“バレンタインデー”ってどう思う?20代女子のホンネ調査!

“あってもなくてもよい”が半数⁈ バレンタインデー意識調査!

2月14日はバレンタインデー。日本では女性が男性にチョコレートを渡す日として知られています。海外とは異なるこの慣習ですが、正直どう思う? いまどき女子のリアルな声を、株式会社ネクストレベルが運営する『縁結び大学』が20代独身女性185名を対象に行った「バレンタインデーについての意識調査」をもとにご紹介します♪

バレンタイン告白、経験者は3割以下

バレンタインデーはもともとキリスト教の記念日だということ、知っていましたか? これが日本で「女性から男性にチョコを渡して告白する」という習慣として定着したのは1970年代後半。正確なきっかけは定かではありませんが、チョコレート会社の広告がはじまりだと言われています。

そんなバレンタインデー当日、実際に「バレンタインデーにチョコレートを渡して、意中の男性に告白したことがある」と回答したのは24.9%でした。1年前に行った同調査の結果49.5%と比べても、10人中3人以下と少なめの印象に。20代女性にとって「バレンタインデーに告白する」のはハードルが高いのかもしれません。

バレンタイン告白の経験時期、最多は「高校時代」!

バレンタインデーの告白経験がある人の半数は「高校時代」!  約90%が中高生での告白経験ありという結果になりました。もちろん専門学校・大学に入ってから、社会人になってから、という人もいますが、バレンタインデーを”学生時代に告白する機会”と捉える人は多いようです。

ちなみに、この告白の勝率は52.2%という結果に。ドキドキの告白のあと、恋が実る確率はまさに五分五分なんですね……!

イマドキ女子のバレンタインデーは「お礼を伝える日」!

女性から男性へ愛の告白をする日だったバレンタインデーですが、最近は義理チョコや友チョコ、自分チョコなどその目的はさまざまに。上記のグラフは「バレンタインにチョコレートを贈るという習わしについて、ご自身の意見に近いものを全て選んでください」という質問の結果を示したものです。

最多の43.2%を獲得したのは「男女問わずお世話になっている人にお礼を伝える機会」。いまの若者にとってのバレンタインデーは、お中元やお歳暮のような感覚になっているようです。次いで多かったのは「恥ずかしいので自分からは絶対に告白しない」の31.4%で、「本命がいれば告白したい」と比べると”告白しない”派が多いことがわかります。「外国みたいに男性から女性に贈る日になってほしい」という意見も28.6%と、自分より相手からのアプローチをのぞむ女性が多いみたい!

「義理チョコが面倒」も20.5%あり、日本特有の習慣に辟易している人も一定数いました。とはいえ「まったく興味がない」「作られた行事なので参加しない」は少数派になり、本命の人にチョコを渡すかどうかはべつとして、総じてバレンタインデーへの関心は高いことがわかりました。

バレンタインデーというイベント、正直ほしい?いらない?

「ずばり、バレンタインデーというイベントについてどう思いますか?」という質問に対し、最も多かったのは「あってもなくてもよい」(48.6%)という回答でした。次いで「続いてほしい」が44.4%、「無くなってほしい」が7.0%という結果に。それぞれの回答の理由を詳しく聞いてみました!

■「続いてほしい」

  • 渡したい相手がいるいないに関わらず、気持ち的にテンションがあがるから。(神奈川県/20歳)
  • バレンタインデーが近付いた街の雰囲気が好きだし、百貨店の催事場は普段買えないブランドのショップが立ち並んでいて遊園地みたいだから。(和歌山県/27歳)
  • チョコレートが大好きなので、バレンタインフェアで普段買えない色々なお店のチョコレートが買えるのが嬉しい(北海道/29歳)
  • 普段話せない人に対して「いつか話したい」という意味を込めてチョコレートを贈れる。会話のきっかけになる。(埼玉県/21歳)

■「あってもなくてもよい」

  • 高校生までは自分でチョコを作り、友達と交換するというイベントとして楽しかったけれど、大学以上になると学校やバイト先など礼儀としてやった方がいいのかなど迷うから。(神奈川県/20歳)
  • お世話になっている人に感謝の気持ちを伝える機会はなかなか無いためきっかけとして続いてもいいと思うが、出費がかさんだり逆に相手に気を遣わせてしまったりするから。(埼玉県/22歳)
  • 職場の人に、お礼として渡すのに選んだりするのが面倒くさいからです。特に上司は貰うのは当たり前だと思っているのが嫌です。(東京都/29歳)
  • 女性から男性にという風習はあまりよくわからない。また、建前上”あげなければならない”という文化が根付き過ぎていて、本来の意味が薄れていると思う。(ハンガリー/26歳)

