土用の丑の日ってそもそもなに?ウナギを食べるようになった理由は…

ウナギが食べたくなる!土用の丑の日って何の日か知ってますか?


うなぎ

7月21日は土用の丑の日! 気温もぐんぐん上がって本格的に夏が始まりそうですね。夏バテ防止にも最適なあれを食べたい季節になりました。そう「ウナギ」です。

「土用の丑の日」にウナギを食べる風習がありますが、そもそも土用の丑の日っていったい何の日か、ご存じですか? 知ってると周りに教えたくなっちゃう季節のイベント雑学、今回は「土用の丑の日」について深堀りします!

 

■土用の丑の日ってなに?


日本には1年を24等分し、それぞれ名前をつけて季節の変化を表す「二十四節気」というものがあります。「土用」とはこの二十四節気を補う「雑節」のひとつで、土用の期間は立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。

この期間に12周期で巡ってくる干支の丑の日にあたる日を「土用の丑の日」と呼びます。
ちなみに、2020年の土用の丑の日は…

冬:1月23日
春:4月16日 4月28日
夏:7月21日 8月2日
秋:10月25日 11月6日

季節によって土用の丑の日が2回あるのは、18日間を12周期で干支が巡っているからなんです。夏の1回きりじゃないんですね!

 

■土用の丑の日にウナギを食べるのはなぜ?


なぜ「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣ができたのでしょうか。その由来に関しては諸説あるのですが、一番有名なものをご紹介します!

時は江戸時代、夏になると鰻屋はウナギが売れなくて困っていることを、当時「天才」と呼ばれた平賀源内に相談しました。実はウナギの旬は夏ではなく秋~冬で、こってりとした味のウナギの蒲焼きは夏にはなかなか売れなかったのです。

相談を受けた平賀源内は「丑の日は『う』のつくものを食べると縁起がいい」という風習にならって、「本日土用の丑の日」と張り紙を出すようアドバイスしました。その張り紙が功を奏してウナギが飛ぶように売れたんだそうです。

これがきっかけで、特に夏の土用の丑の日にウナギを食べる習慣が始まり、現在にも引き継がれているのです。地域によっては、ウナギ以外の「う」のつく食べものを食べる習慣があるみたいですよ。

 

夏バテ防止にも、精のつくものを食べようという意識は昔も今も同じ。スタミナをつけて暑い夏を乗り切りましょう!(岩川菜奈)

 

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