おなじみの漢字でも、送り仮名によっては意外な読み方になることがあります。
たとえば、「強か」「洒ぐ」「誘き出す」など。漢字そのものは簡単だし、読み方を聞けば誰もが知っている言葉なのに、なかなか正しく読めないですよね。
そんな「知っているのに読めない」漢字クイズ、本日のお題はこちら♪
「宛も」。
漢字そのものは超おなじみです。素直に「あても」と読みたくなりますが、じつは他に意外な読み方を持っているんですよ！
■ここでヒント！
読み方を探るヒントとして、まずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「宛も」の意味は次のとおりです。
（1）（多くあとに「のようだ」「のごとし」などを伴って）あるものが他によく似ていることを表す。まるで。まさしく。ちょうど。
（2）ちょうどその時。
ひらがなで書くと「●●●ら」の4文字になり、会話や文章では「宛も自分が体験したかのように語る」というふうに使われます。ちなみに同じ言葉を「恰も」という漢字で表記する場合もありますよ♪
なんとなく想像できてきましたか？ では、正解を見てみましょう。
■正解は……こちら！
「宛も」の読み方、正解は「あたかも」でした。
「宛」という字は意外とたくさんの読み方を持っていて、今回ご紹介した「宛も（あたかも）」の他に、宛+らで「宛ら（さながら）」とも読みます。ちょっとややこしいですが、読めたら一目置かれそうです！
CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新しています。他の問題にも挑戦してみてくださいね。
（豊島オリカ）
