頭痛の原因って？自宅でできるケアの方法も合わせてチェック！

連載『カラダに良いこと、やってます』第12回：頭痛について

Eureka整骨院の医院長・石井友葉です。熱き情熱を大切に、患者様ひとりひとりに向き合った治療を心がけています！

連載『カラダに良いこと、やってます』では、“自分らしい健康” を見つけるきっかけを提供していきます。今回は“頭痛”に関してお話してみようと思います。

頭痛の原因とケアの方法をチェック！

現代人のカラダの不調のひとつとして、頭痛があげられます。頭痛を知ることでご自身でもケアできることがあるかもしれません。今回は、頭痛の豆知識をお届けします。頭痛の種類は大きくわけて、偏頭痛・緊張性頭痛・群発性頭痛の3つ！ それぞれの原因と改善方法をチェックしましょう！

頭の片側に起こる偏頭痛

偏頭痛は脳にある血管が拡張し、周囲の神経を圧迫することにより起こります。脳は頭蓋骨で囲まれていて、スペースが限られているため、血管が拡張してしまうと、他の組織を圧迫してしまいます。特に神経を圧迫することで、頭痛を引き起こします。動くことが辛く、ボーッとしてしまうのも特徴のひとつです。

偏頭痛の改善ポイントは自律神経を整えること

血管の収縮活動は自律神経によりおこるため、自分で調節することはできません。自律神経のバランスを整える生活をすることが改善へ繋がります。より意識してほしいのは次の4つです。

1.ストレスフリー

よく、その原因はストレスです。というものがありますが、ストレス過多=交感神経優位なので、自律神経が乱れているということになります。自分なりのストレス発散方法を見つけ、ストレスを溜めないようにしましょう！！

2.バランスのとれた食事

食事の消化を調節しているのも、自律神経です。また、各栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質など)の消化する場所はそれぞれ違うので、偏った栄養バランスの食事をしてしまうと、どこか一つの場所に負荷がかかってしまうため、自律神経を内蔵に負荷をかけるだけでなく、自律神経の乱れにつながるのです

3.アルコールを控える

アルコールは、血流を促し、血管が拡するため、周りの神経を圧迫し、頭痛を引き起こします。頭痛が起きている、または、起きそうなときはアルコールを控えましょう

4.規則正しい生活（生活リズムを一定にする）

自律神経のリズムを最も正す方法は、生活のリズムをととのえることです。起床・就寝・食事・入浴など…できる限り同じ時間・タイミングで行うように意識しましょう。

頭の後ろ～頭に輪っかを描くように起こる緊張性頭痛

緊張性頭痛は肩や頸、頭にある筋が緊張（収縮）し、その筋がついている部分が引っ張られることにより頭痛が起こります。肩頸が凝っていたり、姿勢が悪いと言われる方はいつ、頭痛が出てもおかしくありません。偏頭痛とは、逆で、筋緊張が取れると楽になるので、動いて温まると痛みが軽減されます。

緊張性頭痛改善ポイントはカラダの循環をよくすること

筋の収縮、硬結はカラダの循環が悪くなっている証拠です。筋が動かなくなると、より、循環が悪くなり、悪循環をきたすため、日頃から次の3つのことを意識的に取り組んでみてください。

1.湯船につかる

半身浴よりも、全身浴がおすすめです。肩や頸の循環をよくするためには、半身浴だと、少し時間がかかってしまいます。しかし、全身温まるころには、頭の血流までよくなり、逆に頭痛を促す場合もあります。頭痛を予防するためには、全身浴で10分程度、のぼせないくらいの長さを意識してください。

2.体操、ストレッチをする

特に意識するのは、肩甲骨です。頸と肩の筋は、どちらも肩甲骨に付いています。仕事の合間など隙間時間には手を肩において後ろに大きく回し、肩甲骨を動かすようにしましょう！

3.背中を温める

背中には、肩・頸から付く筋が何層にも重なっています。そのため、背中を温めると効率的に筋を温めることができるので、クーラーの強いオフィスや学校の教室などでは、貼るホッカイロを背中に貼ったりして、カラダを冷やさないようにしてください。

目の奥のほうに激しく起こる群発性頭痛

群発性頭痛の原因は、はっきりとはわかっていませんが、頭の深部の神経が偏頭痛同様に血管に圧迫されていることにより起こっているものといわれています。また、偏頭痛との明らかな違いは、とても、激しい痛みが1か月程度続けて起こるということと、じっとしていられないということです。

痛みを和らげる方法は偏頭痛と同じですが、あまりに辛いときは、我慢せず頭痛外来など病院へ行くことをおすすめします。

頭痛は不調のサインです。普段と違う頭痛だなと感じたときは様々な病気も考えられるので、速やかに病院に行くようにしてください。まずは、自分の頭痛の種類をきちんと理解してそれにあった改善方法で頭痛を緩和しましょう！（石井友葉）

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