愛され上手な「後輩力の高い人」ってどんな人?

愛され上手な「後輩力の高い人」ってどんな人?


女性

会社の中で先輩に可愛がられる人とそうでない人がいるのは、なぜでしょう? もしかするとそれは後輩力の差なのかもしれません。別にこびを売るというわけではありませんが、できれば先輩から好かれるほうがやりやすいですよね。

そこで今回は、「後輩力の高い人ってどんな人なのか」をご紹介いたします。

 

■長所だけを見せず短所をさらけ出す

後輩という立場上許されることと言えば、ミスや失敗。でも、なるべくならそれを見せたくないのが人情ですよね。でも、それを取り繕って長所ばかりをアピールすると、いつの間にか先輩から敬遠されてしまうことも。逆に、自分の短所や仕事上で起きた失敗談を打ち明けてきたらどうでしょう。きっと先輩は、「こんなことを私に話してくれてるなんて、気を許してくれてるんだな」と思うはず。

このように自分の深い部分をさらけ出すことを自己開示と言います。自己開示をすることで、相手の心をときほぐしあなたに対する好意を引きだすことが可能になるのです。

 

■あいさつのときに自ら力強い握手を求められる

会社で相手と話すときには、たいてい最初に挨拶をしますよね。ここで後輩力の高い人は、握手を心がけていると言えます。しかも、ただ片手で握手するだけでなく、両手で手を包み込むように握っているのでは。スウェーデンの精神科学者アストロムの研究によると、力強い握手は信用を相手に与えると結論づけました。

握手をするだけで相手の信頼を勝ち取ることができるのだとすれば、やってみる価値はあるはず。ただし、今のこの時期はあまり握手されるのを好まない人もいますので、その際は会釈を深くすることで先輩の信頼をつかむのもアリです。

 

■お願いの仕方がていねいで先輩を立てる

後輩の特権と言えば、先輩に対して甘えたりお願いごとができる点ですよね。でも、そのお願いの仕方ひとつで、相手に与える印象には雲泥の差が生じます。たとえば「すいません、教えてください」だとやや不遜な印象ですが、「先輩、教えていただけますか?」という尋ね方なら、何だか柔らかく聞こえますよね。これを、疑問形指示の心理効果と言います。

ただ語尾を疑問形にするだけで、好印象を持たれ仕事が円滑になるはずです。後輩力の高い女子は、上手にお伺いを立てて先輩を立てているのです。

 

■目上の人のしぐさや服装を自分の中に取り入れる

先輩の好意を一気に掴む究極の心理テクは何でしょう。それはミラーリングという技術です。これは親しくなりたい相手の身体的行動をマネすることで、親密度を高めるという方法です。昔から、学ぶことは真似ることに始まる、と言われていますが、人間関係においても然りだと言えます。

もちろん、ただ単に真似すると変に意識していると思わせる恐れもあるので、ちょっとしたしぐさや服装のごく一部を自分の中に取り入れてみましょう。ある実験では、上司と同じ服装を着た部下は、出世率が7割も高かったとされています。後輩力の高い女子は、さりげなく先輩リスペクトをしているのです。

 

先輩に好かれる後輩は、えてして素直な性格をしていると言えます。そして質問力があります。自分の分からないことをしっかり把握して、目上を立てつつ聞き出すことができるのです。たとえば「ここはどうしたらいいんですか?」と聞くのではなく、「資料のこの部分がわからないのですが、○○という意味であっていますか?」というように、絞り込んで尋ねる能力があるのです。そして、その後は必ず「有難うございました!」と感謝の言葉を伝える愛嬌を持っていると言えます。逆の立場なら、意図せず可愛がりたくなりますよね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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