元宝塚歌劇団男役スター・七海ひろき×CanCam専属モデル・石川 恋の“エモすぎる”スペシャル対談の様子をお届け!

大好評の七海ひろき連載! vol.2にはCanCamモデル石川 恋が登場します!

CanCam10月号からスタートした、元宝塚歌劇団男役スター・七海ひろきさんの連載企画「Emotional-time」。ときめきのスペシャリストと名高い七海さんが考える「エモい」瞬間をさまざまなテーマから深掘りしています。11月号では「好奇心」と題して、CanCamモデルの石川 恋ちゃんとのスペシャル撮影&対談を決行!誌面では掲載しきれなかった内容を、未公開カットとともにCanCam.jpでお伝えします♡

▲かっこよくクールにきめてくれた二人。なんだか探偵ドラマのバディみたい…!?なんて妄想でも撮影現場は大盛り上がりでした!

七海さんによる恋ちゃんへのインタビュー形式で行われた今回の対談。「普段なかなか会う機会がないプロのモデルさん。聞いてみたいことがありすぎて!」と七海さんは質問内容をたくさんメモしてきてくださったんです。スタイリッシュなかっこよさとは一味違う真面目な表情にも、恋ちゃんを含めた現場スタッフ全員が“沼落ち”したのでした(笑)。どんなときも前向きに仕事に取り組む恋ちゃんの姿勢や考え方にもご注目を!では対談スタート♡

七海さんが恋ちゃんにインタビュー!


七海さん(以下、七):まず聞きたいのが…モデルになりたいと思った理由。いつごろ、どんなきっかけでモデルを目指すようになったの?

恋ちゃん(以下、恋):通っていた中学・高校の校則がすごく厳しかったんです。でも、そのころは“ギャル”が流行っていて、それをやりたくて仕方がなくて…! いわゆるギャル雑誌をたくさん読み込んで、休日はそのメイクやファッションを真似して、地元の栃木から渋谷に出かけることが楽しみで大好きでした。東京ガールズコレクション(以下、TGC)も、何度も栃木から見に行っていたんです。

七:へぇ〜!そのころからファッションが好きだったんだね。

恋:そうですね。だから“モデル”という職業にはすごく憧れていました。大学入学を機に上京して、たまたまスカウトされて芸能界へ…。そこで出会ったモデルの子たちは、自分の想像をはるかに超える努力をしていて、「私も頑張らなきゃ!」と触発されました。だけど、はじめの頃はオーディションにも落ち続けるばかり…。でも、落ちれば落ちるほど「もっと上にいきたい」って気持ちが強くなりました。

七:そのメンタルの強さがすごい!「やりたい」って想いが強いから、めげることなく努力しながら前へ進んでいけるんだろうね。拍手だね、拍手!(と実際に拍手し始める七海さん)

恋:私からしたら、宝塚音楽学校の入学試験に合格して、あの舞台に立って…というほうが考えられないくらいすごいことです! 歌もダンスもお芝居もできるなんて…もう神のような存在ですよ!

▲撮影も対談も終始なごやかなムード。はじめましてとは思えない自然な表情です。

七:いやいや、そんな大したものじゃないですよ。いつもね、ちっちゃな自分が「大変だ!大変だ!どうしよう!」って慌てながら自分のまわりをウロウロしてる(笑)。どの世界でも、大変なことが存在するのは変わらないんだよね。生きていく場所でハングリー精神を持って頑張れるって、それだけでもすごいことだと思うな。そうそう、栃木から見に行っていたという憧れのTGCに、今は出演しているんだよね?「夢がひとつ叶いました」というコメント、そしてランウェイを歩いている映像も見ましたよ!

恋:TGCも、出たいと思っていても出られない時期が長かったんです。TGCへの想いは膨らむばかりだったので、出られるようになったときはすごく嬉しかったです!

七:その気持ち、映像から伝わってきました。ランウェイを歩いている姿がすごく楽しそうで嬉しそうで。この場にいられて幸せ、って想いがあふれていて、映像を見ている自分まで気持ちよかった!

恋:すごく緊張したけど、なんていうのかな…夢が叶うってこういうことなんだ、って感動しました。本番後に「ランウェイは最高だっただろう?」と、それまでの経緯を知っているマネージャーさんから声をかけられたときはもう…って思い出すと今も泣きそうになります(笑)。憧れていた場所に立てた、昔からの夢を叶えた、という意味では七海さんも同じですよね。

七:私も宝塚の舞台に憧れて、宝塚を志して、そのステージに立てるようになって…同じく感動しましたね。あぁ、夢が現実になってる…って。あの瞬間って、まさに“エモい”ですよね。“エモい”って言葉がまだ使い慣れないけど(笑)。

▲撮影が始まった直後のワンカット。まだ少し照れが残るふたりの表情もなんだかエモい!?

