竹脇まりなの分岐点。宅トレ動画でパソコンが壊れたかと思うほど”バズる”を体感したターニングポイントを深堀り!

フィットネスで人生を変えた竹脇まりなさんをClose up!

人には誰しも、大なり小なり生き方が変化した“運命の分岐点”がありますよね。その裏側にはどのような想いや行動、夢があったのでしょうか。発売中のCanCam3月号では、 常に自分の手で運命を切り開く、今話題の人を徹底取材しました! 今回はその中から、フィットネスで人生を変えた竹脇まりなさんをご紹介します♡ 

竹脇まりなさん

PROFILE:1989年12月19日、秋田県生まれ。YouTubeチャンネル『Marina Takewaki』にて、主にフィットネス動画を配信し、テレビや雑誌でも幅広く活躍。ウェアなどを扱うオリジナル宅トレブランドMARINESSも大人気。

会社員からYouTuberに♡”運命の分岐点”をネホハホ

■健康を通してHAPPYをシェアすることを人生軸に

「現在はYouTuberとして“好き”を仕事にしていますが、もともとは普通の会社員だったんです。ここ2年くらいで人生がめまぐるしく変化しましたね。そのきっかけとなったターニングポイントは、3つあるんです。ひとつ目は、会社を辞めたこと。仕事は好きでしたが、当時はやりがいよりも福利厚生や会社名など、“スペック”を重視していて。ある日旦那から『会社じゃなくて、自分自身で生きていけるスキルを身に付けたほうがいいんじゃない』って言われてハッとしたんです。やらなきゃいけないことは目の前にあるけど、本当にこのままでいいのかな? っていう思いがぐるぐる回って。まるで目的地がわからない高速列車に乗っているみたいでした。そのときに初めて、自分自身について真剣に考えたんです。“何を仕事にしたいか”ではなくて、“この先どう生きたいか?”って。そんなとき浮かんだのが、母親の姿でした。私の母は60歳で、今も現役でフィットネスインストラクターをしているんです。心も体も健康だし、何よりも仕事を通して周りを元気にする姿が素敵で。『私もおかんみたいになりたい! フィットネスをやろう!』と決断し、会社を辞めました」

■自分を飾らないことが未来への一歩を作り出した

インドでヨガ修行

「退社後は、インドでヨガの資格を取得。鼻息荒く帰国し講師として働こうと思ったのですが…仕事はほぼゼロ。当時は落ち込みましたね。金銭的にも精神的にも自立したくて会社を辞めたのに、結局は旦那のすねをかじって生活するし、気持ちの面でも支えてもらっていて。理想と現実のギャップを感じていました。そんなとき旦那の仕事の都合で海外に移住することになり、引っ越したその日にYouTubeを始めたんです。Blog的な感覚でライフスタイルのいいところだけを切り取って動画にしていましたが、旦那はその発信に違和感を感じていて。『自然体のまりなでいいのに』ってアドバイスをくれたんです」

HANDCLAP サムネ

「その言葉をきっかけにアップしたのが、ふたつ目のターニングポイントとなった“ハンドクラップ”動画です。化粧は落ちるわ、振りは間違えるわで、ボロボロ(笑)。でもコメントで『こんなに笑顔で元気に踊る人見たことない!』ってほめていただけたんです。それが勇気になって、『もっとナチュラルでいいんだ』って思えるようになりました。再生回数やチャンネル登録者数も一気に増えて、これが“バズる”ということか…!と、びっくり。はじめはパソコンが壊れたのかと思いましたね(笑)」

■軸は、“自分を好きになるための手段として宅トレをする”という考え方

そして3つ目のターニングポイントは、健康専門チャンネルへ移行したこと。それも、視聴者さんご自身が自分を好きになれるような運動動画をメインにしました。マンションOKトレーニングなど、実用的なネタを扱いつつも目的はその先に設定。“自分を好きになるための手段として宅トレをする”という考え方を軸にしました。実は私、もともと人と比べてしまうクセがあったんです。それ自体は悪いことではないですが、精神的に追い詰められたり、マイナスに働くのはよくないと思っていて。自身にフォーカスして、納得いく結果を追い求める人に憧れていたからこそ、動画内でも自己肯定感やモチベーションがアップするような言葉を発信するようにしたんです」

登録者数100万人突破

「その結果、チャンネル登録者数188万人(取材時)を突破。人のために働けて、こんなにやりがいのある仕事って他にないんじゃないかって毎日幸せに思っています。今、会社員時代に描いていた以上の夢がどんどん叶っています。それはすべて自分の“好き”や“なりたい”という素直な感情に向き合ったからこそ。まずは心の声に素直になること。それが素敵なターニングポイントを迎えるためにいちばん大切なことだと感じています」

人生CHANGEさせたい! と思ったときにはじめたコト

■いつも心にときめきレーダーを持って♡ 

「20代前半だとやりたいことが見つからなくて、焦ったりすると思うんです。実際私もそうだったし。だからこそ、好きなことやワクワクする瞬間を見逃さないでほしいなって思います。その小さなときめきに、やりたいことや本当になりたい姿が詰まっているから!」

■うまくできない自分を認めてあげる

「ヨガのインストラクターに挑戦してうまくいかなかったときは、周りの人にかっこつけずに『うまくいってない!』って言っていました。私はそうすることで気持ちが晴れましたし、話すことで新しいヒントをもらえることもあります。人にも自分にも嘘をつかず、正直に!」

■2か月後に死ぬと思ってやりたいことを書き出

「大きな紙の真ん中に『2か月後に死ぬとしたらやりたいこと!』と書き、枝を生やすようにやりたいことマップを作りました。そこから見えてきた、“家族の時間を大切にすること”、“きれいでいること”、“HAPPYをシェアすること”の3つを、人生を通して叶えようと決めたんです。誰かに見せるものではないので、とにかく素直に書くのが◎」

服・アクセサリー/すべて本人私物

 

宅トレ動画で人気を集めるYouTuber・竹脇まりなさんのターニングポイントは、強くてあたたかなメッセージやヒントがいっぱい♡ 会社員をやめてフィットネスで生きることを決意し、約2年でYouTubeチャンネル登録者数が188万人を突破した裏側には、素直に自分を見つめて本当にやりたいことや伝えたいことを仕事にする、ブレない姿勢や信念がありました。 

発売中の雑誌CanCam3月号では、竹脇さんが歩んできた道のりを年表形式で紹介したり、モデル&タレントとして活躍する紗栄子さんや鞘師里保さん、ミチさんなどのターニングポイントについても掲載してます♪ ぜひCanCam3月号もチェックしてみてくださいね!

CanCam3月号「THE TURNING POINT ~私の人生が変わったとき~」より
撮影/花村克彦 構成/衛藤理絵、石黒千晶