「店員さんにタメ口」はモラハラ彼氏の予兆!?

「店員さんにタメ口」はモラハラ彼氏の予兆!?


「店員さんにタメ口」はモラハラ彼氏の予兆!?

最近話題になりつつあるモラルハラスメント(モラハラ)。意味としては、精神的な暴力や嫌がらせのことを指します。もしも、そんなモラハラ予備軍の彼を結婚相手に選んでしまったとしたら…結婚生活はお先真っ暗になってしまいます。どうしたらその予兆を見抜けるのでしょう。そこで今回は、「こんな言葉はモラハラの予兆?」をご紹介いたします。

■「俺はこういう人間だから」

モラハラ予備軍の特徴として、一番に挙げられるのは価値観が単一的で異なる様式を受け入れないという点だと言えます。人間は心の奥底で、自分は正しくありたいと思っています。そのため、自分は正しいという心理的自己正当化を無意識でしたくなるのは普通のこと。

特に心の距離が近い恋人や夫婦関係ではさらにそれが強くなり、相手を自分の価値観に合うように変えようとしてしまいます。本来なら、それぞれの違いを理解し受け入れることで、お互いに影響を与え合い変化・変容していくはずなのに、自分は変わらず相手に変わってもらうことを強いる人は、こういった言い方でシャットアウトしてくるでしょう。

 

■「どんな家庭で育ってきたの?」

アメリカの精神科医エリック・バーンは、「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。」という有名な言葉を残しています。確かにそうですよね。でも、モラハラ傾向のある人には、それは通用しません。

何かふたりの間にトラブルがあったときに「どんな家庭で育ってきたの?」など、相手の家庭環境や親からの教育について責めるような発言をするようならアウト。変えられない相手の過去に関してまで、非難するモラハラである可能性が高いと言えます。

 

■店員さんに対してタメ口

弱い立場の者に強く出て、サービスを受ける側になると高圧的になるのはモラハラの特徴。普段接している分には問題なく見えるのに、店員さんに対してなぜか上から目線になる人は危険度が高いと言えます。自分の立場を勘違いして横柄な態度をとる人は、親しくなるとあなたに対しても高圧的になる可能性大。

このように弱者やサービス提供側に対して、立ててもらえる・もてなされることを前提に接してくるようなら、いつも召使のようにしていなければならないかも。

 

■「お前が言ったからやったのに○○だったじゃん」

モラハラと責任転嫁はかなり密接だと言えます。「お前が言ったからやったのに○○だったじゃん」などと責任転嫁する人は、自己愛が強く自分の失敗に甘い傾向があります。

そのため、自分がミスをしても他の人のせいにして、責任をなすりつけようとしてきます。その根底にあるのは自己防衛願望。自分に対して完璧な自分、何でもできる自分というイメージを壊したくない一心で、失敗をしたときに自分のせいではないと回避しようとする心理があるのです。その結果、モラハラに結びついてしまうことが少なくないでしょう。

 

モラハラをする男性は、実は劣等感が非常に強いタイプが多いといえます。自分に自信が無いため、その裏返しで相手を見下したり、相手をコントロールすることで自尊心を保とうとするところが。子供時代の愛着行動がここには大きく関わっており、厳しくしつけられ過ぎたり愛情が不足していると、自己肯定感の欠如からモラハラに走る場合も少なくありません。そのくらい根が深いため、可能なら避けたいところですが、もしもあなたがそれでも彼を選ぶなら、深い愛情で包んであげることが大切になってくると言えます。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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