恋:TGCのステージに立ったとき「ひとつ夢が叶ってもまだこの先があるんだ。この繰り返しがずっと続いていくんだ」とも感じたんです。

七:そうやって、未来に視線を向けられるのが素敵だなぁ。今はどんな目標があるの?

恋:モデルのお仕事をしているうちに、お芝居に挑戦する機会もいただけるようになって。モデルも女優も好きなお仕事なので、どちらかに絞ったりしたくはないな、と。職業の枠に捉われず、新しいことに挑戦し続けたいなと思っています。

七:うんうん、私も同じ。その気持ち、すごくわかるな。

恋:最近は、とにかく「体を鍛えること」が好きなんです。もともとは、CanCamのモデルさんたちのスタイルの良さに衝撃を受けて「やらなくちゃ!」と思って始めたことなんですけど、今となっては趣味のようなものに(笑)。この趣味を生かして、ボディメイクの方法も紹介していきたいし、違う角度ではプロテインのプロデュースもしてみたいし、スポーツブランドのビジュアルモデルもやってみたい。自分で自分の限界を決めたくないなって。

七:すごくかっこいい向上心…! 

恋:いえいえ、20代前半の私は本当にちゃらんぽらんで(苦笑)。これから先のことなんて何も考えていなかったし、何も見えていなかったんです。

七:宝塚時代、下級生の頃の私もそうだったなぁ。日々迫ってくる課題や舞台…そのときの「今」を生きるのにとにかく必死すぎて。

恋:CanCam読者の子たちの中にも、昔の私のように「まだ何も見えていない」という子がたくさんいるんじゃないかって思うんです。CanCam9月号では、「筋トレをすることで、好きな自分になろう」ってボディメイク企画のページもさせていただけて。私自身が雑誌モデルの姿に憧れてここまで来たので、自分が誰かにきっかけを与えられる存在でいたい、それがCanCamモデルとしての使命でもあると思っています。七海さんはこれからどんな挑戦をしていきたいですか?聞きたいです!

七:宝塚というひとつの世界にピリオドを打ってから、舞台やアニメやラジオや音楽活動…本当にいろんな活動をしているのですが、それぞれの世界で出会う人や出来事、そのすべてが刺激的で面白くて。今日、恋ちゃんと撮影やお話をさせてもらっているのも、まさにそう。こうやって恋ちゃんの仕事への姿勢にふれることで、ファッション雑誌の見方がガラッと変わるんだよね。だから、ひとつひとつのお仕事や出会いを大切にしながら、それを次の新しい自分へと発展させていきたいな、と。それから、私は応援してくださるファンの皆さんにすごく支えてもらっているので、ファンの方々が喜んでくれることが何より嬉しい。自分をアップデートしながらファンの皆さんに新しい楽しみをどんどん提供していきたいな。

恋:そんなにもファンの方々のことを想って…素敵すぎます…!!

▲七海さんは茨城県出身、恋ちゃんは栃木県出身…と“北関東トーク”でも盛り上がっていたふたり。すっかり仲良しに!

 

とことんマジメな仕事論のほか、お芝居や美容についての話も飛び出した、七海さんと恋ちゃんのスペシャル対談。現在発売中のCanCam11月号には、さらにエモすぎる写真と対談内容、そして七海さんの想いをたっぷり掲載しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

 

[七海さん分]ニット¥29,800(ユナイト ナイン〈レミ レリーフ〉)、パンツ¥28,000・靴¥18,000(アー・ペー・セー〈アー・ペー・セー〉)、ブレスレット¥140,000・リング¥49,000(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム〈ジャスティン デイビス〉) [恋分]共布ベルト付きワンピース¥16,500(Lily Brown ルミネエスト新宿店〈Lily Brown〉)、イヤリング¥18,000・リング¥12,000(Jouete)
撮影/三宮幹史(TRIVAL) スタイリスト/角田かおる ヘア/原田武比古(Artsy Life/七海さん分) ヘア&メイク/木部明美(PEACE MONKEY/恋分) 構成/旧井菜月、山梨智子(本誌)