズを更新しています。ぜひ明日も遊びに来てくださいね♪(平田真碧)