首の痛み、ストレートネックのせいかも？その原因と対処方法をご紹介♪

連載『カラダに良いこと、やってます』第7回：ストレートネックの原因とその対処方法

Eureka整骨院の医院長・石井友葉です。熱き情熱を大切に、患者様ひとりひとりに向き合った治療を心がけています！

連載『カラダに良いこと、やってます』で、“自分らしい健康” を見つけるきっかけを提供していきますね。今回のテーマはストレートネックです。

最近、働く環境が変わった人も多く、スマホやモニターに向かう時間が増えた方も多いのではないでしょうか？ 患者さんの症状に頸（首）の痛みを訴える方が増えています。

その痛みの原因ストレートネックかも！

脊柱（背骨）は、ボーリングの球の重さくらいある頭を支えるために、脊柱（背骨）はS字に弯曲…頚椎=前弯（前方に弯曲）、胸椎（背中）＝後弯（後方に弯曲）、腰椎＝前弯（前方に弯曲）しています。

最近よく聞くストレートネックとは、頚椎の前弯がなくなり、真っ直ぐになってしまうことをいい、頭を支えるためのバランスが崩れるため、カラダに様々な、不調をきたしてしまうんです。

気になるストレートネックの原因は？

生活環境や体型など、原因は様々。ここではいくつか紹介します。当てはまるものがあったら、意識して変化をもたらすことで、ストレートネックの改善に繋がるかもしれません。

①背が高い

背が高い方はどうしても普段、無意識前かがみになることが多く、頚が前に行きがちになります。日頃から肩甲骨を寄せて胸を張り、こまめに上を向いて、頚の前側を伸ばすことを意識しましょう。

②PCに顔を近づけてしまう

とくに、デスクワークの方は長時間、同姿勢のことが多いため、顔が前に出る癖がつきます。脳でその姿勢が正しいと認識されてしまうため、日頃の生活の中でも、顔が前に出た状態で過ごすことが当たり前になってしまうんです。正しいポジションで座ること、頭の位置を画面から離すこと心掛けましょう。

③電車で寝てしまう

通勤、通学のとき、とくに下向きで寝てしまう方要注意です。寝ているときは、完全に脱力しているため、脊柱にダイレクトに負荷かかってしまいます。寝てしまう方は、座らない・睡眠コントロールを見直す、乗る前にカフェインを取るなど、眠らない努力をしましょう。

④いすが高い・デスクが低い

よく座る椅子の高さが高かったり、デスクが低いと背中が悪まりやすく、その分頸も前に出やすくなります。座ったときに足がべったりつき、膝・股関節が90度になる椅子、座って手をついたときに肘が70〜90度になる机を選びましょう。vol.2で正しい座り方を紹介しているので参考にしてみてください！

⑤リュックの紐が長い

リュックの紐が長いと、荷物の重さ（重心）が、後ろにかたむいてしまいます。それに対し、体が後ろに引っ張られないようによ自分自身は前重心になるため、頭が前に出る姿勢に。高校生の頃に紐を長くしていたことってよくありましよね？ 10代の骨や関節は柔らかく、変形が起こりやすいため、体に合った長さにすることが大切です。

⑥ソファや布団が柔らかすぎる

ソファや布団でくつろいでいるときは、脱力して、リラックスしているため、筋力がほぼ使われていない状態になります。その環境下で素材が柔らかすぎると、自然と背中が丸まり、頭が前に出やすくなります。座って立ち上がろうとしたときや、ベッドから体を起こすときに、少し勢いをつけないといけないものは柔らかすぎと考えていいでしょう。しっかりと体をサポートしてくれるものを選ぶようにしてください！

今回は6つのパターンを紹介しましたが、頭が前に出る姿勢が多いなと感じる方は注意してみてください。頸がストレートネックに悩んでいる方は、次に紹介するストレッチを取り入れてみてください。寝る前に簡単にできます！

タオルを使って簡単に改善する方法を伝授します！

①バスタオルを2枚丸めたものを、横向きにして、頚におく

かなり伸びるようなイメージで頚が反っていて大丈夫です。

②バスタオルを縦にして、頚が反るのを感じながら、肩甲骨も寄せる。

胸を開くようなイメージです。

どちらも、脱力して、頚の前側が伸びてることを意識しましょう。それぞれ「気持ちいい〜伸びる〜」と感じながら1分くらいが目安です。

慣れてきたら、ポールなど、硬めのもので行なっても大丈夫です！ 

原因は身近なところにあり、気をつけて、意識すれば、治すことができます。当てはまることがあれば、生活を一度見直してみてください！ （石井友葉）

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