昨日9月8日の「中秋の名月」に続き、本日も“月”ネタです。そう、すでにあちこちで話題ですが、本日9月9日(午前10時半ごろ)、「スーパームーン」が見られるそう!
今年は、7月、8月、9月と、1年に3回もスーパームーンが見られる珍しい年。スーパームーンとは、月と地球の距離が近くなるため、いつもより大きく明るい満月(新月を指す場合もあるとのこと)のこと。
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こうした月や星などの異常現象は、神秘的であり、“スピリチュアル”な要素を多く含んでいる気がします。満月の日に財布の中身を全部出して“カラ”の財布を、月に向かってフリフリするとお金が貯まる……とか、流れ星にお願いをするのもそうですし、「満月の日は犯罪やお産が多い」など“血”にまつわる話もよく耳にします。そういえば、月の満ち欠けの周期と生理周期も“約28日”と同じですよね。
そして、月や星の位置や動きと人や社会を結びつけた“占星術”という占いを、人生の岐路で迷う人の心を導く手段として使う人もいるかと思います(私も例にもれず、こうした占いは必ずチェックするタイプ)。良い結果が出れば両手をあげて万歳、悪い結果が出たとしても「そんなツイてない事もあるよね」と納得できるというか。自分ではどうあがいても変えられない運命は、月と星におまかせしちゃえ! で、うまくいったら「ありがとうございます!」と感謝の言葉をのべつつ、空に手を合わせるって話です。
ちょうど15年前……「1999年9月9日」……、全世界をザワつかせた日でもありました。覚えていらっしゃいますか? そう、“占星術師・ノストラダムス”が予言した世界終末の日です。偶然にも、今年、スーパームーンが見られる9月9日は、15年前、“世界滅亡の日”として世界中の人々が「一体何が起こるのだろうか……」と注目していた日でありました。過ぎてしまえば、「あぁ、そんなこともあったね」と思い出話でありますが、当時は、本気で地球の行く末を心配したものです。
こうして人間は古くから、月や星の位置や動きを見て未来を占ったり、時に、月の未知なる力の恩恵を授かろうと空に手を合わせてきました。科学的根拠はないですが、やはりスーパームーンが見られるとあれば、密かに空を見上げて手を合わせてしまう自分の姿が容易に想像できます……。いえ、こうした機会に、自然のパワーをあらためて感じるのもいいものです。
さてさて、今日は雲がすっきり晴れて、スーパームーンのお姿、拝見できるでしょうか。今日はなんだか空を見上げて歩く人が多そうですね(見上げて歩いて事故やケガ……なんてことにならないよう、充分気を付けましょう)。(さとうのりこ)
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