■「無くなってほしい」

  • 作るのも面倒くさいし、誰にあげようか、あげまいか悩むのがおっくう。自分が男だったら本当に嫌な日だろうな、と思う。(長野県/21歳)
  • バレンタインというイベントが無くても告白はできるし、バレンタインデーだからという理由でどうでもいい上司にまで義理チョコを用意するのは面倒だから。(福岡県/28歳)
  • 義理チョコを用意するのも面倒だし、お返しを用意して貰うのも悪いと思うので。(大阪府/29歳)

「続いてほしい」人のなかには、“告白のきっかけ”という意味合い以上に「おいしいチョコを選ぶ楽しさ」を感じているひとが多くいました。一方で「無くなってほしい」人は、「バレンタインデーのチョコ」が職場や目上の人へのマナーのような位置づけになっていることに抵抗を感じているようです。「あってもなくてもよい」には友人同士の交換が楽しい反面、義理チョコを渡すのが面倒という意見が多数! バレンタインデー、プライベートでは楽しいけれど仕事上は負担に感じる……というのが20代女性の本音なんです。

どうする? 今年のバレンタインデー

今年のバレンタインデーの予定、最も多いのは「本命の人に贈る」こと! チョコを渡して告白するのではなく、交際相手にプレゼントする人が多いみたい。次いで「自分」や「家族」へのチョコを購入する人の割合が高く、「職場やお世話になってる人」への義理チョコもランクイン。学生時代には活発だった友チョコは、20代では少なめの印象に。用途はさまざまですが、じつに8割の女性がチョコレートを購入するようです。

ところで今年のバレンタインデーは日曜日。当日に会えない職場の人にもチョコはあげる? という質問には、半数の人が「前後の日にずらして渡す」と回答しました。「休日なので渡さない」が40%近くなのに対し、バレンタインデー当日でなくとも義理チョコを渡す職場がやや多いという結果に。

友チョコ・義理チョコはどこで買う? 予算は「1000円以内」が主流に

「友人や職場の人など渡すチョコ(自分を除く)にはどのくらいのお金を使う予定ですか?」という質問に対し、最も多かったのは「1000円以内」という結果に。「~2000円」は29.6%で、義理チョコ・友チョコの予算は2000円以内が目安のようです。

購入場所は「デパート」が1位! コロナ禍でオンラインショッピングが好調な売り上げを見せていますが、せっかくのチョコレートくらいは実際に見て気に入ったものを買いたい! と感じる人が多いよう。購入場所についてはこんな意見がありました。

  • 職場の人には、友人ほどフランクな関係ではないので少しかしこまってデパートで買う。友人には毎年手作りのものが喜ばれるので、手作りチョコを渡す。(神奈川県/22歳)
  • 友人や職場の人が「お礼をしなきゃ! 」となった時、チョコの値段が負担になるといけないので、袋菓子の詰め合わせなど気軽なものを、スーパーで買います。(北海道/24歳)
  • デパートで買うと、包装がきれいで紙袋や渡す時の手提げ袋もきちんと感があるからです。(東京都/25歳)
  • 普段は百貨店の催事場で買うが、今年は感染症予防のためにネットショップで買う予定。(和歌山県/27歳)

ひとえに義理チョコと言っても相手との関係性はさまざま。チョコを選ぶ段階からお返しのことを考えるなど、気遣いとともに購入先の使い分けをしているんですね。

本命チョコは“手作り”派が強し! 予算の相場はどのくらい?

本命チョコの予算相場はずばり「2000円~3000円」! 手作り派が44.9%、購入派は「デパート」購入が41%という結果になりました。義理チョコなどに比べると少し特別なチョコを選ぶ人が多く、「コンビニ」購入をする人は0人でした。

  • それぞれの購入予定について、詳しく教えてもらいました。自分も一緒に食べたいので、ちょっと高級で気になっているお店のチョコレートをあげたい。(北海道/29歳)
  • 同棲中の彼氏に渡すものです。毎年手作りしたものと、おいしいデパ地下のチョコをふたりで食べています。(東京都/28歳)
  • 愛を込めるためにも手作りが良いと思うから、家で作ります。(千葉県/26歳)
  • 少しは料理が出来るというアピールをしたいため、手作りチョコを渡します。(宮城県/21歳)

手作り派は「気持ちがこもっている」「彼氏に手作りしてほしいと言われた」という声が多く、購入派は「本命の彼には高級で特別なものを渡したい」という思いがあり、どちらも相手への想いにあふれた選択をしているようです。

学生時代にはワクワクの詰まったイベントだったけど、大人になったら義務感などわずらわしい人間関係のせいで憂鬱に……なんて人も少なくありません。でもせっかくのバレンタインデー、いやなイベントにしちゃうのはもったいない! 無理はしなくて大丈夫。おいしいチョコレートと共に”想いを届ける”、自分にも大切な誰かにとってもちょっと嬉しいイベントとして楽しんでくださいね♡ (菅原菜々帆)

情報提供元/株式会社ネクストレベル