【知っておきたい虫対策】キッチン、浴室、玄関…部屋ごとの「G」撃退法をアース製薬に聞きました【画像なし】

一人暮らしは自由で楽しいものですが、虫が苦手な人にとっては不安もあります。とくに気になるのはやっぱり、ゴキブリの存在ではないでしょうか。
「撃退する自信がない」「遭遇するのが何よりも怖い」と、真剣に恐怖を感じている人も多いはず(私もその1人です!)。

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そこで、害虫対策グッズでおなじみのアース製薬さんにインタビュー。ワンルーム・1K・1DKなど、一人暮らしの部屋でゴキブリを出さないコツを伺いました。

今回のテーマは「家の中の場所別・ゴキブリ対策」。キッチン・浴室・玄関など、場所ごとにベストな撃退方法を教えていただきましょう!

 

Gが出ない部屋づくり・基本ルール5つをおさらい

※「単語を見るだけでゾワゾワする!」という同志のために、ここからはコードネーム「G」と呼ばせていただきます。

前回の記事では、Gが好む環境と、Gが出ない部屋づくりの基本について伺いました。

◆Gが好む環境は……

・暗く、暖かくて、狭い場所
・食べ物や水があるところ
・キッチン周り(とくに家電と壁の隙間は要注意)

◆Gが出ない部屋づくりの基本は……

1.隙間を作らない
2.ダンボールは即処分する
3.家の中を清潔に、食べこぼしを放置しない
4.浴室やシンクの水分を拭き取る
5.家の中に侵入させない

「もっと詳しく知りたい」という方は、前回の記事を読んでみてくださいね。

今回はさらに具体的に、キッチン・浴室・玄関など、家の中の場所ごとに意識したい「G対策」を伺っていきます。


キッチン|殺虫剤をまきたくない食品周り、どうすればいい?

Q.「Gの出ないキッチン」を作るためには、どんな対策をしたら良いですか?

A.
食べ物や水が豊富なキッチンは、Gにとって非常に住みやすい環境と言えます。人間としても食品を置く場所なので、「あまり殺虫剤をまきたくない」と感じる人も多いはず。

まずは、「食べ物の袋や容器を開けっぱなしにしない(密閉する、冷蔵庫に入れる)」「食器棚や引き出しに、Gが嫌がるハッカ油などを用いた虫よけグッズを置く」といった対策を行ってください。

Q.キッチンでGと遭遇してしまった場合、殺虫剤以外で撃退する方法は?

A.
Gは寒さに弱く、冷却して動きを止めるスプレー式の対策グッズが効果的です。
弊社の製品であれば、たとえば「凍らすジェット ゴキブリ秒殺」はシュッと瞬間冷却して殺虫するグッズで、有効成分もハーブなのでキッチン周りでも安心して使えます。

冷蔵庫と壁の間など、7〜10mmくらいの隙間はGが好みやすいので、「ブラックキャップ」やハウス型の捕獲器などを置き、隠れたGまで撃退しましょう。

 

浴室|清潔キープと隙間対策がカギ

Q.隙間が多いという点では、浴室や脱衣所も気になります。「Gの出ない浴室」を作るためには、どんな対策をしたら良いですか?

A.
浴室や脱衣所は湿気も多く、Gにとって住みやすい場所の1つです。
「洗濯物の陰から……」なんて事態を防ぐためには、洗濯物をため込まないようにすること、また、こまめに掃除して清潔さを保つことが重要です。
気になる隙間には「ブラックキャップ」やハウス型の捕獲器を置いて対策しましょう。スプレー型の駆除グッズをすぐ手に取れる場所に置いておけば、さらに安心です。

 

玄関|ドアを開けたとき侵入するケースも?

Q.玄関からGが侵入するケースも多いと聞きましたが、本当ですか?

A.
はい、本当です。
Gは数ミリの隙間でも簡単に侵入できますが、人の出入りが多い玄関はとくに注意が必要です。人間がドアを開けて出入りする際に、うっかりGの侵入を許してしまうケースも実際にあります。

Q.では、「Gが侵入しづらい玄関」を作るためにはどうしたら良いですか?

A.
侵入を防ぐためには、Gが通りそうな場所に仕掛ける駆除剤がおすすめです。
「医薬品ゴキジェットプロ」や「ゴキバリア」など、Gが通っただけで殺虫できるものを使って駆除しましょう。

 

ワンルームの居室|食べこぼしの排除とこまめな掃除を

Q.ワンルームなど「居室とキッチンが繋がっている部屋」には、どんな対策がおすすめですか?

A.
ワンルームや1Kの特徴は、1つの部屋がキッチンと居間の性質を兼ね備えているところ。寝室の役割も果たすだけに、害虫の存在はとても気になりますよね。
こうしたお部屋では、もうとにかく「エサとなるものを置かない」「こまめに掃除する」ことが大切です。
人間にとってはほんの小さな食べ物のかけらでも、Gにとってはご馳走です。食べこぼしを放置せず、食事の後は迅速に片付けましょう。また、お菓子など食品を居室に持ち込む場合は、食べるとき以外きちんと密封しておきましょう。

次回は、さまざまなG駆除グッズの種類と特徴、またそれぞれに適したシチュエーションについて教えていただきます。

今回回答いただいたのは…
<生態・対策方法について>
研究部 研究業務推進室 生物研究課 課長 有吉 立さん
<予防駆除方法について>
研究部 研究業務推進室 学術教育課 係長 浅井 一秀さん
研究部 グループリーダー 原田 惠理さん
取材協力/アース製薬
構成・文/豊島オリカ

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